光と会話が行き交う、大阪のヴィンテージマンションへ|リノベ動画編集後記

住まいのかたち | 2026.1.16

リノベ動画編集後記とは?
無印良品がリノベーションした藤沢市の団地のお部屋で、2年間「住まいモニター」として暮らしをレポートしていただいたnidones(にどねす)無印良品のリノベーションのルームツアー動画を撮影・編集していただいています。
このレポートでは、nidones(にどねす)のおふたりから見たお部屋の様子などを「編集後記」としてお伝えします。

こんにちは。nidones(にどねす)のミオです。

新しい年が始まりましたね。
長いお正月休みが明けて、少しずついつもの暮らしのリズムに戻ってきた頃でしょうか。

今年も引き続き、住まいの工夫や家主さんの愛とこだわりが伝わるようなお家探訪をお届けしていけたらと思います!どうぞよろしくお願いします。

さてさて。今回のレポートは大阪出張編です。

吹田市のとあるお家へお邪魔してきました。

有名な建築家の方が設計されたというヴィンテージマンション物件を、MUJIでリノベーションして住み継がれているご家族のお住まい。

美術館のような個性的で美しい佇まいの、本当に素敵な建物なんです。外観をお見せできないのがもどかしい…!

以前は東京都で暮らしていたご家族ですが、ご主人の転勤でご夫婦の地元である大阪へ引っ越しされたそうです。

リビング・ダイニング・キッチンは、扉できっちりと区切らずひと続きの大きな空間としての設計。


窓の位置や抜けのつくり方が印象的で、空間全体に光が行き渡っています。どこにいても明るい家っていいなあ。

光や風だけでなく、家族の気配や声も自然と巡るような感覚。

あえて残されているコンクリートの躯体も無骨でとてもかっこいい。この壁が空間の色をつくり、住まいの“顔”となっているように感じます。

こんなふうにもともとある家の特徴を生かしながら、その家ならではの個性を生み出せるのはリノベーションならではの楽しさですよね。

リノベーション前は光がほとんど入らず暗かったというキッチンも、思い切って壁の仕切りをなくしたことでこんなに開放感のあるスペースに。
家族みんなで作業ができちゃいそうな、横に長ーい広々した壁付けキッチン。奥行きもたっぷり取られていて、奥さまはきっとお料理がしやすいだろうなあと思いました。

キッチンで印象に残ったのが… 角に置かれたこのオットマン。

ご主人は仕事から帰ってきたらまずここに腰を下ろし、お酒を飲みながらキッチンに立つ奥さまとの会話を楽しんでいるそうです。

そこへリビングでくつろぐお子さんたちも加わって… この一台のオットマンが自然と家族の時間を集めるような場所になっているのだとか。

仕切りのない住まいだからこそ生まれた団らん。一室空間というのはただ明るく開放感があるだけでなく、家族をここちよく繋ぐ役割も担っているんだなあ。

それにダイニングチェアでもリビングのソファでもない、このオットマンのような「第三の居場所」をつくることで、家はより豊かな空間になっていくと私たち自身も日々の生活の中で感じていて。

我が家もキッチンにスツールを置いているんですが、お鍋を煮込みながら本を読んだり、ドラマを見たり… あとは窓際に一脚ラウンジチェアを置いて、ただ外をぼーっと眺めるだけの場所を作ったりしています。

用途を決めすぎない居場所があることで暮らしはぐっと柔らかく自由になるな〜と思うんですよね。

リビングの反対側はご夫婦の寝室になっています。

引き戸はついているものの、普段は開けっ放しにしているそう。その代わり服をディスプレイして緩やかに仕切るという新しいスタイル。

すっきりと美しく並ぶお洋服は、まるでセレクトショップのディスプレイのよう…!
実際にお気に入りのお店のハンガーと同じものを使っているという徹底ぶり。
毎日の服選びの時間が、まるで憧れのショップで服を選ぶときのようなワクワクと心が弾むひとときになるのだろうなあ。

ちなみに雨の日にはこのスペースが室内干しの場所にもなるそう。収納、仕切り、室内干しスペースといった機能としての合理性と、見た目の心地よさが上手く重なり合っていて思わず拍手!

帽子やバッグもクローゼットにしまい込むのではなく、あえて目に見える形で収納されていました。この方が何がどこにあるか一目でわかるし、朝のバタバタした時間でもコーディネートを組みやすいですよね。

色んなカラーのアイテムがあるのに、ごちゃっと見えないのもすごいなあ。

玄関もまた、このお家らしさが詰まった場所。

扉を開けると正面にはお気に入りの絵が迎えてくれます。

私も藤沢の団地に住んでいた頃、玄関に飾っていた絵が気持ちをオフモードに切り替えてくれるスイッチになっていたなあと思い出しました。

そしてもうひとつ真似したいなあと思ったのが、玄関扉の手前に取り付けられたブラインド。


冬場は扉から入ってくる冷気によって、夜から朝にかけてかなり冷え込んでしまうようなのですが、このブラインドのおかげで朝になってもほとんど温度が変わらないのだとか。

景観もすっきりして気持ちいい感じがしますよね。これ、この冬真似したいお家も多いんじゃないでしょうか?

YouTubeの方では、今回ご紹介しきれなかった洗面・動線の工夫、息子さんと娘さんのお部屋なども詳しくご紹介しています。

ぜひぜひ映像とあわせて楽しんでみてくださいね!