「団地に引っ越しました」くらしのコツ日記

「団地に引っ越しました」くらしのコツ日記

もしも<備える編>

2021年 4月 6日

もしも<備える編>

今回はシェア暮らしの「備え」をテーマにお話しします。

シェア暮らしをはじめてから、ずっと防災についてシミュレーションや備蓄をしておきたいと思っていました。

先日大きな地震がありましたが、団地に引っ越してから、まさか地震を経験するとは思わず、恐怖を感じました。
そのときに夜中の地震にも関わらず、焦って慌てて外に飛び出したはづきち
収まるまで部屋にいたもんち
ふたりの行動が分かれてしまい、防災について話し合う良いきっかけになりました。

もしも、災害が起きてしまったら…
ライフラインが止まってしまったら…

そんな「もしも」を想定して話しはじめたらキリがない…
何を備えるべきか。まずは優先順位をつけて考えました。

はづきち
「最低限の食料品を備える」  
もんち
「最低限の避難備品を備える」  

◇食料備蓄
もしも」を想定して3日間の食料+長期保存食品を備えることにしました。

保存食で揃えると、食べ慣れていないことや見た目からして「ザ!保存食」という感じがして、なんだかいつもの生活に馴染まないな…。
そう思って、今回は比較的賞味期限が長いレトルト食品を中心に揃えました。

無印良品のレトルト食品は、カレー以外にもさまざまな種類があります。
はづきちともんちで、選んだものに個性が出ました!

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3日分の保存食を用意すると一人5千円くらいかかりました。
ずらーっと並べてみると圧巻!これだけの食料が常にあれば少し安心です。

日ごろから食べ慣れたもので備えておくことで、賞味期限を確認して食べた分を買い足す「ローリングストック」もしやすいと感じます。
賞味期限の確認も大切です。
レトルト食品は、半年~1年。市販の水は1年程度。
缶詰や長期保存食品は2~5年くらい長く持つものが多いので、今後買い足したいと思います。
非常時用食品のパッケージには、親切に災害時伝言ダイヤルがついていました。

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スーパーに行ったときも、どの食材がどのくらいの賞味期限か気になってしまいました。

◇避難備品
ガス、水道、電気が止まったときに何が必要か、自宅避難を想定してみました。
普段使いしながら「もしも」のときにも役立つアイテムをセットにした「いつものもしもセット」。
一番たくさんのアイテムが入っている「備えるセット」+あったらいいなと思うものを追加しました。

中身は…

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セットに入っている、いつものもしもハンカチには活用法が書かれていて、役立ちそうです。
いつものもしもメモには、避難場所や連絡先を記入できるようになっています。
また、箱には購入時期や電池交換の時期を記入できるスペースもあります。
いざ必要なときに使えなかったら困りますよね。毎年の定期点検は必須です。

追加で準備したのものは、
カセットこんろ、ガスボンベ、手回しラジオウェットティシュー除菌シート指型歯みがきシート、トイレットペーパー、モバイルバッテリー懐中電灯、乾電池、使い捨てカイロ、生理用品、コンタクトレンズ、常備薬などなど…
揃え始めると、あれもこれもと段々増えていき、机がぎっしり埋まりました。

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もしもこのまま避難所に行くのならば…と考えると、3日分の下着、ゴミを入れるビニール袋、メモ帳、ペン、保険証のコピー、そして、キャッシュレス決済が普及していますが、非常時は現金しか使えないかもしれない…と現金も少し必要だと感じました。

わたしたちの住むお部屋には、キッチンの横に食器や食品類を蓄える小部屋「パントリー」があります。 玄関から近いため、ここを備蓄場所としました。

すぐに取り出せるようソフトボックスにまとめて、そのまま持ち出せるようリュックにも詰めました。
リュックを持ってみるとずっしり。かなり重かったです。

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玄関には、入居時に団地自治会にいただいた「無事です」のマグネットシートを扉につけて備えます。
災害時は、自宅にいるときも避難所へ行くときも、安否確認のメモを扉に貼ることが大切ですね。

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ふたりで「もしも」を想定してガス、電気、水道を使わずに食事をしました。

備えるセットの中に入っていたヘッドライトをつけて、キャンドル持ち運びできるあかり懐中電灯で明るさを確保します。

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ふと10年前の震災後、計画停電のときにキャンドルで過ごした夜を思い出した、もんちでした。

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薄明かりのなかでの食事。今回はお皿を洗う水を節約するために、ラップをしきます。
温めるのに少し時間はかかりましたが、パックのご飯も美味しく食べられました。

今回一度シミュレーションをして備えることで、少し不安が軽減されました。
地域の避難場所に足を運んでおくことや、離れて暮らす家族とも「もしも」のときにはどのように連絡を取るのか、話し合っておくべきだなと感じました。

もしも大きな家具が倒れてしまったら、扉が開かなくなったら…を想定して、新たなルールが仲間入りしました。

・寝る前にリビングの椅子はしっかりテーブルに沿わせて避難経路を確保する。
・玄関につながる引き戸や扉は就寝前に開けておく。

そういえば、団地の防災備品はどんなものがどのくらいあるのだろう…と思い、さっそく自治会会長のTさんにお願いして、特別に見せてもらいました。

◇団地の防災備品

防災備品倉庫は二ヶ所あります。

ハンマーや、金属を切れるボルトカッター、縄はしご、ヘルメット、D級消火ポンプ、担架、イーバックチェア(階段避難車)、雪が降ったときに使うスコップ、長期保管のできるガソリン缶、発電機、簡易トイレなどもありました。

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災害時に役立つ担架は布製、紙製、寝袋のような素材のレスキューキャリーマットの3種類。

初めて目にするイーバックチェア。
自力で家から出られない人がいた場合、座ったまま階段も移動ができます。
実際に使わせていただくと、少し大変でしたがわたしたちでもTさんを運べました。

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なかなか使う機会がないものばかりで、使い方を知っておかないと、いざというときに役に立たないと痛感しました。

非常食の貯蔵庫も用意されていると思っていたのですが、意外にも団地内にはありませんでした。
団地で暮らす方もそうでない方も、最低限の食料備蓄は必須だと改めて感じました。

Tさんからは防災冊子をいただきました。

備えることはこれで終わりではなく、日ごろから「もしも」を考えて準備できることがまだまだたくさんありそうです。

まだ防災備品を備えていない方、いつか起るかもしれない「もしも」に備えてみませんか。

このブログについて

東京都板橋区
緑が溢れる光が丘公園の北側に、URゆりの木通り北団地はあります。
築37年。たくさんの人々が暮らしてきた歴史ある団地で、ひとり暮らし初心者マーク卒業のはづきちのもとに、新しいメンバーが加わり、セカンドシーズンがはじまります。

団地での暮らしって?
ご近所づきあいって?
共同生活って?
というさまざまな疑問に飛び込みながら、「つながる」をテーマに「団地っていいな」をお届けします。

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