無印良品のリノベーションが提案する、ひとり暮らしの部屋づくり | 住まいのかたち | 住まいのコラム

無印良品のリノベーションでは、ひとり暮らしの家づくりについてのご相談を受けることも多くあります。ライフスタイルや価値観の多様化を受けて、新築から中古へ、あるいは、お仕着せの間取りから自分らしい空間へと、住まいのあり方にも変化が訪れているのかもしれません。

無印良品のリノベーション「MUJI INFILL 0」の特長でもある、壁や仕切りの少ない広々空間なら、間取りの無駄をなくすことで、お部屋の全部を使い切ることができます。柔軟性のある間取りは、ライフスタイルや家族構成の変化にも対応できますから、単身の方の住まいにも適しています。さらには、新築住宅並みの高性能、好みの分かれないシンプルなデザインから、将来的な売却のしやすさを見越して検討する方もいらっしゃいます。

今回は、ひとり暮らしのお客さまから人気のあった、部屋づくりのアイデアをご紹介します。実際に無印良品がリノベーションしたお部屋でひとり暮らしをされている方の事例も掲載しておりますので、ぜひ住まいづくりの参考にしてみてくださいね。

ひとり暮らしにおける部屋づくりのアイデア

1．寝室を区切らない

寝室をあえて壁や扉で区切らず、リビングやダイニングとひと続きになった間取りが人気です。たとえば、リビングの一角に家具で仕切ったベッドスペースを設けるなど、やや緩めの仕切り方はいかがでしょうか。お部屋を隅々まで使えることはもちろん「生活導線がシンプルになるため暮らしやすくなった」という声も多く聞かれます。その他にも「エアコン1台で部屋中が快適」「掃除が楽になった」「お部屋に死角がないのが安心」というポジティブなご意見もいただいています。

2．こだわりの家具を活かす

自分のための住まいだからこそ、好きな家具や雑貨などでお部屋を演出される方も多くいらっしゃいます。きれいに整理整頓された空間も素敵ですが、住まい手の「好き」が垣間見えるカジュアルな空間も魅力的です。ベースとなるお部屋自体は飾り気のない空間とすることで、その時々の「好き」を表現しやすくなるのではないでしょうか。
また、広々としたお部屋の中に、食事にも仕事にも使える大きめのダイニングテーブルを配置するなど、空間のメリハリを楽しむのもよいかもしれません。使っていないときもかわいらしく、来客の際にはみんなで囲んで食事やおしゃべりを楽しめるような丸テーブルも人気があります。

3．大きな洗面台をつくる

手洗いにもメイクにも使える、大きな洗面カウンターをつくるケースも増えています。なんだか気分が上がらない既製の洗面台を設置するのではなく、空間に余裕と余白を与えるような洗面スペースを設けるのはいかがでしょうか。
廊下やホールに洗面台を配置すれば、風通しのよい空間で身支度を整えることもできます。また、カウンターに合わせて大きな鏡を取り付けることで、空間が広く明るくなりますし、シンクの横に椅子を置けばゆったり座れるお化粧スペースにもなります。「リノベーションをしたことで、毎朝の洗顔からワクワクする」という、うれしい感想もいただいています。