vol.15 練糸の家
「無印良品の家」で暮らしている方を訪ねて群馬の織都桐生へ。
テキスタイルデザイナーの須藤玲子さんが、
英国と日本をつなぐ「窓の家」に会いに行きました。

施工例 | 2014.3.18

エピローグ(編集後記)

桐生・イギリス・窓の家

今回訪問した群馬県桐生市の「窓の家」のオーナーは、テキスタイルデザイナーのKさん。
写真で多くはご紹介できなかったのですが、リビングのソファにセンス良く置かれたクッションには、驚くほど細かい手作業が施されています。実物をお見せしたいぐらい本当に素晴らしいものでした。

ロケハンを終え、編集スタッフでこのKさんの暮らしの価値を引き出していただけそうな方ということで、同じテキスタイルデザインの分野における第一人者としてご活躍されている、須藤玲子さんに訪問していただこうということになりました。
桐生には須藤さんの事務所もあり、度々訪れているとのことで、これは何か縁があるなと思いながら取材を進めると、そこには何か不思議なほどのさまざまなつながりがあったのでした。

ここ桐生は日本を代表する機業都市。イギリスとは織物産業において非常に関係が深い町です。
ご存知かもしれませんが「窓の家」のデザインのモチーフは、イギリスのコッツウォルズ地方の三角屋根の家。

どんな家に住みたいか。Kさんにとってイギリスでの暮らしがその背景になっていたとすれば、「窓の家」は無意識のうちにフィットしていたのかもしれません。

テキスタイルの話でも多いに盛り上がったお二人ですが、お仕事の話を通じて、「イギリス」と「桐生」、「コッツウォルズの家」と「窓の家」、その関係性を発見させてくれたのです。

人と人がつながり、土地と土地、そしてデザインとデザインがつながる。
取材を終えて、何かバラバラに見えていたことが最後にスーッと一つの線でつながったような気がします。
偶然とは思えないような何か強いつながりが、この桐生の町に「窓の家」を導いてきた。と言うのは大げさかもしれませんが、とても印象に残る今回の訪問でした。(E.K)