エピローグ(編集後記)

そして、レンゲの花が満開に。

訪問したH様のお宅は、担当させていただいたキャナルシティ博多家センターから車で40分ほどの郊外にあります。
道中、どんな家なんだろうと想像を膨らませているうちに、営業担当者が「あの家ですよ!」と指差したその先には、周囲に田圃の広がる風景の中に家が一軒だけ建っています。
まるで空からポンと落ちて来たような黒い「木の家」が。

これまでもロケーションの素晴らしい家をご紹介してきましたが、今までとはまた少し異なる佇まいがとても印象的でしたので、メインの写真をこの風景に決定しました。
取材当日が雨模様だったこともあり、この少し霞んだ感じはまるでイギリスの田園風景のような雰囲気。
こうして見ると「木の家」はどのような風景にも馴染んでしまうという、デザインとしての懐の深さを改めて感じます。

また、一歩室内に入ると360°どこを見ても田圃や畑・土手の緑が目に飛び込んできますし、大きなボリュームのある観葉植物が部屋の中で生き生きとしています。
建物の内外が自然と一つになって、なぜか周辺環境から想像される寂しさを感じさせない心地よさがあります。これにご主人が夢見ている壁面緑化まで実現したら「木の家」ならぬ「緑の家」になりそうですね。

歌人の穂村さんもこの突出した生活環境に圧倒されながらも、H様ご夫婦の暮らしぶりにとても興味をもってお話をされていました。まさかベンチプレスで話題が広がるとは思ってもみませんでしたが(笑)。

取材後、奥様からメールが届きました。
「あれからさらにレンゲが咲いて、今が一番きれいだと思います。一面ピンクです。 このきれいさを何とかして伝えたくて、写真を送ってしまいました。葉っぱにも光が当たってキラキラしていて、ここに住んでいて良かったなと本当に思います。」
そこで、最後にこのいただいた写真をご紹介したいと思います。
四季を通じて訪れてみたい、本当に素敵な「木の家」でした。(E.K)