理想の家、これだけは譲れない?

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無印良品の家で実施した、第4期第8回「理想の家」についてのアンケート、皆様ご回答いただきありがとうございました! 友人・むっちゃんが語ったように、みなさんの中にも「理想の家」への展望がたくさんあり、家って本当に素晴らしいな~と思った次第でございます。夢がどんどん広がっていきますよね! というわけで、アンケート結果を受けて私がいろいろと思ったことを書き連ねて行く回という風にしたいと思います。どうぞお付き合いいただければと思います。

※理想の家として考える要望のうち、「これだけは譲れない」という回答の割合(住宅の購入資金を度外視して「絶対実現したい」を選択した人が、予算オーバーしたときに「絶対妥協できない」を選ぶ割合)

住宅の購入予定があり、かつ、戸建てを検討している方
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耐震性はあたりまえ

住宅の購入予定があり、かつ、戸建てを検討している方(未購入者)が回答する「建物の耐震性」は、「絶対に妥協できない」が77%と圧倒的な妥協できなさを誇っていました。
地震大国日本。いうなれば耐震性というのは「絶対死にたくない」ということと相違ないと思われます。これは当たり前といえば当たり前なのですが、同時に「当たり前に耐震性はあって欲しい」という最低限の欲求だったりするのかも、とアンケートを見ていて思いました。そうですよね、こんだけ地震地震といってる中、耐震性は妥協してもいいや。という風には、なかなかならないですよね。つまり、家を買うにあたって耐震性は「絶対備わっている」、と皆さん思っているということかもしれません。

ハウスメーカーに意外とみんなこだわりはない

一方、「依頼したいハウスメーカー・建築家である」という質問に関して、私は思ったよりもみなさん「妥協してOK」だったのがちょっと衝撃でしたよ。戸建てを建てたい方でハウスメーカーに妥協できない人の割合は7%という低さ。マンションの場合は、なかなか建てて欲しい方に建ててもらう場合が少ないというのは納得ですが、戸建ての場合もさほどハウスメーカーにこだわらないというご意見が多く、そうなのか…!と思いました。
ちなみに建売り住宅を買う場合と、ハウスメーカーが一から建てる場合(注文住宅)とで、金額ってどれくらい違うものかとお聞きしましたら「だいたい2~300万円物件価格の10%(もちろん内容によって金額は上がったり下がったりするよ)」の違いだそうで、それであればみなさん好きなハウスメーカーで好きなように建てたらええやん、と思いましたが、縁故関係があったりしてその辺はどーでもいーわい。という意見が多いのでは?という見解。
そういわれてみればなるほど~。親が○○で建ててたから、って理由とかもとても多そうですものね。無印良品の家すごくいいから、みんなどこでもいいなら無印良品の家で建てて~と思ってしまうのは、私が無印良品に傾倒しすぎているからでしょうか…いけませんわね、ニュートラルにいかなくては…。

で、実際に家を建てようと思うときに、すごく素敵な家に住みたい!と当然思うわけですが、そんなときは建築家に家を建ててもらうのが理想なのではと思われます。ですが、実際に建築家に建ててもらうと、費用が膨大にかかってしまいそうです。地元の工務店に頼むと、ちょっと思い通りとはかけ離れた家が建つという流れになってしまいそうで不安です。建築家には、みんながみんな頼めるわけではないし、ツテもない、そんなときは無印良品を選んでもらえたら、と思うのです。建築家の考え方をそのままパッケージにしているのが「[simple_tooltip content=’「木の家」は難波和彦氏、「窓の家」のは隈研吾氏が、デザインアドバイザーというかたちで開発に関わっています。こんなすごい方たちがつくった家が誰でも買える、それが無印良品の家でありますっ。’]無印良品の家[/simple_tooltip]」なのでありますよ。

あなたが購入した家は、購入前の条件をどこまで実現しましたか?

戸建てを購入した方(購入者)
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あなたが理想とする家の条件を住宅の購入資金のことを度外視した「理想」でお答えください。

住宅の購入予定があり、かつ、戸建てを検討している方(未購入者)
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外観デザインはみんな気にする

未購入者に限っていえば、外観デザインは譲れないところらしく、戸建て派の38%の人が「希望通り実現させたい」、54%が「なるべく実現させたい」で、「妥協しても良い」が8%でした。「妥協しても良い」が少ない…! 外観デザインはいうならば「おしゃれ」ですものね! ルックスです、ルックス。これは大事と思うのも私はわかるなあ。建てるんだったら絶対妥協はしたくないところだし、そこを自由にできるからこそ戸建てに住みたい!という意見が出てくるのでしょうね。内装デザインも同じく、「実現したい」が53%、「なるべく実現したい」が43%、「妥協しても良い」が4%と、こちらは内面美といってもいいのではないでしょうか。妥協してもいいは、外観デザインよりさらに少ないですね。内面の美しさも絶対保ちたい、その気持ち、めちゃくちゃわかるし、切実です。

そして実際に購入した人の52%が、「希望通りに実現した」という結果が外観と内観デザイン、一緒の数字でございますね。半分以上の方が希望通り実現ということです。外観デザインは毎日見るから、あの家に帰るんだって毎日思えるかなってところは大事だなぁと思うわけです。「室内はいいのに外観はイマイチなんだよなー」と思いながら家に帰るのってちょっとしたストレスですよね。そして客観的にも外観をみると、あんな家に住んでみたい~と思い、夢が膨らんでいきます。「あんな家に住んでみたい」と思うきっかけになるので、やはり外観は大事なのではないでしょうか!?

理想の家は、お金をかければ実現するもの…単純にそういうわけではなく、いろいろな兼ね合いを感じながらつくり上げて行くものなのですね。ある程度は決まった制約があり、ある程度は自由がきく、家を建てるというのはそういうことなのかもしれません。私の場合三鷹の家は、ほぼ建売りといっても過言ではないので、自分で決めることは少なかったのですが、一から家を建てる人になってみたらきっとそれはそれは大変な道のりなのですね。次号もアンケート内容に触れて、意見をいいたいと思います。引き続きよろしくお願いします!