【MUJI×UR】団地の廃材を使った時計作りワークショップ@無印良品 グランフロント大阪レポート

MUJI×UR団地レポート | 2025.2.10

無印良品 グランフロント大阪には、店舗内にMUJI×URのモデルルームがあります。
モデルルームの完成をきっかけに、MUJI×URの取り組みや団地の良さを、団地にまつわるモノやヒトを通しもっと多くの方に知っていただきたいという思いで、無印良品・MUJIHOUSE・UR都市機構が連携して、ワークショップを定期的に開催しています。


今回で5回目となるワークショップでは、2024年9月27日に無印良品 グランフロント大阪モデルルーム前にて、「UR-DIY部」(以下、DIY部)が講師となり、団地の住戸を解体した際に出た廃材を使って時計を制作するワークショップを行いました。

この時計作りワークショップは早くも3回目の開催となる人気コンテンツですが、今回は、香りをテーマとしたワークショップを企画しました。香りによるリラックス効果を期待して、無印良品で人気のエッセンシャルオイルを使い、完成した時計に好きな香りを付けられるようにしました。

DIY部とは、UR西日本支社の若手職員を中心とした部門横断の社内有志組織です。団地でDIYを行ったり、自ら考えて実行をするDIYの精神をもとにコミュニティづくりのワークショップやURが関わっているエリアでのイベントに出展するなど、まちや団地が楽しくなるようなモノコトづくりを行っています。

DIY部メンバーはおそろいのオリジナルのTシャツとエプロンを着用して対応をしてくれました。「DIY」のロゴはメンバー一人一人がシルクスクリーンで入れたそうです。

時計のベースとなるボードは、UR団地の床材や柱などを再利用したものです。また、時計の装飾には毎回人気のタイルや鴨居などの廃材を面白い形にカットしたものなども用意されていました。新しいものとは違った魅力を感じます。

毎回、開催のお知らせをする度にすぐに満員となり、大好評のため、今回もイベントを午前と午後の2回開催しました。

参会者の皆さんが揃ったところで、主催者であるUR都市機構の担当者からイベントの趣旨やMUJI×URへの思いについて簡単にお話しがありました。

講師であるDIY部から、今までの活動や思いを皆さんにお伝えし、時計の作り方について説明し、注意点などをお伝えしていきます。

まずは、時計のベースとなるボードを選びます。一つ一つ、大きさ・色・凹凸が異なります。

時計の針の位置を確認しながら装飾のレイアウトを考えていきます。
同じグループになった方やDIY部のメンバーに相談をする方も。

装飾には、タイルや鴨居などの廃材やドライフラワーの他に、麻生地やリボン、DIY部のメンバーが手作りしたレジンの数字などが新しく追加されました。

木材全体に麻布をうまく巻かれる方、異素材を組み合わせる方、鴨居の形をうまく利用してウサギに見立てていたり、タイルの裏面の凹凸を特徴としたレイアウトをされたりと、参加された方の個性とアイデアに毎回驚かされます。

グルーガンを使って装飾を木材に付ける工程も、最初はみなさん苦戦をしていましたが、慣れるとスムーズに進められていました。

木材の素材の感じにひとめぼれした方は、最小限の装飾で木目の凹凸を楽しめるように工夫されていました。

今回香りづけに使用した無印良品のエッセンシャルオイルは、おやすみブレンド、ヒノキ、グレープフルーツの3つです。
おやすみブレンドは、ワークショップに参加された方の中にも愛用されている方がいらっしゃる人気の香りで、こちらの香りを選ぶ方が多かったです。
ワークショップを終えた足で売り場を見てくるとお話しされている方もいて、新しい商品を知っていただくきっかけとなりました。

時計のベースへ数滴たらすと、木目に添いながらきれい浸透していきます。会場はとても良い香りに包まれ、たまたま通りかかったか方からも好評でした。

おひとりで参加される方も多いのですが、今回はお友達、ご家族などとご一緒の方もたくさんいらっしゃいました。

DIY部メンバーや参加された方同士が楽しそうにお話しされていたり、帰りに「とても楽しかった」と声をかけていただいたり、スタッフも毎回とても温かい気持ちになります。

今回参加された方の中に、UR団地に興味を持ってくださっている方がいらっしゃり、ちょうどその団地に住んでいたことがあるDIY部メンバーが出会うという奇跡が起きました。不安に感じているところなどをお話しいただき、快適な団地暮らしをしていただくにあたってのアドバイスや周辺施設などのお話をしていました。

気になる団地のことやお部屋探しの方法などについても、ワークショップに参加している中で、スタッフに気軽にご相談もできますので、団地に興味があるけれど、どうしていいのかが分からないなどお悩みがありましたら、ぜひ参加してみてください。

今回のようなワークショップの他にも、MUJI×URでは現在、団地内でも様々なワークショップを開催しています。「MUJI×UR 団地まるごとリノベーションプロジェクト」と題し、団地にお住まいのクリエイターの方などに参加いただき、集会所や広場で定期的にイベントなどを開催しています。このプロジェクトは、団地住戸だけでなく、周辺の屋外施設や商店街区までリノベーションの対象を広げ、地域コミュニティの形成支援の観点から、団地を拠点とした地域の生活圏の活性化を目指しています。
大阪では「泉北茶山台二丁団地」「中宮第3団地」の2つの団地で実施していますので、ぜひ遊びに来てください。
無印良品 グランフロント大阪 MUJI×URモデルルーム前などでは、これからもワークショップやトークイベントなどを開催していきますので、ご期待ください。