vol.19 日曜の家
「無印良品の家」で暮らしている方を訪ねて千葉県千葉市のニュータウンへ。
caf? vivement dimanche 店主の堀内隆志さんが、
静かな住宅街の真っ白な「木の家」に会いに行きました。

施工例 | 2015.9.24

エピローグ(編集後記)

美味しいコーヒーをいただきながら

梅雨真っ只中の6月末。この時期の取材は常に天気予報をチェックしながら、やきもきして当日を迎えるのですが、この日は快晴とはいかないまでも雨には降られず、時折本格的な夏の到来を感じるような日差しが覗く中での取材となりました。

今回訪問していただいた堀内さんは、多くのファンを持つ有名なカフェのオーナー。コーヒー・カフェ好きの皆さんならよくご存じなのではないでしょうか。
ロケハンにお伺いした際に、コーヒーがお好きなOさんから、ぜひ堀内さんとお話ししてみたいというリクエストがあり実現したものです。
実は私も堀内さんのカフェには、鎌倉に訪れた際にはよく立ち寄っていましたので、何か不思議な縁を感じる取材となりました。

これまでさまざまな「暮らしのかたち」をご紹介してきましたが、今回のOさんのお宅もまた少しテイストの違う素敵な暮らしぶりだったように思います。
建築を学んでいたご主人が制作した収納家具は、プロ顔負けの完成度。ピカピカの新品ではなく、少し使い込んで程よくこなれた感じの仕上がりが、Oさんのお宅の心地よさを創り出しているように思います。
ちょっとヴィンテージ感漂うOさんの「木の家」。無印良品の家も、時代を越えて価値のあるものでありたいと考えています。

「木の家」は発売されて10年が経過していますが、その基本デザインを変えることなく今に至ります。人の暮らしのかたちはそれぞれであり、時代とともに変化していくものですが、家はその暮らしのかたちを受け入れるシンプルな器であるという発想が、さまざまなライフスタイルを包容することを可能にしているのだと思います。
Oさんのお宅もまた、こういう暮らしがしたいという意思がひしひしと伝わってきます。でもそれを受け止めているのは「木の家」の基本形に変わりはないということに、懐の深さを感じるのです。

取材の最後に、堀内さんにドリップしていただいたコーヒーをいただくことができたのですが、本当に美味しかったです。きれいに整えられた庭を眺めてくつろぐひとときは、何とも贅沢な時間でした。
Oさんも取材後、鎌倉の堀内さんのお店に何度か足を運ばれたとか。こうして新しいつながりがまた一つできたことにも感謝です。(E,K)