No.51
子どもたちの気配を常に感じられるところがいいです
MUJI INFILL 0 | 2021.6.8
東京都品川区のマンションの一角にあるYさんご一家のお宅は、「MUJI INFILL 0」によってリノベーションされた住まい。広々とした一室空間に、ふたりのお子さまが遊ぶ声がやさしく響きます。
ご夫妻がそれまで住んでいた賃貸の集合住宅から引っ越しを考え出したきっかけは、ひとり目のお子さまが誕生したことでした。
「子どもが生まれて、手狭になったことが一番の理由でした。このタイミングで腰を据えて永く暮らしていける住まいを購入しようという話になりました」。そう振り返るご夫妻は、当初は戸建てを探し出しましたが、立地などの条件を併せて検討していくなかで、中古マンションのリノベーションを視野に入れるようになりました。その際に真っ先に候補にあがったのが「MUJI INFILL 0」でした。
「無印良品の店舗で知ってから、好感を持っていました。最初のころはまだ戸建てにも意識が向いていたので、リノベーション自体に対して真剣味は足りなかったように思います。ですが、インターネットで『MUJI INFILL 0』の施工事例などを見ているうちに、少しずつ興味を持つようになりました。そのタイミングで説明会に参加して、金銭面の相談をしたことで、具体的なビジョンを持てるようになり、『ここでリノベーションしよう』と考えるようになって、本格的に中古マンションを探し出しました」と話すお2人。
その後は、入居者宅見学会に参加するなどして、イメージを膨らませていきました。他のリノベーション会社を検討することはなかったそうです。
「お互いに『MUJI INFILL 0』のデザイン性や性能の高さに魅力を感じていたので、比較する必要性を感じませんでした。仕様などもある程度セレクトされたアイテムから選べるようになっているので、安心感がある上に楽でもありました」(奥さま)。
コロナ禍に加え、奥さまがふたり目のお子さまを授かったこともあり、現場に足繁く通うことが難しくなりましたが、オンラインでの見学や打ち合わせを駆使しながら、お2人の希望にあった物件を見つけ、「MUJI INFILL 0」のリノベーションを本格的に開始しました。
ご夫妻が、新しい住まいで実現させたいと考えていたことは「広々とした空間」の確保でした。
「外との出入りをスムーズにしたかったので、土間のスペースを確保しました。リビングやダイニングも壁を取り払って、開放感のある空間にしました。妻も言ったように、選択肢がある程度決まっていたので、仕様も比較的スムーズに決めていくことができましたが、それでも悩んだポイントはいくつかありました。なかでも床材は、現物を持ってきてもらって比較検討しました。結果的に満足のいく住まいになったと思います」(ご主人)。
その他にも、リビングの一部の壁を駆体の表面を残した「コンクリート打ちっぱなし」にするなど、お2人の好みを反映させて住まいが完成しました。その住み心地は上々です。
「一室空間にしたことで、子どもたちの気配を常に感じられるところがいいですね。土間もスペースがたっぷり取れたので、使いやすいですね。あと、断熱性能の高さにも驚かされています。冬の暖かさは特に顕著で、以前の住まいに比べて、かける毛布が2枚減りました」(奥さま)。
「想像していた以上に広々としていて、心地よいです。防音の性能も高く、雨音をはじめ、外の物音に煩わされることはありませんね。コロナ禍で家で仕事をすることも多くなったのですが、リビングの一角に設けた仕事用スペースで快適に作業ができています」(ご主人)。
家具なども好みに合わせたものを少しずつそろえているというお2人。成長に合わせて子ども部屋を設けることも視野に入れながら、いまの住まいでの暮らしを満喫しています。
そんなご夫妻にお2人に「MUJI INFILL 0」でのリノベーションを考えている方々にアドバイスをいただきました。
「マンション探しはタイミングなどもあるので、決まりにくいですし、時間がかかるとだんだん、自分たちが重視するポイントがぶれてしまいがちです。それを防ぐためにも、自分たちの叶えたい希望の優先順位をあらかじめ決めておくといいと思います。私たちの場合は住むエリアを決めておいたことで、ある程度選択肢を絞った住まい探しができました。あと、住まいを決めてから、入居者宅見学会に参加することをおすすめします。私たちの場合は、住まいが決まる前と後に参加しましたが、自分たちの住まいが決まってからだと、やはり心持ちが違うし、観点も具体的になります。お住まいの方に気になる点をお伺いしたことが、実際の住まいづくりにもとても参考になりました」。