No.32
控え目だけど、住み心地をきちんと追求しているところが良かったですね
MUJI INFILL 0 | 2019.11.26
東京都の多摩丘陵に広がる多摩ニュータウン。「多摩ニュータウン永山団地」では、MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトが行われています。
Nさんは、その敷地に隣接する「MUJI INFILL 0」施工済物件を購入されました。開放感のある明るい住まいに、Nさんご夫妻と生まれて間もないお子さまの3人で暮らしています。
ご夫妻が住まい探しをはじめたのは、お子さまを授かってしばらくしてからのことでした。
「賃貸の集合住宅に住んでいたのですが、子育てを考えたときに、より住み心地のいいところに落ち着きたいな、と考えるようになりました。生まれてから引っ越すのは、母子にとって負担が大きいと感じたので、思い立ってからの動きは早かったですね」と振り返るご主人。
その言葉通り、さっそく奥さまと不動産会社のリノベーションのセミナーに参加するなどして、物件探しをはじめました。そんな折に、たまたま登録していた無印良品のメールマガジンにこの物件についての案内がありました。
「まだ住まいの購入を考える前に、当時あった無印良品 有楽町MUJI INFILL 0』のリノベーションのコーナーを見学したことがあったんです。シンプルなつくりがいいな、と好印象を持ったことを思い出しました」とご夫妻は口を揃えます。ご主人は、さらに続けます。
「もともとリノベーション済みの物件に絞って住まい探しをしていたのですが、この物件は施工済で販売されているところも、私たちにとって好都合でした。『こんな住まいがいいな』という細かな希望もありましたが、やはり出産を間近に控えた妻に、設計の打ち合わせなどの負担を出来るだけかけず、すぐに入居できる住まいにしたいと思っていましたから」。
好印象に加えて、施工済という好条件に興味を惹かれて、お2人は見学に赴きました。
さらに、N邸は、団地がもともと備えている敷地条件の良さを生かしながら、「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」で積み重ねた知恵や工夫を掛け合わせた住まいになっています。
表面だけ新しくするのではなく、躯体やサッシだけを残して取り除いた「スケルトン」の状態にし、目に見えない部分を大切にしています。そこから、光の入り方や風の通り方など住まいとしての基礎的な性能を確認して「暮らしの原点」を丁寧につくっています。住まい全体の温熱性能を見直すことで、長く快適を保つことができ、基本的な「住み心地の良さ」を確保しています。
「MUJI INFILL 0」リノベーション済物件を見学したご夫妻は、すっかり魅了されました。
「見た瞬間に『ここ、いいな!』と直感しました。シンプルな内装で、広々としている。どうやって暮らそうか、というイメージが湧いてきました。タイミング的に『いま、決めるしかない』と思って緊張していたのですが、とてもいい住まいでほっとしました。つくりがしっかりしているところにも安心感が持てたので、素直に『ここに住みたい』という気持ちになれましたね」。
そうご主人が語ると、奥さまも「私もいいな、と感じました。実は、この物件を見学する前に、他の会社が手がけたリノベーション物件の見学会などにも参加していたのですが、どこも『華美』な感じがして、自分たちのライフスタイルに合わせにくいな、と感じていました。それに比べて、控え目だけど、住み心地をきちんと追求しているところが良かったですね。私も夫と同じく『ここに住むイメージ』が自然に湧いてきました」と言葉を継ぎます。
他の物件を比較検討する必要性を感じなかったというお2人は、その場で購入することを決めました。
即決で購入を決めた住まいに暮らしはじめて1年弱。その住み心地は上々のようです。
「間仕切りが少ないので、家族の気配をどこにいても感じられるところがとても気に入っています。エアコンは1台だけにしたのが少し不安でしたが、真夏でも快適に過ごせています。外からの音があまり聞こえないことも含め、断熱と防音性能の高さを実感しています」(ご主人)。
「キッチンが広々としているところが気に入っています。夫に手伝ってもらうときも、ストレスなくお互いが動けるんです。無印良品の商品を愛用していたこともあって、インテリアも合わせやすいですね」(奥さま)。
団地ならではのメリットも味わっています。
「建物の間隔が広いので、陽光がたっぷり入ってくるし、風通しもいいので、過ごしやすいです。団地の方々と一緒に草むしりしたりするのも、苦にならず、楽しいですよ」と語るお2人に、これから物件の購入を考えている方々にアドバイスをいただきました。
「住まいの購入ってタイミングがとても大事だと思います。だから『無い物ねだり』をできるだけ抑えて、自分たちにとって何が一番必要か、ということをよく話し合って、決断しやすい環境を整えておくことをおすすめします。資金計画などもあらかじめ練っておくと、より良いかもしれませんね」。明るいリビングで、ご夫妻はそう話してくれました。