第1期第3回「家族とのコミュニケーションについて」

第1期 2007年〜 | 2008.3.20

2月初めに実施した第3回アンケート「家族とのコミュニケーション」についてのアンケートでは、家族の団らんをテーマにしました。
子供の頃・現在・将来の団らんの場所や時間についてお聞きしました。
子供の頃の思い出が、将来の理想の団らんのかたちを決めているようです。

●回答総数:7,751名
●実施期間:2008年1月29日(火)~2月12日(火)

【家族の団らんは食事が中心】
現在の団らん場所で最も多かった回答はダイニングテーブル(47.5%)でした。
アンケートの結果から、茶の間やこたつが日本人の原風景と考えられますが、茶の間の発展形がダイニングなのでしょう。今も昔も、団らんの中心は食事といえそうです。

【こたつで団らん】
将来の団らんのイメージは、1位リビングソファ、2位ダイニング、3位床座、4位こたつ、5位テラス、6位茶の間…と続きます。
4位のこたつ(29.2%)は、日本人の文化といえるでしょう。現在だけでなく将来も、こたつで団らんと答えている人が多いことも、興味深い結果でした。

【いつかは2人でゆっくりしたい】
これがみんなの理想ですね。将来の団らんで一緒にいたい人のトップは配偶者(92.6%)でした。時間も3時間以上という人が19.9%となっています。家族の最終形は2人です。そのときにゆっくり快適に過ごせる空間がほしいものです。

【将来はいろりで団らん】
いろりで団らんをしたいと答えた人が2.0%います。現状でいろりを持っている人は少ないと思いますが、いろりのある家庭も将来増えてくるのかも知れません。

以下の図は団らんの場所の変遷です。
過去・現在・未来のつながりを線で表しています。太い線が強い傾向値を示しています。
団らんの理想形は、子供の頃の楽しかった原風景と大きな関係性がありそうです。

将来の団らんの場所“茶の間”選択者の過去の変遷

将来の団らんの場所“こたつ”選択者の過去の変遷

将来の団らんの場所“床座”選択者の過去の変遷

将来の団らんの場所“リビングソファ”選択者の過去の変遷