暮らしを大きな家具で考える

コラム | 2014.3.18

今回は、暮らしの機能を小さな箱の中に納めてしまうことについて考えてみます。
上の写真は、建築家の三輪良恵さんの作品です。小さな箱をつくり、それを外にも持っていくことができます。寝ることも、仕事をすることもできます。

この箱の特徴は、この箱を持ち運び、組み立てることができるところです。「建具の家具化」をテーマにしたこの作品は、四枚の扉を開けると空間を拡張することもできますし、閉じるとプライバシーの高い部屋にもなります。扉の開き加減で空間の使い方が変わるのです。扉の一部にテーブルや壁に収納も作られ、この小さなユニットの箱に、さまざまな機能が取り付けられているのも特徴といえるでしょう。

屋外でも屋内でも持ち運ぶことのできる作品ですが、家の中においてもいいかもしれません。家の外であれば、この箱を複数置いて暮らすというのはどうでしょうか。
外でも家の中のように、家の中でも外のように暮らす、こんな箱があったら楽しい暮らし方ができるのではないかと思います。

以前にも「部屋を家具として考える」というコラムを書いていますが、こちらも参考にしてみてください。家の中にいくつかのユニットを置いてみるという考え方です。

こうした少し大きな家具のような「暮らしの箱」があれば、広い空間の中にこの箱を置いていくだけでいいのです。子供ができたり家族が増えたら、箱をひとつ増やすとかいうのも簡単です。いかがでしょうか。皆さんのご意見お寄せください。

※上記の作品は三輪良恵さんを中心とした「ひとつぼキャビンプロジェクト」のものです。