○○が中心の家

コラム | 2011.7.5

ひとつながりの空間、つまり一室空間を考えることで、もう一度間取りとは何か、ということを考えてみたいと思います。

前回のコラムでは、寝るところは最小限にして他の空間を全部一室にしてしまうというのはどうだろうか?ということを書きました。
今回は家の中心をどこにおいていくのかということを考えてみたいと思います。

家の空間をどう使うのか。多くの場合、家を考える時、寝室、ダイニング、リビングと考えます。あなたの考える家がそんなに大きな家ではなく、自分にとって大切な「もの」や「こと」を中心に考えるとしたら、どんな間取りが考えられるでしょうか。
そこでは家を大きくして考えるのでなく、小さくしながら、より自分にとって大切なことは何か、ということを考えられないでしょうか。自分の暮らしを何かに集約してそれを中心に考えていく、というのもおもしろい試みです。

たとえば、本だけを置いて、図書館のような家とか、ピアノだけがおいてあるような家とか、または家の真ん中にお風呂があるとか、料理が好きなら大きなキッチンと大きなダイニングがあるとか、他にも快適なベッドが置いてあって、テレビも寝ながら見てしまうとか。

下の間取り図をご覧ください。
他のものを一旦全部捨ててしまって、何もない空間にベッドだけが置いてあるという空間です。ある意味潔い空間と言えます。

他にもいろいろと考えられます。料理が好きな人は、徹底してつくることの機能性を考え、プロ用のキッチンや調理道具を思い切り整えて料理に向きあう。おきまりのリビングソファを置いてダイニングを置いてというのでなく、中心以外のものは全部一度切り捨てて暮らしに強弱をつけることで、自分自身と向き合うことができるかもしれません。

みなさんにとって家の中心はなんでしょうか。広ければ広いほど家はいいとも考えがちですが、逆に小さくしてその真ん中に自分の暮らしの中心を置いてみる。あれもこれもするのでなく、これだけを徹底してすると決めるのも家のつくりかたの一つといえるかもしれません。

○○が中心の家、あなたなら何を中心にしますか?みなさんのご意見をお聞かせください。