家族の図書室

コラム | 2008.7.1

今回は筆者の友人の家の話を紹介します。
友人(37歳)の家族は4人、奥さま(34歳)と子供2人(7歳、4歳の男の子)です。彼の家族は4人で使う共同の書斎を一部屋持っています。
部屋の広さは7帖ほど。ルールは「机の上には何も置かない」ことだそうです。一つの部屋を家族4人で共有しているのですが、使う時間帯がそれぞれ使うので、バッティングはしないとのことです。

平日の昼間はお母さん、夕方は子供(上の7歳の子)、夜と休みの午前中はお父さん、午後は子供と割り振っています。それぞれが自分の部屋の一部として使っているようです。その方式を彼はPRONT(昼間はカフェで夜はバーと時間帯で業態が変わる)方式と呼んでいました。

その部屋は、なんという呼び名かと聞いたところ、呼び名はないとのことです。
「だってみんな自分の部屋だと思っているのですから」

ちなみに「机の上には何も置かない」ということでしたが、どうしても子供の学校の時間割だけは置かなくてはいけないので、それを子供風でないものにお父さんが作り直したそうです。これはお父さんの美意識でしょう。
寝室が最小化していき、また絶対的な床面積が小さい現代の家では間違いなくニーズはあるでしょう。
リビングルームの一角にスタディコーナーなどを作るというのも一案ですが、第6回アンケートでは、書斎について聞いたところ、集中できる個室が欲しいという答えが、結果からうかがえました。

また、第6回アンケートの「もう一部屋あったら何につかいますか」という問いに、書斎と答えた方も多くいらっしゃいました。そして家族数が増えるほど、また子供の年齢が小さいほど書斎を望む人が多い結果となっていました。

考えてみると、現代の家は物があふれています。その中でも多いのは書物のようです。意外と捨てられず、場所もとってしまいます。マンションなどに住んでいると、共同の図書室でもあったらと思うことがよくあります。皆さまの家ではどうでしょうか?
書棚と書斎、すっきりした部屋で知識と向かい合うことは現代人にとってはストレス解消の一つでもあるかもしれません。

2008年7月1日配信 無印良品の家メールニュース Vol.91より