No.74
「これでいい」というコンセプトの住まいだからこそ、心地よく暮らせています
MUJI INFILL 0 | 2023.5.9
東京都豊島区のマンションの一角にあるIさんご夫妻のお宅は、「MUJI INFILL 0」によってリノベーションされた住まいです。白を基調にした内装に、木製の家具やブラインドが映える、落ち着きのある雰囲気。
暮らしはじめて1年を過ぎたI様にお話を伺いました。
ご結婚を機に賃貸の集合住宅に移り住んだご夫妻ですが、ほどなくして引越しを考えるようになったそう。
「以前の住まいも、近所にありました。穏やかな雰囲気のこのエリアが、とても気に入ったので『この街で、心地よく長く過ごせるような住まいで暮らしたい』と考えて、中古マンションを中心に探しはじめました。マンション探しと同じタイミングで、リノベーション会社選びも始めました」
そう振り返るご夫妻。当初は、インターネットでいろいろなリノベーション会社を見ていましたが、無印良品の店舗で「MUJI INFILL 0」の存在を知り、興味を持ってリノベーションのセミナーに参加しました。
「もともと、無印良品の製品が好きで、家具などを愛用していました。シンプルで飽きのこないデザインなど、製品に通じるコンセプトに好感を持ちました。キッチンや床材などの仕様も、ある程度標準品がセレクトされた上で、カスタマイズもできる余白が残っている。そのバランスが、ちょうどいい、と感じました」
そう語る奥さまに、ご主人も言葉を継ぎます。
「性能面はもとより、お互いの仕事のスタイルや、家族の形態も変わっていくことにも対応できる可変性の高さが、すっかり気に入りました。最初にお話を聞いてからは、『MUJI INFILL 0』以外の選択肢は、私たちの中では出てきませんでした。金銭面に関してもファイナンシャルプランナーさんをご紹介いただけたので、安心して進めることができたと思います」
モデルルームの見学などを通じて、実際の住まいのイメージをより具体的に膨らませ、「MUJI INFILL 0」への理解を深めていったご夫妻。スピーディーではありましたが、十分に納得した上で、リノベーションを行うことになりました。
「以前の住まいで、最も気になったのが、日当たりの悪さだったこともあり『明るい住まい』になることを意識して、白を基調に、床材なども明るい色合いを選びました」(ご主人)
基本のコンセプトに加えて、随所にそれぞれの希望を組み込んでいきました。
「キッチンは、憧れだったアイランド式にしました。シンクも広めで、気持ちよく料理ができる点が気に入っています。担当の方からのご提案を参考に、キッチンの色味はグレーにしました。家電の色とのバランスを考慮したのですが、見た目がすっきりした上に、統一感も出ました」(奥さま)
完成した住まいでの暮らしには、お二人とも満足しているそうです。
「水回りをはじめ、生活動線を意識したつくりにしたので、さまざまな作業がストレスなくできます。共働きなので、暮らしやすい動線にしてよかったと改めて感じています。」
そう口を揃えるご夫妻。広々とした一室空間の「リビングダイニングキッチン」で過ごす時間が多いとのことですが、ワークスペースでお仕事をする時間も多いそう。
「窓の多い住まいですが、外からの音はほとんど気になりませんし、エアコンも1台稼働させるだけで、暑い時期や寒い時期も住まい全体が適度な温度に保たれているので、どこにいても快適に過ごせています」
それぞれのご親族やお友達からの評判も上々。友人を5人ほど招いた際も、ゆったりしながら楽しいひと時を過ごせたそうです。
お互いの休みが合う日には、一緒に料理をすることも。
「と言っても、妻がレシピや調理の段取りを考えて、僕は野菜を切ったりするだけですよ」
と笑うご主人ですが、シンクやバスルームなど水回りを綺麗に保つなどの家事を率先して行いながら、「スペースの使い方などの細かな部分や、掃除の仕方など」を日々改善しているといいます。奥さまも、観葉植物などを少しずつ増やしながら、より良い住まいにするための工夫に余念がありません。
新しい住まいでの暮らしを満喫しているご夫妻に、これからリノベーションを考えている方々に向けて、アドバイスをいただきました。
「リノベーションのみならず、住まいをつくることって、人生でもあまりない機会だと思います。だから『大事にしたいこと』をある程度、明確にできると良いのではないかと思います。私たちが特に気を配ったことは『違和感のなさ』。自分たちの好みやライフスタイルに添って、必要以上に装飾することのない、シンプルで清潔感のある住まいにすることを意識しました。あと、間取りや動線といった部分で『効率性』や『機能性』を頭に入れておくと、ストレスの少ない住まいになると思います。
『MUJI INFILL 0』には、無印良品のブランドコンセプト『これでいい』が、しっかりと反映されていると感じています。どこかだけが、突出するのではなく、全体にバランスよく満足できるような工夫がなされている。その適度さが、私たちにはとても心地よい。飽きのこないデザインの住まいだから、アレンジも楽しみながら、長く暮らしていけると思っています」