No.15
暮らすことがちょっと楽しくなりました
MUJI INFILL 0 | 2018.6.12
東京都江東区、森下駅から歩いて数分の場所にある築27年の8階建マンション。
Iさんは6階にある43m²程のお部屋に暮らしています。コンパクトながらも間仕切りのない広々とした空間で、南側の窓からは明るい光が部屋中に降り注ぎます。
「暮らしの一つ一つがちょっとずつ楽しくなりました」というIさん。
以前は都内の賃貸マンションで暮らしていたIさん、住宅購入を考えたきっかけをこう話します。「年齢的にも、そろそろ持ち家という選択もあるかなと思いました。実家を含めた自分の資産状況を総合的に考えると、立地の良い場所に中古マンションを買ってリノベーションするのがベストという結論に至りました」。
まずはインターネットで情報収集を始めたというIさん。いろいろなリノベーションの事例を見る中で、自然と自分の求めているライフスタイルが明確になっていったと言います。
「なるべく、いままで使っていた家具などを生かして暮らしたいと思いました。そうすると極力無駄を削ぎ落としたシンプルな空間の方が良い。例えば、他のリノベーション会社では、建具にこだわったりタイルや壁紙で装飾するという提案もありましたが、私にはそういうものは必要ないと分かったんです」。
そんなIさんが最終的にたどり着いたのが、まさに無駄のない無印良品のリノベーション「MUJI INFILL 0」でした。
無印良品 有楽町リノベーションセンターを訪れたIさんは、セミナーや個別相談会に参加。
「個別相談会では、将来を見据えたマネープランを相談できたので、安心して住宅購入とリノベーションにかける費用を決めることができました」。
また同じ頃、入居者宅見学会にも参加したといいます。
「実際に生活する際の空間の使われ方や、写真では見られない細かな部分を確認できたのが良かったです。暮らしている方の生の声もとても参考になりました」。
リノベーションのイメージと資金計画ができたIさんは、まずは物件探しからスタート。はじめは資産価値を考慮して山手線の内側のエリアを探したそうですが、イメージに合う物件が見つからず、少しずつエリアを広げていったそうです。
「立地の利便性だけを重視すると、家のまわりがオフィス街だったり、高速道路の近くだったりと、暮らすにはちょっと…という場所が多かったんです。家の近所が楽しい方がいいなと思い、エリアを広げてみました。そうすると、思いの外楽しそうな街がたくさんあることがわかりました。ここはそんな中の一つ。いろいろな街を訪れ、自分の目で見てこの物件に決めました。光がたっぷり入る明るい雰囲気も決め手になりました」。
物件が決まるといよいよプランニング。Iさんが必ず実現したかったポイントは開放的な空間と広いキッチン。そして、南側の窓を生かした明るい室内空間にすることでした。
「この部屋は、初めて見たときから、こんな暮らしができそうというイメージができました。とくに窓際にちょっと窪んだスペースがあって、そこにベッドが収まっているのを想像できました。引っ越し後、実際に置いてみると測ったようにピッタリ。これは嬉しかったですね(笑)」。
I邸は、キッチン・リビング・ダイニング・寝室を含めた広い一室空間と、水まわり、収納スペースというシンプルな空間。ゆったりとした洗面室は、室内干しやアイロンがけをするにも最適なスペース。
「以前はアイロンがけがあまり好きではありませんでしたが、今は音楽を聴きながら楽しくできるようになりました」と笑顔で語るIさん。
大きめのクローゼットには衣類の他に寝具やスーツケースなども収められています。「部屋がすっきりとしたおかげで、グリーンなどを置けるようになりました」。
以前との暮らしの変化について、Iさんはこう話します。
「自分の家という実感を強く持つようになりました。これから先、何年も暮らす家だと思うと自然と手入れをするようになるし、料理や洗濯などの家事の時間が好きになりました」。
また、通風や採光など、部屋の性能面にも満足しているといいます。
「日中は照明がいらないくらいの明るさ。今年の冬は凄く寒かったですが、エアコンと膝掛けがあれば普段通り過ごすことができました。インナーサッシの効果を一番実感できましたね」。
ご友人からの評判も上々のようで、「地方から泊りがけで遊びに来た友人も、居心地の良さに満足してくれました」と嬉しそうに話すIさん。最後に、これからリノベーションを検討する人に向けてこんなアドバイスをいただきました。
「たくさんの物件を見ると、だんだんと『良い買い物』をしなければならないんじゃないか、という気持ちが出てくると思いますが、あまり気負わずに、ちょっとしたデメリットはその物件の個性と思って受け入れるとリノベーションした後の暮らしが楽しくなるんじゃないでしょうか。むしろそこに愛着が湧くこともあると思いますよ」。