No.5
子育て後の二人暮らしを楽しむ
MUJI INFILL 0 | 2017.7.18
神奈川県逗子市、逗子駅から徒歩5分程の場所に建つ7階建てのマンション。マンションの廊下からは逗子の街と海が一望できます。
Oさんがリノベーションしたのは、今から18年ほど前に新築で購入した6階のお部屋。お子さまたちが独立されるタイミングで、予てからの懸案だったリノベーションに踏み切ったとのこと。
「夫婦二人になるので、それに合わせた生活空間にしたいと思いました。水まわりの配管などが老朽化していたこともあり、ちょうど良い時期でした」と話すご夫妻。
Oさんご夫妻はリノベーションを検討するにあたり、まずはインターネットで情報収集。そして、気になったいくつかのリノベーション会社に実際に足を運んで相談をしていたのだとか。
ご夫妻が「MUJI INFILL 0」のプロジェクトを知ったのはちょうどその頃のこと。無印良品 有楽町に買い物に行った際に偶然見かけたのがきっかけだったといいます。
「もともとシンプルなものが好きなので、無印良品のリノベーションは魅力的でした。相談カウンターで話を聞いてみると、他の会社と少し発想が違っていて面白いと思いました」と話すご主人。
「間取りを自由に変えられるという発想が新鮮でした」と奥さまは続けます。
「高額な印象だったインナーサッシが標準仕様というのも驚きましたね」(ご主人)。
「MUJI INFILL 0」のコンセプトに共感したご夫妻は、その後いくつかの完成物件を見学し細かい仕様などを確認し、ご契約、プランニングへと進んでいきます。プランニングに際しOさんご夫妻からの希望は、広々としたリビング空間、使いやすい収納、水まわりの更新でした。
これらの条件を満たしたO邸の間取りは、大きく2つのスペースに分けられています。1つは寝室と収納があるプライベートな空間。もう1つはリビング、ダイニング、キッチンなどがある大きな空間。リビングの一角にある和室は引き戸で間仕切りができ、お子さまたちが帰ってきたときなどはそこに布団を敷いて寝ているそうです。
キッチンは洗面スペース、廊下へと繋がっていて家事動線を考えた配置になっています。
奥さまはこう話します。「以前はキッチンが独立して壁に囲まれていたので、壁に向かって一人奮闘している感じでしたが、今は二人で楽しくキッチンに立てるのがいいですね。また、グレーのキッチンは白い空間の中でアクセントになっていてとても気に入っています。」
キッチンの正面に造作したカウンターは、朝食の際によく利用するのだとか。壁面の広い収納スペースには食器類やレンジなどが格納され、扉を閉めるとスッキリとした印象。
普段はリビングで過ごすことが多いというご夫妻。
「以前はソファの生活でした。引越しの際に家具搬入の問題があり、かわりに大きなクッションを置くことにしたのですが、床が気持ちいいので、今ではこの方が良かったと感じています」(ご主人)。
ご主人が一番気に入っているという寝室には、大きめのベッドが2つ並べられゆったりと眠れるようになっています。
「唯一後悔しているのは、寝室のシーリングライトをリモコンにしなかったこと。寝る前にベッドから出て消さなければならないのが面倒で(笑)。逆にそれ以外は全て満足しているんです」(ご主人)。
通風や採光など、性能面でも大きく変わったというO邸。
「以前は窓の結露や洗面所のカビが気になったのですが、今はまったくなくなりました。二重サッシのおかげで雨の音も聞こえないくらい静かです」というご主人。
「漆喰の壁は雰囲気が良いだけでなく、吸湿性も良くなったと思います」とも。
奥さまも「家に飾るための花など、買い物に出かけていろいろ選ぶのが楽しくなりました。でも油断するとすぐ物が増えてしまうので、気をつけないとと思っています」と和かに話します。
最後に、これからリノベーションを検討する人へのアドバイスをおうかがいすると、ご夫妻はこう話してくれました。
「実際にリノベーションされた部屋になるべく多く足を運んでみるのが大事だなと思いました。現場を見ると生活のイメージが湧いて、こうしたいという具体的な希望が出てくると思います」(ご主人)。
「プランニングの際に、生活動線をちゃんと考えると家事が楽になると思います」(奥さま)。