一週間くらい前の朝、のっぴ(夫)が日課の植物の水やりをしていたら、突然バタバタと慌ただしくなりました。何事かと思ったら、ウッドデッキに怪我した鳩の赤ちゃんがいるとのこと。
露骨に糞があるから一部モザイクにしますね
羽の所を怪我していて、自力ではどうにも動けない様子。こういうのは親鳥のもとに帰してあげないとならないのですが、おそらく誰かが怪我したこの子を見つけて、うちのウッドデッキに置いてったようです。もちろん近くに巣も無ければ、周りに親鳥もいなし。放っておいたら死んでしまう状態です。
というわけで一旦保護
突然の事態にも慌てることなかれ。この子はうちに置いて行かれて本当にラッキーです。なぜなら、三鷹の家大使は、三鷹の家に住む前にも野生の雀を保護していたことがあるのだ!
ピーコという名でした
このすずめも足を怪我してる雛の状態で親元から離れてしまったので、自力では生きて行けず、私が母鳥のかわりにエサを与えていました。すごい気持ち悪い虫とかも買って与えてました…。この子は、最終的にわたしの不注意で死なせてしまったという、私の人生で間違いなく五本の指に入る悲しい思い出と共に、その命を全うしたのですが、名前を呼ぶと、猛烈にダッシュして手に乗ってきたりする様子は、本当に本当に可愛いらしかったです。ただやはり、自然の生き物に手を貸すのは、大変に難しいことなのだと学んだ出来事でもありました。
のっぴ(夫)と共に寝る雀
そんなわけで野生の鳥飼育キットがうちにはまるまる保管してあります。何回も捨てようと思いましたが、こんな日がいつか来るのではないかと思い、ベッドの下にいれておいて良かったです。私は幼い実子の世話もあるので、今回のメイン飼育員はのっぴ(夫)が請け負ってくれました。一時保護するといっても、野生動物の保護は実は法律でとても厳しく禁止されているので、念のため都の鳥獣保護係に連絡をしました。「飼育目的でなく、個人で勝手に傷の手当をし、野生に返すのは良いですよ」と、許可をいただきました。
9か月の娘もすごく気にして見ていました
エサを親からもらってる時期なので、最初は注射器のようなもので強制的にエサを食べさせていました。
エサを親鳥ヨロシク口に突っ込む
4、5日続けていると、カップの中のエサを自分でつつけるようになりました。それでもやはり、置いてあるだけのカップには口をつけず、顔に押し付けるような形でエサを持っていってあげないと食べないので、まだまだ親に貰ってる気分なのだなと思います。ちなみに、三時間おきくらいにエサを与えているため、のっぴは毎日鳩を持って出勤し、会社の駐輪場にこっそり鳩を隠し、エサを与えていたそうです。
結構がっつくようになってきました
怪我をしてるので、野鳥専門の動物病院にも行きました。どうやらカラスに突かれたようです。先生、そんなの見てわかるなんてすごいなあ~。お薬をもらいました。日に日に毛が生えそろってきて、なんだか元気になってきたような気がします。この子もまた、ピーコのように、ものすごくよく懐いてくれています…今度こそ野生に返せますように…。
首のあたりを触られると気持ち良いようです
ちなみに100円ショップのアイテムで簡易的に小屋をつくりました。うちのウッドデッキは猫の通り道になってるから、ちょっと怖いね。
こんな小屋
なーんて思ってたら、餌あげ時に思いっきり猫が鳩を狙ってました。めちゃめちゃ鳩の近くにいました。大声出してもいなくならないし、なんなら別の時間にまた違う猫見たし、最低でも二匹以上はうちの鳩を狙ってるようでした…可愛い顔して何するかわからなくてドキドキです。なので、二階のベランダに移しました。
避難
野生の生き物を飼うことのむずかしさは、ピーコの時に痛いほど感じましたので、今回も掲載するかどうかすごく迷いました。でも、三鷹の家の生活で起こっていることをありのまま伝えようと思ったので、今回思い切って掲載しました。また次回以降にも鳩のことはお伝えしたいと考えてます。そして良い結末を迎え、皆さんに報告できたらいいなと思ってます。
ちょっと顔汚れてるけど鳩ちゃんです
餌を突いて食べれるようになったので、あまり触らなくて済みそう…という点で鳩ちゃんはもう旦那の会社には出勤しておらず、我が家におり、私が餌をあげています。そんなこんなです。鳩にかまってると娘がこんなふうになっていました(外から見てましたが)。荒れています。
のあああああああ
というわけで家のことっていうより、完全に生活のことになってしまいましたが…来週こそは、家の幼児安全計画に取り掛かりたい。いや、ぼちぼちはじめてはいるんですが…大きいところが、のっぴ多忙につき進まない…すみませんえん!!!それではまた次回!
妻のあみいちゃんでした