No.64
どこからでも住まい全体に目が行き届くような開放感があります
MUJI INFILL 0 | 2022.7.12
東京都墨田区に建つマンションの一角にあるMさんの住まいは、「MUJI INFILL 0」によってリノベーションされたお宅です。白を基調にした広々とした住まいに、Mさんが暮らしはじめて半年以上が経ちました。
それまで同じ区内の賃貸マンションにお住まいだったMさんでしたが「もう少し広い住まいで、より快適に」という思いで、今の住まいへの引っ越しを考えました。
「以前の住まいも駅から近いなど、基本的には住み心地のいいところでしたが、暮らしているうちに、狭さや外からの騒音など、気になる点がいくつか出てきました。交通の便が良くて閑静かつ安全、しかも広い。ちょっと贅沢だけど、そんな条件を満たす住まいだったら長く快適に暮らせるなと思い、引越しをすることにしました」
そう振り返るMさんは、当初から立地や価格とのバランスを考慮して、中古マンションのリノベーションを第一候補にしました。「MUJI INFILL 0」のことは、リノベーション会社を探している過程で知り、興味を持ちました。
「メールニュースで『MUJI INFILL 0』のことを目にして、早速、相談会に参加することにしました。『無印良品の家』のことは、もともと知っていたので、リノベーションをやっているなら、ぜひ詳しく知りたいと感じました。無印良品というブランドへの安心感が第一にありました。だから、相談会で『いい住まいになりそうだな』と感じた時点で、あまり迷うことなく『MUJI INFILL 0』にしようと心が決まりました」
他のリノベーション会社のチェックなどもしたそうですが、比較検討する必要性は感じなかったとのこと。
「シンプルなインテリアが気に入ったのと、仕様もある程度セレクトされた上から選べる気楽さがありました。以前の住まいでは、冬の寒さも感じていたので、断熱性能をはじめ性能面への信頼感も決め手の一つになりました」
希望にかなったマンションも見つかり、早速、リノベーションが本格的に始まりました。
「間取りを考えるのは、とても楽しかったですね」
と語るMさんは、「MUJI INFILL 0」の特徴を生かした、間仕切りの少ない間取りにしました。
「大まかな設計は、最初に提案していただいたものから変更しませんでしたが、リビングへの入り口に扉をつけるかどうかなどのディテールは、最後まで悩みました。ただ、担当の方からの提案を取り入れながら、『広々とした心地よい空間づくり』にすることを心がけました」
悩んだところもありましたが、完成した住まいには、満足しているそうです。
「扉をなくしたことで、移動にストレスを感じずに過ごせますし、どこにいても室内全体に目が通せるような開放感があります。圧迫感を出さないように、洗面所にもドアを付けませんでしたが、のれんをつけるだけで快適に使えていますね。予想以上によかったのは、寝室に、玄関とリビング両方から入れるようにしたこと。住まい全体の風通しも良くなりました。柱の位置の関係で、もともとはデッドスペースとなっていたところも、収納としてうまく活用することができたと思います」
住まい探しをするきっかけとなった「希望」も叶えられています。
「広い室内での住み心地は、やっぱり快適ですね。キッチンも大きめにしてもらったので、気分よく料理ができていますし、リビングのソファに座って過ごす時間は、とてもリラックスできています。白を基調とした雰囲気も気に入っていて、あまり絵とか飾らないようにしているんです(笑)。あと、断熱性能の高さも実感しています。冬も寒さを感じることなく過ごせました。仕事から帰ってきたときに、部屋の中がほんのりと暖かいのがうれしかったですね。暑い時や寒い時はエアコンも稼働させていますが、全体的に光熱費もリーズナブルに収まっていると思います」
住まい周辺の環境も、便利かつ安全で、適度に静かで、という希望どおり。会えば挨拶を交わすような「ご近所さん」との距離感にもほっとさせられています。
「もし、またリノベーションするとしても、今と同じような住まいにすると思います」
そう語るMさんに、「MUJI INFILL 0」でのリノベーションを考えている方々に、アドバイスをいただきました。
「自分が心地よく暮らすことを、第一に考えたらいいと思います。特に私のように一人暮らしの方は、どうしても『遊びに来る親族や友達』のことを、考慮した間取りにしてしまいがちかもしれません。でも、私の場合、まず自分の快適さを追求すると決めたことで、扉を付けない一室空間を実現できて、結果的に快適に暮らせる住まいにすることができました。完成してから、親族や友人たちも遊びに来てくれましたが、みんな『いい住まいだね、よかったね』と褒めてくれました(笑)。そんな感想を聞かせてもらって、時間をかけて、自分の希望をきちんと反映した住まいにしてよかった、と改めて感じています」