No.40
プロが考えた「標準の仕様」に自分の希望を加えていけるのが、しっくりきました
MUJI INFILL 0 | 2020.7.14
神奈川県川崎市にあるマンションの一角に「MUJI INFILL 0」によってリノベーションされた、Oさんご夫妻の住まいがあります。
お2人の以前の住まいは、賃貸のマンションでした。3年ほど暮らしましたが、バスやトイレが狭いことなどいくつか不便を感じており、引越しを考えるようになりました。
はじめは、戸建てや新築マンションの購入も考えつつ、幅広い視点で住まい探しをしたそうです。
「戸建て選びでは『無印良品の家』のセミナーにも参加しました。でも、さまざまな物件を検討していった結果、職場との距離や生活環境などと予算とのバランスを考えて、中古マンションのリノベーションに焦点を合わせるようになりました」と振り返るご夫妻。
「無印良品の家」に好感を持っていたこともあり、リノベーションの際も「MUJI INFILL 0」が真っ先に候補に上がりました。
担当者と話をし、セミナーなどに参加することで、住まいへのイメージも明確になり、すぐに中古マンションの物件の購入を真剣に考えはじめました。
しかし、ご夫妻は「長く住みたいから、いま、あわてて決めて後悔するよりも、自分たちのペースで納得のいく住まいを見つけよう」と相談し、「いったんリセット」して、住まい探しを一からスタートし直すことにしました。
「ペースダウンして『時間がかかってもいいから、自分たちが納得して、間取りやインテリアを決めていく』ことを一番大切なポイントにしたことで、お互いの希望が少しずつ明確になっていきました」。
そう語るご夫妻は、物件探しと並行して、新たにリノベーション会社もいくつかまわったそうです。その結果、あらためて「MUJI INFILL 0」のリノベーションを選択しました。
「具体的な相談をしに行った会社もあったのですが、ここにしたい、という決め手が見つかりませんでした。『設計や間取りの自由度』を売りにしているところもあったのですが、素人の私たちが何から何まで決めるのではなく、プロが考えた『標準の仕様』があり、そこに自分たちの希望を加えていける『MUJI INFILL 0』の設定の方が、自分たちにはしっくりきました」(ご主人)。
「耐震性や断熱性など、住まいとしての基本性能がしっかり考えられていることも大きかったですね。プロとしての立場から提案をしてもらえるので、間取りを考えるときなども安心感がありました。入居者宅見学会にも3度ほど参加することで、イメージをより具体的にすることができました」(奥さま)。
数年検討を重ねた結果、お2人の希望に合致した中古マンションも見つかって、いよいよ住まいづくりが本格的にはじまりました。
「バス、トイレのスペースをたっぷり確保して、リビングも広い空間にして開放感のある住まいにしたい」という大きな希望に加え、ディテールに関してもご夫妻の好みを反映させていきました。
キッチンは壁付けタイプにしました。
「対面式のキッチンを選択する方も多いと聞いていましたが、私たちの場合は、料理に集中したいし、動きをよりスムーズにしたかったので、あえて壁付けにしました。思っていた以上に使いやすくて、家にいるときはキッチンで何かしていることが多くなりました」と笑うご主人。
一方で奥さまも、「リビングが気持ち良くて、ここでゆっくりしている時間が多いですね。入居してまだ1年ですが、昔から住んでいるみたいにリラックスできる空間になりました」と語るように、お互いの思いを存分に反映した住まいは、住み心地も上々とお2人は口をそろえます。
「冬を過ごしたとき、インナーサッシの断熱効果を実感しました。部屋の暖かさが保たれるので、光熱費もリーズナブルになっています。ダイニングテーブルなど自分たちの好みのインテリアを配置することで、より居心地のいい住まいになりました」(ご主人)。
「今後も家具や観葉植物などを増やしていきたいですね。私の夢だったペットを飼うことも具体的に考えて出していて、インテリアの配置などもいろいろ想像しています」(奥さま)。
新たな住まいでの暮らしを心から楽しんでいるご夫妻に、これからリノベーションを考えている方々にアドバイスをいただきました。
「一緒に暮らすパートナーと、どのような住まいにしたいかよく話し合うことに尽きると思います。住まいを考えることは、自分のライフスタイルを考えることそのもの。私たちの場合は、どんな家に住みたいかを、よく話し合ってから決めていったので、お互いの理想とするライフスタイルも理解できたし、安心して長く暮らせる住まいになったと思います」(奥さま)。
「住まいに求めるもののプライオリティを共有することが大事だと感じています。入居者宅見学会などを活用して、少しずつ自分たちの住まいへのイメージを具体的にして、その度に話し合う。時間はかかるかもしれませんが、そうやってお互いが住まいに求めるものを、納得いくまで考えることで、より良い住まいになるのではないでしょうか」(ご主人)。