No.72
生活動線を考え抜いて、回遊できる空間をつくりました
MUJI INFILL 0 | 2023.3.14
横浜市の丘陵地に広がる住宅街。その一角に建つマンションに、「MUJI INFILL 0」によってリノベーションされたTさんご夫妻のお宅があります。
白を基調にした室内に観葉植物がよく映える住まいに暮らしはじめて約1年半。「とても気に入っています」とおふたりは口をそろえます。
以前は賃貸のマンションに住んでいたご夫妻ですが、暮らしているうちに、部屋の寒さなどが気になるようになり「心地よい住まいで長く暮らしたい」と、引っ越しを考えはじめました。住みたい地域やお互いのお仕事などを考えた結果、中古マンションのリノベーションに絞ったおふたりは、リノベーション会社を探し始めます。
「情報収集をしていく中で『MUJI INFILL 0』のことを知りました。基本的な性能の高さ、間取りの自由度や可変性の高さに魅力を感じて、ホームページの施工事例を見るようになりました。シンプルなデザインもいいなと思って、個別相談会に参加してみることにしました」
相談会で詳しい話を聞くことで、さらに興味が高まったお二人は、オンラインでの入居者宅の見学会にも参加します。
「見学させていただいたお宅がとても綺麗で、『こんなところに住めたらいいな』と、一気に無印良品でリノベーションしたいという気持ちが高まりました。暮らしている方のお話しもとても参考になって、『自分たちだったらどう暮らそうか?』といった具体的なイメージが湧いてきました」
その後もファイナンシャルプランナーへの相談などを通して、理解を深めていったご夫妻。他社とも比較して、デザイン、性能などが総じて高いクオリティでまとまっており、価格的にも納得できる、ということで「MUJI INFILL 0」を選択しました。希望条件が整理できていたこともあり、物件探しはスムーズに進み、いよいよリノベーションを開始することになりました。
「可変性の高さという特長を生かしたいと考えて、ある程度広さのある住まいを選びました。ライフスタイルや家族構成の変化に合わせて、間取りを変えていきたいなと」
長く暮らしていくための住まいに、という基本コンセプトをベースに、ディテールはお二人の希望を組み込んでいきました。
「プライベートな空間も確保したいという思いから、ピアノの演奏とリモートワークをするワークスペースと、寝室には仕切りを作りました。ただしワークスペースは扉を開ければ開放的になるつくりにして、住まいの回遊性を高めました。リビングダイニングには、アイランドキッチンを設けて、お互いの存在を感じながら、それぞれのペースで過ごせるような空間にしました。大きめのウォークインクローゼットや、キッチン脇のパントリースペースなどまとまった収納をつくることで、すっきりとした住まいになるようにしました」
解体してみると状態のよかった天井や寝室の壁は、あえて塗装せずにコンクリートの躯体を生かすなど、ご夫妻の好みも反映させました。
実際に暮らしはじめて、いちばん驚いたのは「断熱性能の高さ」だとお二人は口を揃えます。
「以前の住まいは夏が暑くて冬が寒いところだったので、年間を通してエアコン一台、必要に応じてサーキュレーターを使うだけで、住まい全体が快適な温度に保たれることが本当に嬉しいです。光熱費もリーズナブルだと感じています。また、防音性能の高さも実感しています。外の音が気にならないですし、雨が降っているのに気づかないこともよくあります。気候の良い時には、窓を開ければ、家中に心地よい外の空気が入ってくるところも気に入っています」
遊びに来られたご家族やご友人たちからも好評を博しています。「おしゃれだね」と言われることはもとより、住まいの中を回遊して、開放感を堪能するご友人もいるそうです。
より心地よく暮らしていくための工夫にも余念がありません。照明をはじめとするインテリアを吟味したり、観葉植物を増やしていくなど、住まいのアレンジを楽しんでいます。
「この住まいにしてよかった」と笑顔で語るご夫妻に、「MUJI INFILL 0」でのリノベーションを考えている方々に向けて、アドバイスをいただきました。
「自分たちが、どこで、どう過ごすのか、間取を決める際にしっかりとシミュレーションしてみることをおすすめします。たとえば、私たちはご提案いただいた間取案の上に、自分たちの生活動線をマーカーで描いてみました。そうすることで、どこにいる時間が長いか、どこに通路を設けると暮らしやすいか、などのこだわりたいポイントが見えてきました。
また、資金計画や物件探しも含めて、プロにアドバイスをもらえるところも、ぜひ活用してみるとよいと思います。はじめての家づくりでしたが、とてもスムーズに進めることができたのは、みなさんに頼ることができたからだと感じています。」