ワンフロアに共存する多様な機能

龍谷大学 深草キャンパス8号館に新設されたオフィススペースと学生相談窓口の空間デザインを手がけました。職員のみなさんのペーパーレス・フリーアドレス等を導入したオフィス環境と学生にとっても働く職員にとっても居心地の良い空間の実現を目指しています。龍谷大学深草キャンパス施設整備の「深草を森にする」というコンセプトと調和し、カラーリングや植栽計画に緑豊かなイメージを取り込むほか、学生でにぎわう季節には組み替えて席数を増やせる造作家具など、汎用性をもった設えを心がけています。職員同士の連携や新たな発想を生み出す仕組みとして、執務スペースの間に高さ違いのデスクや円卓を配置することで、柔軟な働き方を可能にするオフィス環境を実現しました。

オフィススペースには「ナイロンタイルカーペット」、休憩ラウンジや学生が行き来するスペースには「OAフロアに貼れる日本の木でできたフローリング」・「日本の木でできた薄型フローリング」と利用する床材を変えることでゾーニング。その他、「日本の木でできた家具」シリーズ、ロッカーや傘立て・ダストボックス等の「スチール」シリーズ、「角パイプテーブル」等、役割に合わせて商材を組み合わせ機能的でありながら温かみのある空間となりました。