「4段ベッド」から考える暮らしの知恵

団地から考える暮らしの知恵100 | 2023.12.27

第四十四回
「4段ベッド」から考える暮らしの知恵

標準的な団地の間取りである3DKや3Kの場合、

・居間となる部屋が1つ
・主寝室となる部屋が1つ
・子供部屋が1つ

という3居室の使い方が一般的です。

建設当初の40年前は、子供が3人、4人いるような大家族も多く、子供部屋でおさまらない場合は、居間のちゃぶ台を片付けて布団を敷いて寝るための寝室を増やすこともできました。

しかし現代の暮らしにおいて、例え床が畳であっても子供も大人も高齢者もベッドに寝ることが一般的で、その場合、布団とは違い、寝る度に毎回ベッドを動かすのは一苦労になります。

このような標準的な3DK、3Kの間取りでもLDKを広々と使いながらファミリーでも暮らすことができたらどうでしょう。寝室は寝るだけの部屋と割り切れば、残りの部屋はふすまを外して部屋をつなげ、広々としたLDK空間として暮らすこともできるのではないでしょうか。

標準的な3Kの間取り。主寝室+子供部屋をコンパクトにしてファミリーでも1LDKの暮らしに。

<暮らしの知恵(1)  あったらいいな空想レベル – 4段ベッドがある暮らし ->

寝室を有効活用する方法として2段ベッドがありますが、さらに夫婦+子供2人まで対応できる4段ベッドがある暮らしはどうでしょう。

天井の高さを考えると4階建てのベッドではまともに起きることもできませんが、イラストのように一段づつ90度入れ違いにしてずらすことで、上半身だけ起き上がることができれば、4段でも意外と不便なく寝たり起きたりできそうです。

<暮らしの知恵(2)  あったらいいな空想レベル – 押入3段ベッド ->

※押入の中棚以上、及び天袋をベッドとして使用する事は危険なのでできません。

さらに、既存の押入を利用すれば、天袋まで含めて3段ベッドとして使用できそうです。そうすると、夫婦+子供3人の5人家族でも、1寝室と残りを広々L D Kで過ごすことができそうです。さらに同じ部屋に夫婦+子供3人で寝ていても、押入にふすまをつければ、就寝分離も再現できそうです。

またMUJI×URでは、通常3Kや3DKの間取りの場合、1LDKにリノベーションを行うことが多く、団地の住空間の良さである「風通し」や「日当たり」を最大限に活用した広々としたLDKを実現しています。

MUJI×UR Plan11(花見川団地) 押入の壁の一部を撤去して南北につながる広々LDKにした事例

MUJI×UR Plan+S(武里団地) ふすまを外して南北につながる広々LDKとした事例

もちろん1LDK空間にリノベーションを行うということは、ターゲットは2人暮らしや小さなお子さんがいるファミリーとなりますが、1寝室でも家族で寝ることができるアイデアがあれば、ファミリーでも広々LDKで過ごすことができそうです。

いかがでしょうか? このようなちょっとした知恵で素敵な暮らしが実現する「団地から考える暮らしの知恵」を随時発信していきます。みなさんのご意見をお待ちしております。