No.78
ディテールにまでよく気を配っていることが、時間を経てはっきりしてくる住まいです
MUJI INFILL 0 | 2023.9.12
東京都調布市のマンションにあるTさんご家族のお宅は、「MUJI INFILL 0」によってリノベーションされた住まい。広々とした室内は白を基調としており、明るい雰囲気で統一されています。
Tさんご一家は、ご夫妻とお子さま、そして2匹の愛猫たち。新しい住まいで暮らし始めて、約1年が経ちました。
以前は墨田区の賃貸のマンションにお住まいだったご夫妻。お子さまが生まれたことをきっかけに、長く快適に暮らせる住まいへの引越しを考えるようになりました。
「当初は、賃貸から新築マンションの購入も含めて、幅広く考えていました」
そう振り返るご夫妻ですが、次第に中古マンションのリノベーションへと心が傾いていきます。
「家族全員がのびのびと過ごせる広々とした住まいがいいなという願いがありました。加えて、以前から、自宅にアトリエを設けて趣味の陶芸をしたいという夢がありました。住みたいエリアを考慮すると、自ずと選択肢がしぼられてきました」
そう語る奥さまにご主人も頷きます。
いくつかのリノベーション会社を比較検討していく中で、ご夫妻は「MUJI INFILL 0」に興味を持つようになり、ショールームを見学に行きました。
「妻ともども気になっていたのですが、実際に見て、より好感を持ちました。僕は、開放感のある間取りがいいなと感じました。海外の映画で見るような広々とした一室空間に憧れがありましたから」(ご主人)
「私もシンプルなデザインが素敵だな、と感じました。さらに断熱や防音といった性能面の高さにも信頼感を持ちました。決めた後の話になりますが、実際にリノベーションする際も、スケルトンにして配管などの構造部分にも目配りして進めてもらえました」(奥さま)
「MUJI INFILL 0」でのリノベーションに大きく心が傾いたご夫妻は、さらに詳しく調べていきました。
「ホームページの『住まいの実例』は全部見たと思います。気に入った間取りやデザインを二人で共有して、住まいへのイメージを作っていきました。さらに見学会に参加して実際の暮らし方を拝見し、お住まいの方にお話をお伺いすることで、イメージをより具体的なものにしていきました」(ご主人)
慎重に検討を重ねた上で納得して「MUJI INFILL 0」を選択したご夫妻。お二人の希望に合致した住まいも見つかって、リノベーションを開始しました。
住まいづくりは「開放感があり、明るい住まいに」という基本のコンセプトをベースに、ディテールを決めていくという方針で進めました。
「子どもが生まれて間もなかったこともあり、時間の制約がある中での作業でした。だから、ある程度セレクトされた中で仕様を決められるところが助かりました。その分、時間と手間を間取りに集中することができましたから。無印良品らしい飽きのこないデザインで統一されているところも良かったですね」
そう口を揃えるご夫妻。家事などの動線を確保しつつ、リビングダイニングにキッチン、寝室などに加え、3人それぞれのスペースを設けました。
随所にそれまでの生活で得たアイデアも盛り込みました。
「洗濯をスムーズにできたらな、と考えていたので、サニタリーの洗濯機の横に洗濯物を干せるスペースと、そのまま畳めるカウンターを設けました」(奥さま)
「どうしても『物』は増えるのですが、できるだけすっきりとした室内にしたいと思ったので、収納などをうまく使って、隠すことを意識しました」(ご主人)
限られた時間を最大限有効に活用しながら完成させた、新しい住まい。その住み心地には、ご家族みなが満足しているそうです。
「住んでみて、ネガティブな要素を感じたことがありません。ディテールにまでよく気を配っていることが、時を経て分かってきました。子どもも、お友達と一緒に家の中を回遊しながら遊んだりして、今の住まいでの暮らしを楽しんでいます。親族や友人にも好評で、『MUJI INFILL 0』に興味を持った方もいますよ」(奥さま)
「性能の高さを実感しています。窓を開けてはじめて外の暑さ寒さに気付かされることはよくありますし、窓を閉めると外からの音は聞こえてきません。家族どうしの気配を常に感じながら暮らせるところが、心地よくもあります。妻の陶芸スペースを通って私のワークスペースに行くという間取りにしたのですが、互いに声を掛け合いながら仕事をするようにもなりました」(ご主人)
お子さまの成長に合わせてキッズスペースを個室にすることなども想定しながら、新しい住まいでの暮らしを満喫しているご夫妻。「MUJI INFILL 0」でのリノベーションを考えている方々に向けて、アドバイスをいただきました。
「自分たちの生活を見直して、何が必要かを明確にしておくことをお勧めします。実際に図面を見ながら間取りや家具の配置をシミュレーションすると、より具体的にイメージすることができると思います。あとは『暮らしの変化』を楽しむ気持ちも大事かな、と思います。私たちの場合は、住むエリアも含めての大規模な変化でしたが、担当の方やファイナンシャルプランナー、不動産会社の方に至るまで、チームのようにサポートしてもらえたので、こまめにコンタクトを取りながら、不安を取り除いて前向きに『変化』に対応していくことができたと思います」