三鷹の家大使の住まいレポート『ぜんぶ、無印良品で暮らしています。』

無印良品の家を作るもの「床」ー朝日ウッドテックさんーその1

2024年7月19日 大使の工場見学

無印良品の家を作るもの「床」ー朝日ウッドテックさんーその1

とある5月の陽気な日に、MUJI HOUSEさんに、「無印良品の家の「床」を作っている朝日ウッドテックさんの工場見学に行きましょう!」と言われました。なんだか大阪に出向く機会の多いここ数年。私は瞬間的に、そして迅速に、大阪行きを決定しました。工場見学…いつ以来…? あれ、群馬のこんにゃくパークに割と最近家族で行ったぞ……意外と最近行ったぞ…という直近の工場見学を思い出しつつ、「工場見学楽しみだなあ」と胸を躍らせました。

そして瞬間的に大阪に飛んできた私。朝日ウッドテックの皆さんは、こんなしょうもない私のために、オリジナルの帽子まで用意していてくれて、偶然着ていたオーバーオールも相まってなんだか既視感があります。ありがとうございます。

朝日ウッドテックさんの工場は本当に大規模で、いくつかのエリアに分かれていることもあり、移動は車が主。と言った感じ! 工場で実際にフローリングを作っている最中なので、ちゃんと声が聞こえるように、スピーカーまでご用意いただいておりました…! すごいおもてなすぃ! こんなに丁寧にしていただいて本当にありがたいですよね。そして、無印良品の家の床材についての知識がこの1日でかなり身につきました! 基本的に無印良品のあれやこれやは工場の方に行って実際に見せてもらうのが難しいと聞いたことがありますが、そこは我らのMUJI HOUSE。床材作ってるところ見せてくれるのですもの。ありがたい。大使の冥利に尽きますわな!

ご説明資料までご用意いただき、大きな広間で説明を聞かせていただきました…!

朝日ウッドテックさんは、創業から111年目だそうで、かなり老舗の銘木(めいぼく)商なんです。銘木とは材質に優れた価値の高い木のことですね。それを使った商いをやられてもう111年目だということ。すごいですね。

床材といってもたくさん種類があって、流行り廃りというか、入手のしやすさとか加工のしやすさによって、年代によって使われる種類に差があるんですって。 例えばオーク材ってどんぐりの木のことなんですが、1998年にはフローリング材全体の約85%を占めるほど超代表的な素材でしたが、いまはメイプルやウォルナットなど他の種類の木も人気になっていて、オークの使用率は約40%くらいになってるそうです。(一時期は20%を切っていた時もあったけど、最近また盛り返してきたらしい) ちなみにメイプルっていうのはよく聞くと思うんですけど、かえでの木だし、ウォルナットっていうちょっと黒っぽい仕上がりの床は、くるみの木からできています。

当然現物もたくさんあり、色々と見させていただきました。床材になる前のものを手に取らせてもらえるのはなんだか嬉しい。ちなみに我が家でお馴染みの床材は、ハードメイプルというカエデの木で、北アメリカら辺から来たものですよ。うちの床材も確実にここの朝日ウッドテックさんで作られて三鷹に来たのだと思うと、はるばるようこそ感がすごい! いつも踏みしめていてごめん!

いよいよ工場見学の始まりです。朝日ウッドテックさんのロビーには欅玉杢(けやきたまもく)という御神木が展示されています。触っても良いとのことなので触らせていただきました。

木の神々の持つPOWERを感じます。杢(もく)とは、複雑な模様のある木材の「木目」のこと。こちらは玉杢が浮き上がったように見えることが特徴なんですって。かなりの樹齢の欅にしかできないもののようです。

ありがたやありがたや

ほい、これが朝日ウッドテックさんが木を輸入している国々。アメリカやカナダらへんがやっぱり多いんですね。社会で習いましたもんね。

そしてここに展示されているのが我が家のハードメイプルでできた突き板フローリング、「ライブナチュラル オリジナル(ピュアハード塗装)」です。これは朝日ウッドテックさんのHPを参照してもらったほうが選び甲斐があるかも。我が家の床は、ちょっとテカリがあって、手入れは拭き掃除だけでOKというものです。ワックスとか塗らなくて大丈夫ですよーという安心安全、そして安定のつよつよ素材です。

みなさん、自分の家の床を見ていたら、いろんな模様があることに気づきませんか? うちのハードメイプルこんな感じで色々な表情を見せてくれるんですけど、そこがやはり天然木の良さかなぁと個人的には思います。人工的ではなくて、自然に囲まれているような感じ。朝日ウッドテックさんではこんなふうにキャラクターって呼んでましたよ。いい感じ。それぞれどういう理由でできる模様なのかも、見る人が見ればもちろん、わかるんですって。奥深い!

というわけで次回はどんなふうに床材は作られていくのか見ていくぜい! と言っても工場のなかは企業秘密になっている場所も多くてあまり写真は撮れなかったんだ。一生懸命伝えるので、楽しい床材の世界、ぜひご覧くださいねー!

妻のあみいちゃんでした


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著者は、我らがあみいちゃん。タイトルはそのまま『ぜんぶ、無印良品で暮らしています。「無印良品の家」大使の住まいレポート』。2016年5月26日より、全国の書店およびAmazonなどのWEB書店で販売しています。

ぜんぶ、無印良品で暮らしています。

家も、家具も、ぜんぶ無印良品で生活したら、どんな毎日になるんだろう。
無印良品では三鷹に建てた「無印良品の家」に2年無料で住む人を募集。当選した住まいモニターの無印良品に囲まれた暮らしがここに実現しました。
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三鷹の家大使プロフィール

住まいレポートをするのは、57,884の住みたい宣言から選ばれた、2012年最も幸運なご夫婦。
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