前回は能書きを垂れましたが、実際見に行ってみました。多摩ニュータウン永山団地。
無印良品さん、さぞ素敵なリノベーションをしているのでありましょう。私は他にも無印良品のリノベーション物件を見に行ったことがあるので知っているのですが、普通の集合住宅の建物があって、ドアのその先に「異世界…!」って思うほどの別空間が広がっているというのがリノベーション住戸大の見せ所と勝手に思っているので、むっちゃんと、我が妹ナタリーにその様子を見せるのが楽しみで楽しみで…という感じでございます。
というわけで、永山団地に車で向かってみました。
今日は買える家見にいくよ!といってむっちゃんを連れ出しましたが、朝早かったこともあって「眠い」とのたまうむっちゃん。小田急永山駅改札集合。いつもの担当者さんと、無印良品の家のチームメンバーも数名いらっしゃってました。永山団地はいわゆる多摩ニュータウンと呼ばれる有名な集合住宅地なのだそうで、どこを見ても団地、団地というエリアな印象でした。ここの数ある団地のなかの2部屋をMUJI HOUSEさんがリノベーションしているとのこと。楽しみだぜいっ。
永山3丁目第一住宅 #01
駅から徒歩10分。最初の物件は築46年の物件で、団地の3階にございました。団地はエレベーターが設置されていないことが多く、むっちゃんも、赤子を抱えたナタリーも、私もゼイゼイいってました。ようやくたどり着いた3階、普通の集合住宅の無骨なドアの前。そのドアを満を持してそっと開けてみたら…
差し込む白い光…わああああ!
やっぱりびっくりしました。そこは終の住処、柔らかい、優しいおうち。団地の外観からは想像もつかないほどの可愛らしい住居がお目見えしました。
一同「うわーっうわーっ!」「これはいいわあ!」「素敵だわ!」と雄叫びをあげます。間口いっぱいに広がったLDKとアイランドキッチンが特長的な最高の空間です。ふふふ…やっぱりびっくりしたか…! しかしMUJI HOUSEさん、流石やりますわ…!と得意げな私をとくに気にする様子もなく、むっちゃんとナタリーは部屋を探検していました。
MUJI HOUSEさんのリノベーション物件は「MUJI INFILL 0」と称して、部屋の構造に関わらない扉や柱を全部取っ払って、一室空間をつくるところからはじまります。そしてそこに居住に必要な物を追加していくのが「MUJI INFILL +」。こちらの物件は、0も+もすでに施された後の物件だったのもあって(しかも家具付き)、それはそれはすばらしい生活をイメージできるような空間に仕上がっていました。ナタリーの赤ちゃんはぽんと床に置かれ、まるでつくり付けの赤ちゃんのように住居に馴染みました…
感動も収まらぬうちに、もう一軒の住戸へ…
永山3丁目第一住宅 #02
二戸目は団地の違う棟につくられているとのことで、一旦外へ出て違う棟へ移り、またエレベーターなしで5階まであがりました。いい運動になりそうです! 次の物件も先ほどと同じく築46年、51.19㎡の住居でした。こちらのおうちは先ほどとちょっと嗜好を変えてあり、黒い縁取りがアクセントとして効いています。少し男らしい感じのするおうちでした。とてつもなくかっこいい! むっちゃんとナタリーは先ほどまでの感動はないまでも「ここもいいわあ」とすでにくつろぎ始めました。
ところで、以前のアンケート回で密かに「リノベーション物件は選択肢に無い!」と豪語していたむっちゃん。理由は、配管などの共有部分が古いまま使われているのが嫌なんだそうで(それ、私も気になってた!)、そのあたりも詳しく聞いてみましたら、「この団地は管理状態が良く、修繕もしっかりしているので共用の配管もすでに交換している」らしく、あまり気にしなくても大丈夫なんだそうですよ。確かに団地は小規模な中古マンションとかよりも、システマチックにその辺はチェックがされていそうな予感。ひとつ心配事が減りました。
まとめ
今回見た物件は、ともに1,800万円前後で販売されていたということで、実はすでに売却済でした。買えへんねん。すまんな。しかし、単純に35年ローンを組んだとして、だいたい月に6~7万円のローン返済ということになるそうです。あんなに素敵な住居が月々6万円で手に入る!? 素敵すぎませんか!? むっちゃんに意見を聞いてみました。
「外観と内装のギャップはやっぱりすごいと思ったけど…エレベーターないのは自分の現実的には難しいかもしれないなあ」とのこと。確かに、階段上るの全然へっちゃら!って人もたくさんいると思うけど、そうじゃない人もいっぱいいそうですよね。でもこうやっていろいろな住居を見ることによって、自分の中での優先順位というものもはっきりしてくるのでありましょう。どんな家でも気になったら、見てみた方がいいのでしょうね。そんなわけでまだまだ、家探しは続きます…。