「キッチンアレンジ」から考える暮らしの知恵
団地から考える暮らしの知恵100 | 2024.12.26
第四十八回
「キッチンアレンジ」から考える暮らしの知恵
あっという間の年末で、寒さもここ数日で急に増してきました。
寒くなってくると、お鍋でも食べたくなってきますね。
暖かい鍋を囲むことも多くなってくる季節ですが、キッチンとテーブルの関係性を改めて見直してみると、もっと素敵な暮らしができるアイデアがありそうです。
例えば、MUJI×URで開発されたパーツである「組合せキッチン」によって、キッチンとテーブルの様々な組合せをアレンジできます。
このように、様々な組合せパターンにより、それぞれの暮らしに合わせたキッチンに変化させることができます。キッチンに自分の暮らしを合わせるのではなく、使う人のスタイルに合わせてキッチンを組み合せてアレンジすることができるのです。
では、キッチンが円形だとしたらどうでしょうか。
<暮らしの知恵(1) あったらいいな – 円卓タイプのキッチン ->
キッチンとテーブルを分けて組み合わせるのではなく、ぐるりと一周、テーブルとして食べる人と料理をする人が同じ円卓を囲み、さらに、中央には中華料理店のようにクルクル回る天板が中央に付いている…
作り立ての料理が円卓に乗ってクルクル回って提供されるのはもちろん、食べる人と作る人が同じ円卓を囲んで過ごすことができるので、会話をしながら調理ができるので、家族間のコミュニケーションも増えそうです。
<暮らしの知恵(2) ちょっとした工夫 – 天板を変えるだけで素敵にリメイク ->
そこまで大胆に変えなくても、他にいい方法はないものでしょうか。
例えば、既存のキッチンの天板を交換するだけでも、見た目の印象も変わりますし、加えて取手もMUJI×URの共同開発パーツである「木製取手」に交換することで、キッチンの印象はガラリと変わった印象にすることができそうです。
既存のモノを生かしながら、キッチンを上手にリメイクできれば、よりたくさんの団地の住戸でキッチンをコミュニケーションの中心とした暮らしができるのではないでしょうか。
このようなちょっとした知恵で素敵な暮らしが実現する「団地から考える暮らしの知恵」を随時発信していきます。みなさんのご意見お待ちしております。
また、MUJI×URでは、オリジナルの「共同開発パーツ」を展開しています。
団地の暮らしの考察から生まれた、団地の魅力を引きたてるオリジナルパーツ
MUJI×URでは、UR都市機構と無印良品が共同で開発したオリジナルパーツを「団地の魅力を引きたてる新しいアイテム」として、リノベーション住戸に使用しています。
団地の暮らしに欠かせない畳・ふすま・キッチンも現代の暮らしに合うようにデザインを見直し、また、地産地消やリユースといった開発の背景にあるストーリーを大切にしています。
そして、このような開発パーツを使用した「Parts Room」の展開も開始しました。
気になるパーツやテーマを見つけて、団地暮らしを楽しんでみませんか。随時募集も行っていますので、ご興味のある方は是非、空室情報をチェックしてみてください。