No.39
「自分たちの暮らしができる」と感じました
MUJI INFILL 0 | 2020.6.16
埼玉県草加市の住宅街にあるマンションの一角に「MUJI INFILL 0」によってリノベーションされたAさんとTさんご夫妻の住まいがあります。
ご夫妻が、賃貸マンションからの引っ越しを考えたのは、そこに約10年住んでからのことでした。
「日当たりが良くて、家賃がリーズナブルなところが良くて、長く住んでいました。ただ築40年近くと古く、上の階からの水漏れがあったり、結露が気になったりしていたので、『タイミングを見て引っ越したいね』と話しあっていました」と振り返るおふたり。
最初は、賃貸マンションに狙いを絞り、さらには新築マンションに手を広げて、住まい探しをはじめました。
かなりの物件数を見たご夫妻ですが、「楽器演奏ができる防音室があって、駅に近く、できればゴルフの練習に行きやすいロケーション」という希望もあり、お互いに納得のいく住まいは、なかなか見つかりませんでした。
「賃貸と新築、いずれも見尽くした感もあったので、中古マンションの購入も視野に入れよう、と相談していました。そんなタイミングで、無印良品のメールマガジンで『MUJI INFILL 0』のセミナーが開催されていることを知りました」。そう語るAさんは、Tさんを誘って、セミナーに参加しました。
「資金計画のセミナーだったのですが、自分たちの予算をあらためて考え直すことができました。その後、物件探しのセミナーにも参加しました。興味半分ではあったのですが、施工例や仕様を見ることで、『自分たちの希望がかなう住まいづくりができるんじゃないか?』と感じて、『MUJI INFILL 0』でのリノベーションをかなり前向きに考えるようになりました」というTさん。
その言葉に、Aさんも続けます。「スケルトンにして、下地の有無や状態、配管の位置や状況を確認する、という『MUJI INFILL 0』の考え方がしっくりときました。実はセミナーに参加する前に、気になっていた新築マンションも見に行っていたのですが、やはり内装の自由度などを考えると、リノベーションの方がいいな、と感じました。新築マンションの営業も少々強引に感じたこともあって、自分たちのペースで住まいづくりができる『MUJI INFILL 0』にしよう、と話が決まりました」。
その後、集中して物件を探すことで、希望に合致した中古マンションを見つけることができたご夫妻は、いよいよリノベーションをはじめました。
住まいづくりでは、当初の希望に加え、おふたりの好みも反映させることにしました。
「広い空間で暮らしたい、あまり部屋の仕切りをつくりたくない、床材など体が触れるものの材質にはこだわりたい、などの希望が出てきました。家具や照明など自分たちが選んだものが映えるようなシンプルなつくりにもしたかったですね。そういった思いを担当の方に相談しながら、間取りを決めていきました」。
実際に完成した住まいも「ほぼ想像どおり」に仕上がりました。
「一番気になっていた防音室を無理なく設置できたことがよかったです。思っていた以上に室内の温度が快適なところも気に入りました。とくに冬は室内が暖かく保たれていますね。もちろん結露はありません」(Tさん)。
「広々とした一室空間がとても心地いいです。ふたりとも時間のあるときは、リビングの床でごろごろしています(笑)。ショールームで体験して気に入った床材にして本当によかったな、と思います。以前の住まいよりも倍近く広くなりましたが、食洗機や乾燥機などの電化製品をフルに使っても、光熱費はほとんど以前と変わりません。断熱性が高いことを実感しています」(Aさん)。
ご友人などからも「広くて、居心地がいい」と好評を博しているそうです。
照明器具なども増やして、より自分たちらしくしようと計画しながら、いまの住まいでの暮らしを楽しんでいるご夫妻に、これからリノベーションを考えている方々にアドバイスをいただきました。
「住まいに求めるもののプライオリティを決めることが大事だと思います。あとは、やはり出会いを大切にすることですね。私たちの場合は、いいタイミングで『MUJI INFILL 0』に出会うことができて、一気に新しい住まいづくりを進めることができました。いい出会いがあるように、日頃からさまざまな情報に気を配ることをおすすめします」(Tさん)。
「パートナー同士、何が希望なのかを伝えあうことが大事だと思いました。私たちの場合、防音室やゴルフの練習場が近いといったそれぞれの希望を、伝えあって共有していました。それがあったので、住まい探しの際も互いに大きな隔たりなく、物件を検討することができましたし、住まいづくりのときも担当の方にスムーズにふたりの希望を伝えることができました。コミュニケーションをしっかり取ることは、互いに納得のいくいい住まいにするためには、欠かせない要素だと思います」(Aさん)。