隅田川を望むモノトーンの空間

MUJI INFILL 0 | 2017.5.23

東京都墨田区、隅田川沿いに建つ築20年のマンションをリノベーションしたHさんご夫妻。角部屋ということで眺望は抜群、ベランダからは浅草のビル郡や隅田川、玄関を開けると正面にスカイツリーを望むことができます。

[概要]
・ご住所:東京都墨田区
・築年数:1997年
・リノベーション完成年月:2016年10月
・面積:55.48m² / 9階
・ご家族構成:ご夫婦+お子さま1人

Hさんご家族は、ご夫妻と現在3ヶ月(取材時)になるお子さんの3人暮らし。
以前は浅草の大通り沿いに建つ分譲マンションに住んでいたというHさん。築年数が古かったこともあり、将来的に長く暮らせる家を持ちたいと、住み替えの検討を始めたそうです。
「以前住んでいたマンションは、窓を開けると車などの騒音が酷かったので子育てをするには不向きでした」と話すご主人。

検討を始めた当初は一戸建てを考えていたHさんですが、土地を新たに探すとなると郊外になってしまうため断念。中古マンションをリノベーションする方向に切り替えたのだとか。
「私の母がこの近くに住んでいることもあって、生活エリアを大きく変えずに引っ越したいと思いました」と奥さまは話します。

中古物件探しを始めたHさんは、不動産屋さんに紹介されたマンションをいくつか内覧し、駅からの利便性や築年数を考慮して今の物件に決定。その後、インターネットで見つけたリノベーション会社にプランニングの相談をしたといいます。
「プランニングの相談を始めたものの、なかなかうまく進みませんでした。そんな頃にちょうど無印良品のリノベーションMUJI INFILL 0』がスタートすることを知ったんです。以前から無印良品の家のホームページはよく見ていて、戸建ての施工例MUJI×UR団地リノベーションプロージェクトに関心があったので、一度相談会に行ってみることにしました」というご主人。

相談会に訪れてからはトントン拍子で話が進んでいきます。
「『MUJI INFILL 0』のパーツや仕様はどれも自分好みでワクワクしました。細かい希望にも対応してくれそうで、安心して任せられると思いました」。

ご夫妻の希望は、キッチンとリビングを広くして、他のスペースをコンパクトにするというもの。当初は間仕切りのない一室空間を検討していましたが、ちょうどお子さまが生まれるタイミングだったこともあり、寝室には壁をつけることになりました。
「リビングを広くしたので、来客のときなどにもゆったりと過ごせていいですね」という奥さま。

壁は少し青みがかったグレーの塗装。部分的に残されたコンクリートの壁面が空間にメリハリをつくり出しています。
「生活感のない無機質な空間の方が落ち着くんです」というご主人。
奥さまは「ステンレスのキッチンは壁の色とも合っていて気に入っています」また「床は木が良いかなと思っていましたが、主人の希望で最終的に全面タイルになりました。でも掃除がしやすくて良いですね(笑)」とも。

家具や家電、食器に至るまで全てモノトーンで統一。そんな空間の中でカラフルな置物がひときわ存在感を際立たせています。
「ものを買うときは、なるべく長く愛着を持って使えるものを選ぶようにしています。家電を買うとき、私は機能を重視しますが主人はデザイン重視、その接点を見つけることが大事ですね」と奥さま。

数ヶ月暮らしてみた感想を、ご夫妻はこう語ります。
インナーサッシのおかげで室内は本当に静か。近くを電車が走っていますが、窓を閉めると全く気になりません。角部屋なので外気の影響を受けやすいと思っていましたが、冬は思った以上に暖かかったです」(ご夫妻)。
気になる光熱費については「子どもが生まれて、以前と比べると家で過ごす時間は長くなったけど電気代はあまり変わっていません。実質的に安くなっているということですね」と話します。

最後に、これからリノベーションをする人にアドバイスをお願いすると、ご主人はこう言います。
「中古マンションは、スケルトンにしてみないとわからない部分もあると思いますが、天井の高さなどの変えられないところは事前に確認してプランニングに生かすと良いと思います」。
奥さまは「長く住むことになるので妥協しないで、納得のいくものを選んだ方が良いと思います。あと、プランニングのときにある程度家具の配置を決めておくといいですね。引越し作業がとてもスムーズにできましたから」と語ります。

また、ご主人は「キッチンのガラスタイルは妻のアイディアで取り入れたのですが、これは僕には無い感性。やっぱり一人よりも誰かと一緒に考えると良いですね」と話してくれました。

※掲載写真は取材時のものであり、現在はご採用いただけない仕様もございます

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