変わり続ける暮らしを受け止める家|リノベ動画編集後記
住まいのかたち | 2026.2.2

無印良品がリノベーションした藤沢市の団地のお部屋で、2年間「住まいモニター」として暮らしをレポートしていただいたnidones(にどねす)に無印良品のリノベーションのルームツアー動画を撮影・編集していただいています。
このレポートでは、nidones(にどねす)のおふたりから見たお部屋の様子などを「編集後記」としてお伝えします。
こんにちは。nidones(にどねす)のミオです。
今回のレポートも、前回に続き大阪編!
グランフロント大阪にある無印良品からお届けします。

ここは3フロアにわたる大型店舗。
広い店内には、日用品や家具から、Café&Meal(無印良品のカフェ)そしてリフォーム・リノベーション・戸建てと家作りにまつわるブースまで!暮らしにまつわるすべてが集まっていると言っても過言ではない、暮らしのテーマパークのような場所なんです。

私たちのお気に入りはIDÉEのセレクトコーナー

古家具のコーナーもありました。素敵!
オープンしてからまだ2年ほどの割と新しい店舗なんですが、私たちはもう何度も遊びに行っております〜。大阪へ行くたびに足を運んでいる気がするなあ。
大阪駅や梅田駅から直結なので、ちょっと時間が空いたときや移動のついでに立ち寄りやすいんですよね。



4Fの一角に、リノベーションのモデルルームもありますよ〜!

このモデルルーム、少し変わったつくりをしていて…
なんと壁の中にある断熱材の構造や、床下のつくり、断熱材や配管の通り道まで、普段は完成すると隠れてしまう部分が目に見えるようになっているんです。
いわば家の断面図のような状態。


完成したお部屋を見るだけでは分からない、住まいの裏側まで知ることができるのがこのモデルルームの魅力。
空間の美しさだけでなく「どうしてMUJIのリノベは断熱性能が高いのか」「なぜ床はこの高さ、この厚みなのか」そんな背景まで知ることができるんです。
住まいは視覚的な面だけでなく、構造や性能に支えられているもの。何十年も住む家だから、見た目以上にやっぱり機能性が優れていることは重要です。そんな当たり前だけれど忘れがちなことを、あらためてじっくりと実感させてくれるのがこのモデルルームなのです。

子ども1人と赤ちゃんがいるご夫婦の4人暮らしを想定したお部屋。
一見普通の家のようにも見えますが、実は扉や家具の位置を変えることで、暮らし方を柔軟に変えられるよう設計されているんです。
今はリビング・ダイニング・キッチンがひと続きになった大きな空間、その横に個室が2つ、という間取りになっているのですが…

キッチンとリビングの間に敷かれたレールに、今2つの個室を仕切るために使っている扉を持ってくることによって、リビングを大きな個室として使うこともできるんです。
さらにそこを家具で仕切れば、全部で3つの個室を作り出すことも!

長く住んでいると個室を増やしたくなるタイミングってあると思うんです。たとえば家族が増えたり、仕事が在宅ワークになったり、お子さんたちが成長したり。
そうやって家族の暮らし方が変わったときに、大きな工事をせずとも扉の位置や家具の配置を変えるだけで、何通りもの可能性を作れる構造は住み手にとってすごく有難い…!
これは大きな一室空間を取っているからこそ出来ることだそう。家の中に壁面が少なく、長い廊下などもない、広々と開放感ある空間になっているのが肝なんです。
そしてその広い空間で、夏は涼しく冬は暖かい快適な暮らしを送るには断熱性も重要になってきます。ここでMUJIの強みである「断熱性能の高さ」が生きてくるわけです。
つまりこの間取りには、MUJI流の家づくりのこだわりがぎゅっと詰まりに詰まっているということ!

このお部屋でひとつだけ後から動かせない場所があるとしたら、それはキッチンだそう。
配管の関係もあり位置が変えられないからこそ、住まい全体のバランスを考えて、玄関に近い場所に配置されているそうです。
リビングやダイニングの使い方を将来変えることがあっても、キッチンは周囲に影響を与えにくい位置にある。先を見据えた考え方がこの配置からも伝わってきました。
採用されているのは、無印良品の組み合わせキッチン。ハイカウンタータイプで、背面にはユニットシェルフでたっぷりとした収納スペースが設けられています。

ゴミ箱や家電を背面側にまとめることで、キッチン本体はすっきりとした印象に。「ここはどう使おうか」と自由に想像できる余白が残されているのも、このキッチンの魅力です。

キッチンと同じ高さでつくられたカウンターは、食事をしたり、ちょっと作業をしたりと多用途に使える場所。その分、リビング側のスペースが広く取られているのも印象的でした。
家の間取りを変えても、キッチンは変わらない軸としてそこにある。そんなふうに住まいの中心にどっしりと構えて変化を受け止める存在があると、家としての安心感が保たれるような気がします。

私たちもいつかは自分の家を持ちたいと考えているのですが、家づくりというと「ものすごく大変な決断が必要で、とてつもなくハードルの高いもの」というイメージがあって…きっと同じような方もいらっしゃるんじゃないかなあ。
でも無印良品のリノベーションを知れば知るほど「住まいというのは必ずしもはじめから100%の完成品である必要はなくて、時間とともに育てていくものなのかも」と思えて、いい意味で肩の力が抜けるんですよね。
暮らしは思っている以上に変化していくもの。家族構成や働き方、気分や季節によって心地いいと感じる形も少しずつ変わっていきます。
だから間取りを決めきるのではなく、住みながら、試しながら、その時々の「ちょうどいい」に合わせて整えていけばいいんだな〜と前よりも軽やかに考えられるようになりました。


YouTubeの方では、今回ご紹介しきれなかった洗面スペースや寝室なども詳しくご紹介しています。映像とあわせて鈴木さんのご案内をお楽しみくださいね〜◎
そしてグランフロントにお近くの方や大阪へ行かれる機会がある方は、ぜひぜひ実際の店舗に足を運んでいただき、暮らしの妄想を膨らませながら楽しんでもらえたらと思います!



