【MUJI×UR】UR団地の廃材を再利用したルームプレートワークショップ@無印良品 グランフロント大阪レポート
MUJI×UR団地レポート | 2024.9.30
無印良品 グランフロント大阪には、店舗内にMUJI×URのモデルルームがあります。
このモデルルームの完成をきっかけに、MUJI×URの取り組みや団地の良さを、団地にまつわるモノやヒトを通しもっと多くの方に知っていただきたいという思いで、無印良品・MUJIHOUSE・UR都市機構が連携して、ワークショップを開催しています。
今回で4回目となるワークショップでは、2024年8月20日に無印良品 グランフロント大阪Open MUJIにて、団地の建て替えによって取り壊され、廃棄される鴨居や床材などを再利用し、電熱ペンで木を焦がして文字やイラストを描くウッドバーニングでルームプレートを制作するワークショップを行いました。
UR都市機構にて廃材を適度なサイズにカットしてもらい、ベースとなるプレートを用意していただきました。月日と共に変化した木材の色合いがひとつひとつ異なり個性がでます。
ワークショップを開始する前に、主催者であるUR都市機構の担当者からイベントの趣旨やMUJI×URへの思いについて簡単にお話がありました。
講師の方からウッドバーニングを行う上の注意点や道具の使い方の実演をいただきながら、制作の工程を確認します。
好みのプレートを選び、文字やイラストをえんぴつで下書きしていきます。
参加されたほとんどの方が、プレートの用途を決められていたため、迷いなく筆が進んでいました。
下書きが完成したら、電熱ペンで文字やイラストを描いていきます。
木材の節の凹凸にペンがひっかかり、味のある文字が浮かび上がってきます。
ペンの角度や力加減を変えることで線の太さや色を調整して自分好みにしていきます。
皆さんが電熱ペンを使い始めると、Open MUJIはほんのり木の焼けた良い香りに包まれました。
下書き作業の際は会話や笑いが絶えなかったのですが、電熱ペンを使い始めると皆さん黙々と作業をされていました。
電熱ペンでの作業を終えたら装飾をしていきます。前回のワークショップでも人気のあった、団地で使用していたタイルや、鴨居を面白い形にカットした木材、カラフルなドライフラワーが用意されています。
好みの素材を選び、適度なサイズにカットしてグルーガンでプレートに付けて装飾していきます。
ウェルカムボードやお部屋の表示、お店やスクールの看板などさまざまな作品が出来上がりました。
お一人で参加される方がほとんどですが、はじめてお会いしたとは思えないくらい仲を深められ、終始笑いの絶えない雰囲気のワークショップとなりました。
たまたま同じ席になった方同士で同じモチーフの鳥を描かれた方も。
たくさんの方に参加していただけるよう、2部制で実施しましたが、募集を開始してすぐに全ての枠が満員となりました。
今回使用した廃材は、建て替えが進む団地に設置されていた木材や鴨居、タイルなどを再利用したものです。
UR都市機構では、ただ建物を建て替えるだけではなく、建材や部材を保存・再活用しようという取り組みも行われています。
今回のようなワークショップの他にも、MUJI×URでは現在、団地内でも様々なワークショップを開催しています。「MUJI×UR 団地まるごとリノベーションプロジェクト」と題し、団地にお住まいのクリエイターの方などに参加いただき、集会所や広場で定期的にイベントなどを開催しています。このプロジェクトは、団地住戸だけでなく、周辺の屋外施設や商店街区までリノベーションの対象を広げ、地域コミュニティの形成支援の観点から、団地を拠点とした地域の生活圏の活性化を目指しています。
大阪では「泉北茶山台二丁団地」「中宮第3団地」の2つの団地で実施していますので、ぜひ遊びに来てください。
無印良品 グランフロント大阪 MUJI×URモデルルーム前などでは、これからもワークショップやトークイベントなどを開催していきますので、ご期待ください。