まさかのリノベ予算オーバー!?譲れないものをジャッジする|スタッフの中古マンションリノベ実録

家は、こうしてできる。 | 2026.4.1

今回MUJI HOUSEのスタッフが中古マンションを購入、リノベーションしました! 人生でそう何度も訪れないこの機会。生まれて初めての物件購入やリノベーションがどういった流れで進んだのか、経験してみて知っておいた方がいいこと、事前にやっておきたいことなどをリアルな実体験とともにご紹介します。

MUJI HOUSEスタッフ 小林
30代女性・夫と二人暮らし
無印良品の家コンテンツ制作を担当
アート鑑賞が趣味(本当は購入も趣味にしたい)

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リノベ見積もり完成!譲れないもの、削るものを考える

洗面台と洗濯機の位置を入れ替えてもらった、最後の間取りが完成しました。

洗面台を脱衣室から廊下に移動させたので、朝の忙しい時間も夫との洗面台争奪戦が発生しなさそう。導線上に洗面台があると、きれいに保つのが苦手な私の場合はどうしても生活感が出てしまう……と懸念していたのですが、扉を閉めれば隠すことができるので気になっていたことがすべて解決しました。かなりお気に入りです。

ちなみに、参考までにと以下のようなパターンもご提案いただきました。
無印良品のリノベーションでは設計時必ず、担当者以外の設計スタッフも間取りの確認をするのだそうです。こちらはその中で他の方からいただいたアイディアだと聞きました。

脱衣所をなくすことで、寝室を大きくとったパターンです。効率的に空間を使える点は素敵ですが、やっぱり脱衣所は独立してあったほうが安心できそうだと思い、元の案にしました。

そしてついにお見積りが出ました。
ローン審査時に目安として出していただいた見積りよりは安いものの、目標額は少しオーバーしてしまったため、設備に変更を加えました。

我が家は窓が多く、合計8ヶ所インナーサッシを入れる必要があるのと、3面が外に面しているため断熱材を入れる部分も多くなります。そういったことから、どうしてもリノベ費用が高くなってしまうのだそう。また、食洗機を大きな海外製のものにしたことでも費用が上がりました。
その分変更したのは、お手洗いや浴室などの個人的にあまりこだわりがない部分。基本的に部屋干しをしないので浴室乾燥はつけず、トイレやお風呂、蛇口などを標準仕様にすることで費用を抑えました。
あとは個室や収納の扉を減らすとその分費用は抑えられますが、後からやっぱりつければよかった…となりそうだったので、建具はそのままにしました。

照明で感じた「美的感覚の共有」

プラン検討の中で、意外にも一番悩んだのが照明計画でした。
我が家は天井を少しでも高くしたかったので、基本的に躯体をそのまま使用しました。天井をつくらないため、埋め込み式のダウンライトは設置できず、ライティングレールを通してスポットライトを設置するかたちになります。

最初に提案していただいたのがこちら。

照明は普段意識したことがなかったので、ざっくり全体を明るくできれば良いと思っていました。
でもいざ図面を見ると、綺麗な天井が気に入っているのでこの図のように中心にライティングレールがくるのは避けたい。できればダイニングにペンダントランプ用の引っ掛けシーリングをつけたい。キッチンとライティングレールが垂直に交わっているのが気になる。などいろいろなわがままが出てきます。

自分でも考えてみた、逆にレールが目立ってしまう案…

結局1日では決まらず、次の打ち合わせ時に以下のプランを提案いただきました。

キッチン上とリビングの窓際に、ライティングレールをつけてもらいました。こうすることでキッチンは明るく、ダイニングはペンダントライトで照らし、リビングの天井は綺麗に保ちつつ、明るさは窓際のライトで調節できるようになりました。レールも短めで目立ちません。
間取りを決める際も感じましたが、わがままは言ってみるものですね!すべての要望が叶えられてとても嬉しいです。

そしてここで感じたのは、設計担当者に私の「ライティングレールを目立たせたくない」という細かい感覚を理解してもらえるのが大事だということ。
照明に限らず、「こうした方が美しいと思う」という美的感覚に設計担当者が共感してくれるかどうかが、リノベーションをスムーズに進めるうえで重要な気がします。人によっては、機能的であればいいじゃん、と思われてしまう部分だと思うので…。私は、そういった些細なひっかかりまで担当の方が尊重してくれたので、本当にストレスなく楽しく家づくりを進められました。