「好き」と思える物件に出会うまで|スタッフの中古マンションリノベ実録
家は、こうしてできる。 | 2026.1.6
MUJI HOUSEでも人気のあるリノベーション。高断熱や耐震性、キッチンやユニットバスといった基本設備、くらしに合わせて間取りを変えられる広々空間など、中古マンションでもその人らしい“くらしのうつわ”に仕上げる工夫をご提案しています。
今回MUJI HOUSEのスタッフKが中古マンションを購入、リノベーションしました! 人生でそう何度も訪れないこの機会。生まれて初めての物件購入やリノベーションがどういった流れで進んだのか、経験してみて知っておいた方がいいこと、事前にやっておきたいことなどをリアルな実体験とともにご紹介します。

30代女性・夫と二人暮らし
無印良品の家コンテンツ制作を担当
アート鑑賞が趣味(本当は購入も趣味にしたい)
前回「物件探しはリノベ会社から!」と自身の反省を踏まえて熱く語ってしまいましたが、今回は、実際に私が物件探しを行ってから、購入物件を決めるまでをご紹介します。
毎日物件ポータルサイトを見た3か月
誇張抜きで、複数のポータルサイトを3か月ほどほぼ毎日巡回していました。ちなみに条件は希望よりも緩めにしていました(例えば、駅徒歩10分希望の場合は15分、価格も+500万、専有面積はー10㎡くらいで検索)。
これはただ単純に楽しくて3か月くらい見続けていたわけですが、よかったのはなんとなく相場がわかったこと。自分の希望が到底無理な条件なのか、まあまあいけるのか、などが肌感で分かると、最終的に自分の中で納得した決断がしやすいと思います。相場は不動産会社でも、無印良品のリノベーション相談会でも教えてくれるそうなので、自分でここまでやる必要は正直ないのですが、やっぱり自分の目で見て納得できるのは大きい。物件探しは絶対的な正解がないので、そういった手触り感のある体験こそが自分の背中を押してくれるな、と私は感じました。
歩き回ってマンションを見た2週間
毎日ポータルサイトを見て、「お気に入り登録」された物件が増えてきました。その中でまず1件の内見申し込みをしました。駅からも近く、広さや築年数も希望条件内、予算も希望範囲内と、第一候補の物件です。
しかし実際に見てみると、共用部が暗くあまり綺麗でないこと(タイミングが悪かったのかもしれませんが)、マンション自体の柱が影になり室内に光が入りづらいこと、隣の敷地が空き地のまま放置されていることなど、やや違和感を覚えるポイントがいくつか重なり、全体の印象としてはあまり良くありませんでした。
この1件目を内見した際に感じたのが、室内状況はさほど重要ではないということ。賃貸物件を探す場合は、決め手となるのはほとんど間取りや室内の状態でした。でもフルリノベーションする場合、内装設備や壁などは、基本的にすべて壊してしまうので、室内の状態はほぼどうでも良い……と書くと怒られそうですが、素人である自分が判断できるのは窓からの景色や日当たりくらい。それよりも、建物の一部が自分のものになるのだから、外観や共用部の雰囲気、そして周辺環境などの立地が圧倒的に大切になってきます。主観ですが1:9くらいで室内よりも外のほうが気になりました。リノベーションで変えられるのは室内だけで、他は変えられないですからね。
ということは、内見しなくてもある程度候補の物件を絞れるのでは? ということで1件目内見後に、検索サイトで見た良さそうな物件にマップでピンを立てまくり、ひたすら歩いて外観や共用部を見て回る日をつくりました。合計で30件くらい見たので、これだけでかなり絞れたように思います。やみくもに内見しても、「何か雰囲気が好きじゃない」とかいって夫や不動産会社の方をイラつかせることになったと思うので(笑)、やってよかったです。
そして運命の出会い!
翌週、見て回った中で気に入った物件を2件内見申し込みしました。
より希望条件に近かった1件目は、売主の方がまだ居住中の物件でした。築年数は経過していましたが、売主さんの雰囲気も良く、室内も明るく共用部もきれいで、前に見た物件よりも印象はよかったです。ただ、自宅の鍵とオートロックの鍵が異なることや、エントランスから自宅までの導線など、地味に生活の中で気になりそうなポイントがいくつかありました。
2件目は、予算を少しオーバーしていたり、方角的に日当たりが不安だったり等、希望条件からは外れていましたが、公園の隣で立地が良かった為内見しました。コンパクトで少し個性的な外観のマンションです。室内から見える公園の景色が想像よりもはるかによかったため、一目見て気に入りました。

窓から見えるイチョウの木が気に入りました


キッチンや浴槽の設備はすべて壊してしまうので特に気になりません
夫も賛同してくれたので、この物件を購入申し込みすることに決めました。物件探しを行う際、ほとんどの方が立地や面積、築年数といった条件を決めて探すと思います。私も途中まで条件で物件を絞り込んでいたのですが、最後は感覚で決めてしまいました。
もちろん失敗できない大きなお買い物なので、厳しく条件を絞って消去法で物件を探すことも必要だと思います。
ただ、好きになれる物件が見つかると、家づくりやその後の暮らしが本当に楽しくなると実感しているので、時には自分の感覚に頼ってみるのも大事かもしれません。

