「畳」から考える暮らしの知恵

コラム | 2020.5.19

第二回
「畳」から考える暮らしの知恵

みなさんよくご存知の畳ですが、その歴史ってご存知ですか?
和室といえば畳ですよね。現代の畳のように部屋全体に敷き込むようになったのは、書院造の登場からになりますが、江戸時代には畳そのものが重要な建築物の要素とみなされていたようです。

団地では、1950年代の団地の登場とともに畳はなくてはならない物になっています。当時40平米、3DKが中心の間取りに大家族が住むには、日中居間として使用していた部屋は、夜、布団をしいて寝室となり、子供部屋は畳の上が遊び場であり、勉強をする場所であり、そして寝るところでした。

そして現在、コロナウィルスによる緊急事態宣言を受け、日々毎日を自宅のお部屋で過ごすことが多くなっています。ゴロゴロと床座で過ごしたり、子供たちが家で遊ぶとき、床の仕上げ材は非常に重要になってきます。

団地はもともと、床座で過ごすことを前提にしているので、床座の高さにあった窓があったり、風通しも日当たりも良いので、家で過ごすことが本当に気持ちがよいのは団地のよいところです。

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床座で過ごすにはちょうどよい高さの団地の窓

<暮らしの知恵(1) あったらいいな空想レベル – 芝生の畳 ->

賃貸物件において、一見、畳はお部屋の備品で借主は勝手に変えてはいけないようなイメージがありますが、実は、UR賃貸住宅においては、借主が畳を取り替える場合、URへの申請は不要。また原状回復義務も免除されています。ではいっそのこと芝生の畳を敷き込んではどうでしょうか。毎日がピクニック気分で過ごせます。いま流行りの「お家キャンプ」も雰囲気が出て良さそうです。

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※畳の変わりに芝生は敷けません
※床の上で水をまくと漏水する恐れがります
※下階の人のことを考えて騒音に気を付けて遊びましょう

<暮らしの知恵(2) ちょっとした工夫 – 麻畳でオシャレ和室に大変身 ->

2つめの知恵は、畳は和室のイメージが強いですが、洋室でも使える畳に変えてしまうだけで、一気に和室のイメージを変えることができます。無印良品では、MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトで開発された「麻畳」を店舗で販売しています(取扱店舗は限られていますので詳しくはこちら)。
この「麻畳」は通常の「い草」の畳と違い、色は薄緑ではなくベージュなので、どちらかというと洋室の雰囲気になります。ソファーやテーブルを置いても違和感なく、もちろん床座の畳としても使用できるので、まさにオールマイティな畳といえます。

お家で過ごす時間が増えている現在、「お家ヨガ」「お家遊園地」「お家〜」に畳は最適ではないでしょうか。

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MUJI×UR共同開発パーツ「麻畳」を敷き込むだけ

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MUJI×UR plan24 鈴蘭台第1団地

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MUJI×UR plan12 落合団地

どうでしょうか? このようなちょっとした工夫で素敵な暮らしが実現する「団地から考える暮らしの知恵」を随時発信していきます。みなさんのご意見お待ちしております。