第2期第2回「住まいえらびについて」

第2期 2008年〜 | 2009.1.13

今、自分の暮らしにあわせた住まい方を実現するため、古い建物を購入している人が増えています。
無印良品からみなさまへの質問は「中古のマンションや建物を購入した場合、改修・改装して住んでみたいですか?」
今回のアンケートからわかったことは、住宅購入を考えている人の約70%が中古住宅も検討しているということでした。

●回答総数:9,554名
●実施期間:2008年11月20日(木)~2008年11月25日(火)

Q. 住まいを購入するとしたら、どのような住まいをえらびますか?

検討したいもの、選択肢の一つとして考えているものをお聞きしました。

住まいえらびでは、新築だけを探しているという方が29%、それ以外の71%の方が中古物件を検討の対象にしています。
これからは良質な中古物件のストックがあふれてくる時代です。「中古物件を購入後に改装して住む」という方はまだ10%ですが、これからもっと増えるように思えます。

Q. あなたの思う、中古物件のメリットは?

Q. あなたの思う、中古物件のデメリットは?

中古物件のメリットの一番は「新築に比べて費用が安い」ということ。その他の回答をみると、安くて場所のいい、そして思い通りの間取りを実現できるという、自分で住まいをえらぶという意志の強さを感じます。
一方、デメリットでは「建物の構造や安全性がわからない」「改修・改装の費用がわからない」など、中古物件を購入するための情報が不足していることが課題に思えます。
また市場でも中古住宅はまだまだ少なく、思い通りの物件が少ないようですので、いざ購入しようとした時、どのように探したらいいかわからないというご意見も多いことから、ここでも情報の不足を感じます。

Q. 「リノベーション」という言葉をご存知ですか?

実際にリノベーションをして住んでいる方は1%とまだ少ないですが、それに比べて、リノベーションという言葉を知っているという人の多さにはとても驚きました。みなさまの関心の高さを示すものだと思います。
フリーワードのコメントでも多くの方がリノベーションという住まい方を支持していました。古い物を活用し、経済的でかつ自分の理想の家を手に入れる方法として、また、ものを大切にするという価値観ともあわせて、この考え方を肯定的にとらえているようでした。
今後は、中古住宅を市場に多く普及させる情報やさまざまな取り組みが見直されていくと思います。みんなで考える住まいのかたちプロジェクトでは、さまざまな情報を集めてみなさまに発信していきたいと思います。