No.22
心を動かされたのは「主張しすぎない」個性です
MUJI INFILL 0 | 2019.2.26
東京メトロ東西線の東陽町が最寄駅の住宅街にあるマンションの一室。
「MUJI INFILL 0」によってリノベーションされた住まいに、Fさんご夫妻は暮らしています。
広々とした室内は、ご夫妻がセレクトしたインテリアが効果的に配置され、開放感のある雰囲気が印象的です。
もともとDIYが好きで、以前住んでいたシェアハウスでも、壁を漆喰で塗り直したりしていたご主人と「手を動かすこと自体が好きです」という奥さま。
そんなおふたりは、ご結婚後しばらくして「自分たちの好みに合わせた住まいに暮らしたい」と、中古マンションをリノベーションした部屋に住むことを決めました。
さっそく、いくつかの会社の施工例を調べるなどして情報収集を始めたご夫妻。
まず「MUJI INFILL 0」のリノベーションに興味を持ったのは、奥さまでした。
「私がひとりで見学に行った個別相談会で『MUJI INFILL 0』のブースに立ち寄りました。
以前から無印良品の商品が好きだったのですが、それらと共通したコンセプトのシンプルなデザインが目をひきました。さらに見た目だけではなく、温熱性能など機能面にも気を配っていると聞いて、好印象でした」。
奥さまに誘われて、ご主人も「MUJI INFILL 0」の見学に。
「正直に言うと最初はさほど乗り気ではありませんでした(笑)。でも、実際に施工例を見て話を聞くことで『いいな』と感じるようになりました。心を動かされたのは『主張しすぎない』個性。自分たちが気に入った家具を入れても、うまく調和のとれた雰囲気になるデザインだと感じました」。そう語るご主人のかたわらで、奥さまもうなずきます。
「部屋そのものが派手だったりして、個性を主張しすぎる物件では、自分たちが選んだものがうまく合わないかもしれません。『MUJI INFILL 0』は、その心配をする必要はないし、私たちのライフスタイルに合わせて、さまざまに変化させていくこともできると感じました」。
その後、ファイナンシャルプランナーに相談しながらお金のプランもしっかりと固めたご夫妻。希望にかなった中古マンションも見つかり、ついにリノベーションをはじめました。
気を配ったことのひとつが、水まわりでした。
「それまで住んでいたマンションも気に入ってはいたのですが、洗面スペースや風呂場など水まわりに不便を感じていました。リノベーションするなら、まずここを心地よくしようと思いました」。そう振り返るご主人の言葉どおり、洗濯機から洗い物を干す「動線」などにも留意して、居心地の良い水まわりが実現しました。
ご夫妻が気を配ったもうひとつのポイントは、リビングです。
「日当たりが良い部屋だったこともあり、間仕切りを減らし、開放的で風通しのよい空間にしました。あと、一角に『小上がり』をつくってアクセントにしました」(ご主人)。
フロアより一段高いスペース「小上がり」。
「子どものころになんとなくみんなが集まっていた場所のような、落ち着くスペースになれば」というご主人の意図どおり、おふたりが「家にいるときになんとなくいることが多い」という、お気に入りの場所となっています。
暮らしはじめて間もないご夫妻ですが、住み心地も上々とのことです。
「仲間を招いてパーティを開催したのですが、広々とした空間でゆったりと楽しめました。友人にも『部屋の中心にあるアイランドキッチンを挟んで、全員で話せるところがいいね』と言ってもらいました」(奥さま)。
「隣の公園から、子どもたちの遊ぶ声が聞こえてくる穏やかな雰囲気が思っていた以上に良いですね。『書斎』をつくるなど、ここからさらに自分たちのライフスタイルに合わせていくことも楽しみです」(ご主人)。
そう語るおふたりに、リノベーションを考えている方々へのアドバイスをいただきました。
「最初は『あれもこれも盛り込みたい』となってしまいがちですが、自分たちがどういう生活をしてきたかを振り返って『本当に必要なもの』を決めていくといいと思います」と話す奥さまに、「私たちも、以前の住まいでの行動パターンや不満点などを整理することで、具体的にどうしたいかを考えることができました。ご夫妻でよく語り合うことで、よりよい住まいになると思います」とご主人が続けると、おふたりそろって笑顔になりました。