お風呂のシャワーが1分短いと、どれだけ節水になる?
住まいのかたち | 2021.11.12
最近、油性ペンがシャワーだけで落ちちゃう! 美容効果がある! といったシャワーヘッド、人気ですよね。
今回は、そんなお風呂のシャワーにおけるエコ&省エネについてのお話です。
シャワータイムを1分縮めると、どうなる?
突然ですがここで問題です。
みなさん、お風呂のシャワーが1分短いと、どれだけ節水になるかご存じでしょうか?
正解は、なんと、約12リットル!
大きなペットボトル(2リットル)6本分になります。
(経産省HPより)
例えば、4人家族全員のシャワー時間が1分短くなれば、ペットボトル24本分の水が節約できるんです。すごい量ですよね。
さらに、人が暮らしていくために必要な水の量は、最低でも1日100リットルといわれていますが、お風呂に入る日本では、1日200リットルほど使用していて、そのうちの約40%がお風呂で使われているそうです。
水は限りある資源です。大切に使いたいですよね。
今回はこのシャワーの量を減らす手助けしてくれるシャワーヘッドについて掘り下げていきます。
便利な「止水ボタン付きシャワーヘッド」
まず1つ目の機能。止水ボタン付きシャワーヘッドです。
手元でシャワーを止めることができるボタンやスイッチが付いているので、小まめに止水ができ、体を洗ったりシャンプーしたりするときに、いちいち蛇口のハンドルに手を伸ばす必要がありません。
9歳と5歳の子どもを育てている筆者の個人的な意見ですが、子どもを洗ってるときに簡単にお湯を止められるので、とても便利な機能だなと思っています。
もちろん、お子さまだけでなく、介護、ペットなど、誰かを洗ってあげるとき、安全面でもお勧めのアイテムです。
その一方で…
我が家の子どもたち、最近、私を追い出し、2人で入浴することにはまりました。
手間が減って楽になった!と思いきや、なんとシャワーの水を出しっぱなし!
こんな子どもたちに、このスイッチは無用の長物です…
かく言う私も、できたらシャワーは何も考えずにゆったりと浴びたいなーと思ってしまう方でして…わかってはいても、意識的にシャワーの量を減らすのは、簡単なようで難しいです。
こんな我が家のような方や、いまよりもっと省エネをという方へお勧めなのが、節水シャワーヘッドです。
節水シャワーヘッドの効果とは
節水シャワーヘッドとは、水圧を低下させることなく水の量を減らすことができるシャワーヘッドのことです。
庭に水まきをするとき、ホースの先を指でつぶすと、水圧が上がり水の勢いが強くなりますよね。
これと同じような仕組みで、シャワーヘッドの穴を小さくしたり数を少なくしたりすることで、水流の勢いを上げつつ、水の量が少なくても、普通の量と同じ浴び感を得ることができる、というものです。
つまり、
意識しなくても、節水シャワーを使うだけで、自然と無理なく、節水ができてしまうのです!
各メーカーで、節水の方法に特長がありますが、ポイントは、しっかりと水圧や水量が確保できる製品を選ぶということです。
そのうえで、ご自身に合った+αの機能が付いた商品を選ぶとバスタイムが満喫できると思います。
補足ですが、節水効果の高い浴室用シャワーヘッドや、前回コラムで紹介したエコ水栓を購入し交換した人に対して、助成金を交付する自治体もあるようです。
買換えをご検討される方は、一度確認してみてください。
ちなみに、無印良品の家では、止水ボタンが付いているのはもちろん、節水機能がありながら、広い範囲に勢いよく広がる水と、ノズルから波打つように水が飛び出す構造で、「節水」と「適度な刺激感」を両立したシャワーを採用しています。
従来のシャワーより約48%節水(メーカー比)ができるという、デザインも高品質メッキを使ったスタイリッシュな節水シャワーヘッドです。
毎日のバスタイムを、きもちよく快適に過ごしていただけたら嬉しいです。
ほかにも、わたしはこんなエコしています、このアイテムにエコなものはないの?
そんなご意見やご要望がありましたら、ぜひお聞かせください!