「サンデーコミュニティカフェ」団地活性化アイデアワークショップ開催レポート
千里青山台団地物語 | 2013.12.27
2013年12月15日(日)に、千里青山台団地「サンデーコミュニティカフェ」で団地活性化アイデアワークショップ を開催しました。この様子をご紹介していきたいと思います。
みんなで考える千里青山台団地の可能性
今回のワークショップには、約30名の方々にご参加いただきました。千里青山台団地内からは自治会の方々、住民の方々、留学生などが。団地外からはサンデーコミュニティカフェのサポートチームの方々、今回の取り組みに興味を持ってくださった方々などにお集まりいただきました。
この「千里青山台団地物語」コラムや、MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトの「千里シェアルーム大使住まいレポート」のブログを読んで、団地再生に興味を持ってくださった方々もいらっしゃいました。
ワークショップのスタートは千里青山台団地の自治会長さんの挨拶からはじまり、その後、散歩フィールドワークを行いました。団地内の良いところをみんなで発見するというフィールドワークです。
千里青山台の住民の方々の案内のもと、参加者を4つのグループにわけてスタートしました。団地に長く暮らす住民の方々が、それぞれの思いや大好きな場所を案内してくれました。
散歩フィールドワークの後は、みんなで昼食をとりました。団地に40年間暮らすお母さんが用意してくださった手料理や、美味しいカップケーキにオーガニックコーヒーをいただきました。リラックスした雰囲気が参加者の方々へ広がります。
午後からは、午前中にフィールドワークで発見した千里青山台団地の良いところや、コミュニティカフェでやってみたいことをグループに分けてまとめていきました。参加者の方々は、すっかり打ち解けて、様々なアイデアが自然に提案される雰囲気になってきした。みんなからでてきたアイデアはたくさんあります。
─ 団地内で畑を作って、収穫した野菜をコミュニティカフェで使用しよう。
─ 団地に何十年も住んでいるけど、屋上に行ったことがないので、そこで天体観測イベントをしたい。
─ コミュニティカフェをブックカフェにしたい。
─ 芝生の上で寝転がって、本を読んだりコーヒーを飲んだりのんびり過ごしたい。
─ 留学生が多いので、留学生による文化交流イベントをしたい。
─ 子供が外で遊ぶ姿をあまりみないので、子供たちと団地内で鬼ごっこをしたい。
─ 団地のおばちゃんの料理教室をしたい。
─ 団地内に卓球倶楽部をつくりたい。
─ 団地内に散歩コースやサイクリングコースをつくりたい。
─ 団地内で廃棄される家具をリメイクしてコミュニティカフェで使いたい。
その数なんと、100案以上。どれも楽しいアイデアばかりでした。
少し後ろ向きな話題も、みんなで話すことですっかり前向きになっていきます。最後の最後まで、皆さん話し足りない様子でした。今回のアイデアを元に、千里青山台の「サンデーコミュニティ」では、来年以降様々なアイデアを実行していきます。
関西では人と人をつなぐ団地再生の動きが広がっています。
関西では千里青山台団地以外でも、団地再生の取り組みが進んでいます。
関西大学 先端科学技術推進機構 団地再編プロジェクトでは、大阪府河内長野市UR南花台団地を対象地として、全国からの団地への自由な提案を募集するコンペティションが行われます。