vol.14 創る家
「無印良品の家」で暮らしている方を訪ねて京都・宇治へ。
トラフ建築設計事務所の二人が、プチ幸せを楽しむ「木の家」に会いに行きました。

施工例 | 2013.11.20

エピローグ(編集後記)

「木の家」=「J.C.P」?

VOL.14のタイトルは「創る家」。
この家からは常に何かが創り出されていて、住まい手が自然体でそれを楽しんでいる。
これは私が取材前のロケハンに伺った時の印象です。
しかも「木の家」をベースにオーナーのUさんは現在進行形で「暮らし」を進化させていました。それも日々の生活にとても近いところで。
住まいと住み手の一体感がとても高いなと思ったのです。それはデニムが体に馴染んでいくような感覚でしょうか。

今回「木の家」に会いに行っていただいたトラフ建築設計事務所の鈴野さんと禿さんは、建築家の枠組みを飛び越してCMのセットや舞台美術まで手掛けている注目の建築ユニット。前々から一度無印良品の「家に会いに」行っていただきたかったお二方でした。
Uさんとトラフのお二人の対談は、木の家での暮らし方の話からいつしか物作りにかける情熱の話へ。
お三方ともモノづくりのプロフェッショナル。お話はとても白熱したものになったことはダイアログ2・3の通りです。

撮影と対談が進み、家の周囲をぐるっと回ってみると、これまた手の込んだ面白い空間が広がっているではないですか。
ワクワクしながら歩いてみると、ここにもご主人のコレクションがさりげなく、そしてセンス良く置かれています。
フェンスの一部には旧宅で使われていたフローリングを再使用していてこれがまたとても良い雰囲気。そこにはアンティークと思われるこんなプレートが貼られていました。
「JUNK COLLECTORS PLACE」
思わず私が「これUさんの木の家にピッタリじゃないですか」と冗談交じりに言ったら、「でしょ」とご主人は嬉しそうに笑っておられました。

「木の家」に会いに行くのはこの企画ではもう7件目になりますが、毎回ながらどんな暮らしのかたちも受け入れてしまうその懐の深さ、大らかさはこの家の大きな魅力だと実感します。
次はどんな暮らしを詰め込んだ「木の家」に会えるのでしょうか。素敵な「暮らし」に会いに行く旅はまだまだ続きます。(E.K)