前回まではながったらしく、家をつくるのにかかるお金を説明させていただきました。読むのも厳しい…って感覚、よーくわかります。でも、なににどのくらいかかってくるのか把握しないと、「よし、家をつくろうや!」って気持ちにもなかなかなれず…ぼったくられてもイヤですしね…。でもね、例えば選んだ土地が水道引き込み工事が必要だった…とか、地盤改良が必要だった…としても、やっぱりお気に入りの土地がもし見つかってしまったら、そこに住んだ方がいいと私は思うのです。もちろんお金との兼ね合いは厳しいものになるでしょうが、心を強く動かされたのであれば、それに従うべきなんじゃないかと…個人的には思います。他を削ってまでそこに住みたいと思うのであればね…なーんて☆知ったようなことをいいますけど、そんな考え方もありかもしれません!
みなさんが一杯幸せを感じられる暮らしができますように、この家づくり新書は応援をしていきますよ~!
あくる日、お金の話をしに新宿へ
むっちゃんと私はまたまたあくる日に、無印良品の家 MUJI新宿 家センターに向かいまして、前回のインフィル・コーディネーターさんとは別の、お金により詳しいインフィル・コーディネーターさんとお話をさせていただく機会を設けてもらいました。
もうお金の話はいいよって思ってしまいがちですが、じゃあ実際にむっちゃんの家計でどんな家が買えるの?そもそも本当に買えるの?という大変に重要なお話…ということで向かったのですが、以外とお金の具体的な話にまでは到達せず…。そういうお話をする場合は、インフィル・コーディネーターさんがファイナンシャルプランナーさんを呼んでお話をするのだそうです。これはまた後日ですね…でも重要なお話、たくさん聞けましたよ~!
こういったステップを踏んで、家を買うに至るのですね。焦りは禁物でございます。
消費税増税で考える家を買うタイミング
いま消費税が段階的に上がっていますね。現在8%。すでに5%の頃と比べるとだいぶ生活は苦しいですよね…。
そして来年の平成31年10月頃に10%に上がります。実は、本当はもっと前に10%に上がる予定だったそうですが、先送りになったそうです。3年前の衆院選で1年半先送りに、熊本の地震などを踏まえてさらに2年半先送りに…と、理由あってのこと。家などの高額な買い物ですと消費税8%と10%じゃえらい違い! い、急いで…決めなきゃ…って思いますよね。じゃあいつまでに買っときゃいいの~!?というところですが、な、な、なんと、注文住宅に関しては消費税の上がるタイミングが変わるそうなのです…!
注文住宅に関しては、平成31年の4月以降の契約で10%に上がります!! ということは、平成31年3月31日までに契約すれば、引渡しが平成31年10月以降になっても8%が適用される!なぜ!ありがたいけどなぜ!?
そのわけは…建物って契約行為が発生してから完成するまでに時間がかかりますよね。役所への申請が長引いたから…役所が混んでいたから…そんな理由で消費税が上がってしまったら、家を買う人がかわいそうです! なので注文住宅に関しては特別なルールを設けたというわけだそう。
要するに、消費税が上がる半年以上前に契約行為があったものに関しては、消費税が上がったあとに完成したとしても消費税8%を適応して差し上げますわよ。という特別措置! ふう~。ありがたいことですね。これ、注文住宅だけじゃなくて、ウェディングにも該当するそうです。確かに。契約してから実際のお式までは時間がありますものね。
参考 消費税率の引上げについて
知っとくといいね!減税制度
というふうに税制が変わりゆく世の中で、少しでもお得に家を建てたい!というのは当然の願いのように思います。いろんな減税制度あるんでしょ!?とまくしたてましたら、インフィル・コーディネーターさんの口から飛び出したのは「住宅ローン減税」というワード。すっごい聞いたことある! なんかCMでやってる気がする!
この「住宅ローン減税」、ざっくりとどんな話かお伺いしたところ、住宅ローンを借りていたら、その残りのローンに対して所得税を還付するよという話…。全然よくわからないです。
「具体的にいうと、4,000万円までのローンに対し1%で、期間は10年間、最大400万円までを上限として所得税や住民税が手元に戻ってくることがある」!!!
なんかすごそうだがやっぱりよくわからない。
「わからねェわからねェ」と言って聞いていたら、要するに10年間のあいだ4,000万円のローンが残っているとしたら、毎年最大40万円手元に返ってくるってことらしい。おお、やっとわかった。
ちなみに借り入れが4,000万円までを控除対象者とし、言い換えると5,000万円お金を借りていても、4,000万円までしか控除対象じゃありませんよ、ということだそう。
あ~むずかしいけど、とにかく4,000万円ローン残ってたら10年間の間、毎年最大40万円戻ってくるってことだけ覚えていたら良いっぽいです。なるほど、なんだかいいことありそっ。
しかしこの住宅ローン減税、「長期優良住宅」の場合、5,000万円までが控除対象になるそうなのです!
で、出たー!長期優良住宅! 私の住んでいる三鷹の家も長期優良住宅です! 要するに最大500万円!一般住宅と比べると100万円も得するそうなのです~知らず知らずのうちに住宅ローン減税と長期優良住宅の恩恵を受けていたとは!
参考 住宅ローン減税制度
あとは「すまい給付金」。これはざっくりというと「家建てるならお金あげます」というありがたい制度。
ただ残念ながら、誰でももらえるというわけではありません。所得が大きい人はもらえないのだそーです。年収が510万円以下の人を対象にして、所得に合わせて給付金を発行しますよ〜という意味合いのものだそう。最大30万円!ゲットしない手はない! むっちゃんは「我が家はアタイが仕事辞めたらこれにあてはまるかも」と言っていました。しかーし、これは家族全員の所得ではなく、不動産の所持者に依るものなのだそうです。不動産を完全に旦那さんの持ち物とするならば、旦那さんの年収のみをみて判断してOK。なるほどっ、お得な制度ありがたいです。
参考 すまい給付金
その他にも、市町村補助金といって、地方自治体などで助成金を出しているものがあるそうです。ぜひみなさんお住まいの市区町村のホームページをチェックしてみてください。
試しに、私の住んでいる東京都三鷹市を調べてみたら、こんなのみつけました「生け垣助成制度」。生け垣を作る場所が道路に面していること。緑化の延長は、2メートル以上であること。などなどの助成要件を満たしていれば、1メートル当たり14,000円までの生け垣をつくる助成金がでるんだとか! 知らなかった~。
こうした減税は、国が勝手にやってくれるもんではありませぬ。自分で申告をしなくてはならないんです! MUJI HOUSEさんやハウスメーカーさんがやってくれるもんでもありません。絶対忘れずに自分で「確定申告の時に」手続きしてくれよな!絶対だよっ!