自分が購入する物件、プロの目にどう映る?ドキドキの物件契約&ローン申し込み|スタッフの中古マンションリノベ実録
家は、こうしてできる。 | 2026.1.26
今回MUJI HOUSEスタッフが中古マンションを購入、リノベーションしました! 人生でそう何度も訪れないこの機会。生まれて初めての物件購入やリノベーションがどういった流れで進んだのか、経験してみて知っておいた方がいいこと、事前にやっておきたいことなどをリアルな実体験とともにご紹介しています。

30代女性・夫と二人暮らし
無印良品の家コンテンツ制作を担当
アート鑑賞が趣味(本当は購入も趣味にしたい)
契約とともに動き出す、大きなお金
物件が見つかってから急ピッチで進む、というのが前回までの話。とにかく急いでリノベーション会社を決めなくてはならない、ということで、慌ててMUJI HOUSEのリノベーションスタッフ(YouTubeでもおなじみの鈴木さん)に相談しました。
まずは物件情報を見てもらい、ここに決めて問題ないか率直な意見を聞いてみたところ、光の速さで不動産会社と連携し、詳細な物件資料を取り寄せて確認してくれました。基本的にどの物件にも「重要事項調査報告書」というものがあるのですが、とにかく内容も多くて、これを見たところでどこを確認すれば良いか素人には分かりづらい。おかしなところがないか、第三者目線で一緒に確認してもらえるのはとても心強かったです。

実際に取寄せてもらった管理資料 なんと99ページありました
鈴木さんによると、懸念点があるとしたら小規模マンションのため今後修繕積立金が高騰する可能性があること。ただし長期的な修繕計画がしっかりたっているので、そこまで心配し過ぎる必要はないとのことでした。ある程度修繕積立金があがることは覚悟のうえ、ということでそこは飲み込み、ローンの審査のために見積を出してもらうことに。
まだ詳細なリノベプランが決まっていないので、後から借入金額が足りなくなることを防ぐため、まずは想定される最大金額(様々なオプション仕様をつけたもの)で見積を出してもらいます。それを頭ではわかっていても、提示された大きな金額にいったん驚愕……。社内の人間なのでとても言いづらいのですが、思いのほか高かったので払っていけるか不安になり、他のリノベーション会社の相談会にも参加してみました。私が相談した数社はすべて、同じ面積でリノベーションをしようとすると大体同じかそれ以上の金額で、断熱性能をあげるとさらにそこに追加費用がかかるそう。であれば標準仕様で断熱性能も高く、内装も好みなMUJI INFILL 0の方が良い、と納得しました。
ここから物件とリノベーションの申し込みをするのですが、そのためにはローンの仮審査に通っている必要があります。仮審査の結果が出るまで1週間ほどかかるため、この間に他の人が契約してしまう可能性もあるのだとか。
私はこのタイミングで慌てて紹介してもらった金融機関へ仮審査の申し込みをして、フルリノベに慣れている不動産会社のありがたさを感じました。一言で「住宅ローン」と言っても、リノベと物件費用を合わせてローンを組めるか、金利はどうか、団信の条件は…など、金融機関によって提供されるサービスはさまざまなので、どこへ申し込むか決めるのも一苦労です。
1日でも早く申し込むためには、あらかじめ金融機関の目星をつけておいて、内見から2〜3日後には仮審査を済ませてしまう方がスムーズなようです。
仮審査自体はインターネットで申し込むだけなので意外と簡単でした。待つ時間はドキドキですが、無事審査にも通り契約に進むことができました。
ここからさまざまな手続きがはじまるのですが、不動産会社の方がつつがなく調整してくださったので、ひらすら言われた場所に指定書類を持っていく、という流れでした。
さまざまな契約手続き
・物件の契約
ついに物件を購入するのですが、ここで初めて売主(前の住人)の方に会いました。この人たちが住んでいた家を受け継ぐのか、と少し不思議な気分。書面だけでは分からない、他の住人やマンション管理のことなど、実際の住み心地について色々とお話も伺えました。
物件の購入費用は住宅ローンで支払うとしても、基本的にはその一部を「手付金」として契約時に現金で支払う必要があります。(大きな金額なので、ATMでは一度でおろせない場合もあります)
手続きにあたっての署名捺印や重要事項の読み合わせなど、進行はすべて不動産会社の方が進めてくれますが、手付金は私達が売主に直接支払うという決まりのようです。お金を数える機械に入れて、正しい金額であることを確認した後、現金でそのまま売主さんにお渡ししました。もっとちゃんとした封筒に入れてくればよかった……と少し後悔。
・ローンの申し込み
仮審査が通った後、改めて金融機関へ正式にローンの申し込みを行います。物件の引き渡し日までに融資が実行される必要があるので、その前にローンの契約が完了している必要があります。私達は住宅ローンをペアローンで組んでいるため夫婦2人揃って手続きに行く必要があり、平日の昼間に予定を合わせて銀行や不動産会社へ行くのは意外と大変でした。今までの人生では経験したことのない大きな額を借りるわけなので、ちょっとした面接のようなものがあるのかと思い少し緊張しましたが、意外と事務的な手続きのみで安心しました(ただし印鑑を押す量は膨大)。ここから本審査がスタートします。
・リノベの現地調査
同時進行で、MUJI HOUSEのリノベーションスタッフによる物件の現地調査が行われました。リノベーションプランを作成するにあたって、実際に現地を確認し構造や設備などを確認する必要があるそうです。
とはいえ引き渡し前の物件はまだ私のものではないので、MUJI HOUSEが不動産会社と直接調整して機会を作ってくれます(今回は取材のため同行させてもらいました)。

コンクリートでできている構造壁の位置を確認します

窓の大きさも細かく測定

お風呂の天井にある点検口を空けて配管を確認します

測定した寸法を図面に記入していきます
私が内見でこの部屋を見た時は「日当たり良さそう、共用部がきれい」くらいの感想しかもてませんでしたが、「梁(はり)がないので間取りを変えやすいですね」、「床が元々上がっているようだから水回りも動かしやすそうですね」、「天井を作っていないからコンクリート躯体もきれいに保たれていそうですね」といった細かなポイントをチェックしてもらえて感動!リノベーションのプロの視点で物件を確認してもらえるという意味でも、やはり物件探しから相談するのが一番良いですね(改めて)。
さらに物件の管理人さんと連携をとって、物件俊工時の資料を取り寄せたり、工事にあたっての申請方法を確認したり、といった細かな確認もしてもらえるので安心です。
・ローンの契約
無事に本審査にも通り、金銭消費賃貸契約、つまりローンの契約をしに銀行へ赴きます。当日は奥の方の部屋に案内され、売主・買主・それぞれの不動産会社担当者・銀行担当者・司法書士が集結。必要な証明書を提示してから法に則り進行されていく様子はなんだか緊張感があって、昨年話題になった配信ドラマを思い出しました。各自が必要書類に印鑑を押したりサインしたりして、厳かに(?)実行されていきます。各自が必要書類への捺印やサインを終えてから融資が実行されるまで、1時間程かかりました。それを見届けないと解散できないので、雑談で時間をつぶします。私は世間話が苦手という悩みがあるのですが、やはり大人のたしなみとして身につけないといけないなと感じました。
購入費用が無事売主さんの元へ振り込まれたことを確認し、契約は終了です。
鍵を受け取り、いよいよ購入した物件が自分たちのものになりました。これまでの人生で一番大きな買い物ですので、受け取った鍵はなんだか重く感じ、身が引き締まる思いでした。


