団地/マンション再生事業 アクアルーチェ北安江[一棟リノベーション]
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2025.08.22
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独立行政法人都市再生機構(以下「UR都市機構」)と「無印良品の家」を展開する株式会社MUJI HOUSE(以下「MUJI HOUSE」)は、MUJI HOUSEが開発した「インフラゼロハウス」(バイオトイレや太陽光発電、蓄電池等を実装し、既存のライフラインとオフグリッドでも利用できるトレーラーハウス。詳細は別記参照)を活用し、全国で初となる団地及びまちなかでの共同実証実験を開始することをお知らせいたします。
UR都市機構は、「社会課題を、超えていく。」を掲げ、人口減少・少子高齢化、地域活性化、災害の激甚化・頻発化などによる社会課題の解決、UR賃貸住宅事業メッセージ「ゆるやかに、くらしつながる。」に込めたくらしのつながりの醸成に向け、様々な取組みを推進しています。
MUJI HOUSEは、「建築費」だけでなく、「燃費(光熱費)」や「環境負荷」までを考えた家づくりが当たり前の社会を目指す取組みの一環として、令和5年3月から、インフラの整わない場所でも自由自在に暮らすことのできるトレーラーハウス「インフラゼロハウス」の実証実験を行っております。
今般、UR都市機構とMUJI HOUSEは、「インフラゼロハウス」を、団地及びまちなかに設置し、そのフィールドにおいて、地元行政市をはじめ地域の皆様との連携の下、防災・減災・環境配慮に係る啓発活動や地域コミュニティ活動と連携したイベントを実施いたします。
これらの活動を通じて、実需に合わせたインフラゼロハウスの最適化を進めるとともに、様々な社会課題の解決のために団地、地域にとって必要な機能や要素、課題などを検証することにより、災害への備えや、いざというときに役立つくらしのつながりの醸成、また空間整備・地域活動への提案といった持続可能な社会の実現に向けた新たなモデルの構築を目指してまいります。
「団地・まちなかにおけるインフラゼロハウス活用共同実証実験」
実証実験期間:令和7年8月~令和8年3月(予定)
スケジュール:8月31日~10月3日 南花台団地(大阪府河内長野市)
10月12日~12月末頃 北ぶらくり丁(和歌山県和歌山市)
※10月に北ぶらくり丁も別途内覧会を開催予定(9月26日頃発表)
(実施概要)
団地やまちなかにインフラゼロハウスを一定期間設置(※)し、お住まいの方や周辺地域の方の意見をお聞きしながら、地域やまちの課題解決に向けた実証を行います。
具体的には、災害時の共助に資するくらしのつながり醸成の活動、災害時の必要な機能・要素の検証、インフラゼロハウスの特徴を活かした環境負荷低減の啓発活動などを行います。また、地域活性化・コミュニティ推進を兼ねたイベントも予定しています。活動の経過は、UR都市機構及びMUJI HOUSEのWEBサイトやSNSで発信予定です。
(※)南花台団地(8月31日~10月3日)では、一部機能(リビング棟)のみ設置
【南花台地域について】
市北部の高台に位置する南花台地域は河内長野市最大規模のニュータウンで、その中でUR南花台団地は総戸数800戸を超える団地です。また、南花台地域では現在「咲っく南花台(南花台スマートエイジング・シティ団地再生モデル事業)」が展開され、河内長野市・関西大学・UR都市機構の三者による『南花台地区「丘の生活拠点」に関するまちづくり連携による協定』締結により事業取組みを推進する等、多世代が安心して住み続けられる産官学民のまちづくり事業が地域住民主体で進められています。
【北ぶらくり丁について】
和歌山市中心市街地に位置する北ぶらくり丁商店街は、レトロな空間や個性的な店舗・まちづくり活動が注目されています。今後予定する商店街のアーケード撤去を契機として、商店街振興組合と和歌山市が連携し、地域資源を活かした空間整備・にぎわい創出が進められます。UR都市機構は、令和3年から同市と締結している基本協定に基づき、北ぶらくり丁商店街等のウォーカブル推進、リノベーションまちづくり、官民連携まちづくり等を支援しています。
【インフラゼロハウスについて】
MUJI HOUSEは、エネルギーや生活水などを既存のライフラインに依存しないモバイルユニットを、移設・組み合わせることでインフラの整わない場所でも自由自在に暮らすことのできるトレーラーハウスの実証実験を令和5年3月から行っています。令和6年4月にプロトタイプが完成し、実証実験への参加者を募集。延べ2,179組の参加から17組に試泊いただき、そこで出た意見を基に、令和7年以降の実用化に向けて検証を進めております。