プロローグ

暮らしの中の引き算

まるで天下でも取ったかの様な景色!岡山県倉敷市の山間に、今回のお宅はありました。天守閣にお住まいの様だなぁと、外観と景観を眺めました。 「夜景もいいんですよ!」と奥方と殿様…いや奥様と旦那様にお声を掛けて頂き家の中へ。
床の木と白い壁が気持ち良く調和した無印の家に、僕は一発で惚れ込みました。
でも、どんなに素敵な家でも住む人が素敵に暮らさなくては、その輝きはキープ出来ない。
先月から住んでいるのかと思う程綺麗に暮らしている、そして殆ど物が無い。
伺えば2年お住まいで、奥様が出来るだけ物を増やさない「引き算」の達人であることが解りました。普通に暮らしていれば、物はどんどん増えてしまう。頂き物や、買いたい洋服に本もある、インテリアにこんな物を置きたいと「足し算」をしたくなる。そう思って生きてきた私でも、断捨離?は大事な事だと掃除を良くやってる方ですが、いやいや自分なんてまだまだ前座レベル。 暮らしの真打ち!を目の当たりにして心の底から感心しました。
愉しく暮らすご夫婦の心の裏に「挑戦」という言葉も浮かびました。理想な暮らしへの探究心があればこそ、ご夫婦にとってのお城が輝きを増すのでしょう。

柳家花緑|やなぎやかろく
落語家 スピード感溢れる歯切れの良い語り口が人気で、古典落語はもとより、劇作家などによる新作落語にも意欲的に取り組んでいる。
着物と座布団という古典落語の伝統を守りつつも、近年では新作落語や話題のニュースを洋服と椅子という現代スタイルで口演する‘同時代落語’に取り組んでおり、落語の新しい未来を切り拓く旗手として注目の存在。
テレビ、舞台などでも、ナビゲーターや俳優として幅広く活躍中。