藤沢の団地で過ごした二年間
2025年10月3日
こんにちは、藤沢の団地大使 nidonesのミオです。
やってきてしまいました、ついに最終回です…!
先日、最後のイベントとして「藤沢の団地」の見学会を開催しました。二年間のこだわりが詰まったお部屋を直接見ていただけて、身をもって実感してきた住み心地を自分の言葉でお伝えできて。私たちにとっても、とくべつな時間でした。
楽しそうにお部屋をみてくださる皆さんの姿が嬉しかったなあ。
それにしても二年って本当にあっという間だなーなんて思いながら写真フォルダを遡っていたら、楽しかった思い出が次々と出てきて。気づけば小一時間経っていました。
前回の記事ではお家のことをメインに綴ったので、最終回はずっと憧れだった湘南・藤沢での生活を、四季ごとに振り返ってみようかなと思います!
引っ越してきたのは10月の半ば。涼しい風が気持ちよくて、外に出るたび深呼吸したくなる季節でした。海の近くに住むのが初めてだった私たち。嬉しくて毎週末、海まで車を走らせていましたね〜。
時には海でリモートワーク。笑
友人が来てくれたときに連れて行くと、かならず喜ばれた辻堂海浜公園。テイクアウトしたハンバーガーを持ってピクニックをしたり、テントを張ってお昼寝したり、この公園にはたくさん楽しませてもらいました。
はじめの頃は容赦なく食べ物を狙ってくるトンビに怯んでいたけれど(ドーナツを丸々持って行かれたこともあった…)今じゃもう追い払う術をマスター!狙ってるのは気づいてるぞ、でも絶対に渡さないぞという強い意志を目に宿し、睨みをきかせること、これが大切です。
家の中だと、リビングの窓際に置いたソファが秋の私の定位置でした。日差しはぽかぽかあったかいのに、風はひんやりしていて、その感じがとても気持ちよくて。
ソファの横にスツールをセットして、本を読んだり仕事をしたり、朝ごはんもよくここで食べていたなあ。
冬はやっぱりクリスマス!一年の中でもいちばん好きなイベントなので、全力で飾りつけをして、ごちそうを作って、パーティーを楽しむ!これが我が家の恒例です。
一年目は私の妹も参加。プレゼント交換をしたり、毎年恒例のM-1をみたり。お菓子のおうちもつくりました。
昔から冬になると無性にお菓子作りをしたくなるんですよね。これもクリスマスのときめきパワーなのかもしれません。
MUJIのキッチンは作業スペースが広いので、材料やら調理器具やら色んなものが散らかりがちなお菓子作りでも、とても作業がしやすかった!
あとは、蒸籠ごはんにハマったり、編み物に没頭したり、春に向けて模様替えをしたり…
例年冬はの〜んびり冬眠をするように過ごしがちなわたしたちですが、良いお家で過ごしているとクリエイティブなアイデアがどんどん湧き出てくるんだなあと実感する、充実した冬ごもりでした。
近所の公園によくお花見へ行きました。桜のアーチがとっても綺麗なんです〜!歩いて行ける場所に素敵な公園がある環境は嬉しかったな。
束の間の過ごしやすい気候を楽しまねばと、ベランダを可愛くしてまったりベランピングをしたりも。
春は自然と花屋さんに足が赴くので、家の中もお花だらけ。お花の水換えからはじまる一日は、すこやかな感じがして好きです。
よく陽が入るので、お花が長持ちするし、植物もすくすく育つのが嬉しくて。ここに越してくるときは一つしかなかった観葉植物も、気づけば10以上!
水やり担当のユウさん
湘南の夏といえば、やっぱり海!ドライブ!鎌倉方面へ遊びに行ったり、反対方面の平塚や大磯の方まで足を伸ばしたりも。毎週のように海沿いの134号線を走ってました。
海の家もたくさん楽しんだ!
友人を呼んでのホームパーティーも夏が多かった気がします。少し海を眺めて浅瀬でちゃぷちゃぷ遊んだら、湘南の強すぎる日差しでゆでだこになる前にサクッと退散してお家へ向かうのが定番コース。
辻堂駅前にあるテラスモール(通称テラモ)はなんでも入っていて便利で、買い出しにぴったり。余談ですが… テラモには映画館も入っているので、夜思いつきでふらっとレイトショーを見に行くのも好きな時間だったな〜。
両サイドから使える広々キッチンも、丸くて大きなダイニングテーブルも、複数人で囲みやすくてみんなでわいわい料理や食事を楽しめる家でした。
準備しながらキッチンでそのまま飲み始めちゃうのも、このお家あるあるでしたね。笑
夏のもう一つの楽しみが、このマジックアワー!5階ということもあって広ーい空を存分に味わえるお部屋で。特に夏の夕暮れ時の空は本当に贅沢な景色だったなあ。
左端にひょっこり頭を出すのは富士山
空の写真がたくさん溜まりました
こうして振り返ってみると、一つ前に住んでいた都内のマンションよりも、ここでの生活は四季の流れがよりくっきりと鮮明に感じられたように思います。
それはすぐ触れられる距離に自然があるのもそうですし、湘南というスローでおおらかな空気が漂う土地だからこそ、焦らず流されず、しっかりと時間の流れを感じ取れたからだろうなあ。
「人生で一度は湘南に住んでみたい」という夢、藤沢の団地大使に選んでいただかなかったら叶わないままだったかもしれません。こんな貴重なご縁をくださったMUJI HOUSEさんには感謝の気持ちでいっぱいです(いつでも優しくて楽しいMUJI HOUSEスタッフの皆さん、大好きです!)
そして、二年間このコラムを読んでくださった皆さんにもありがとうの気持ちを伝えさせてください。
「暮らしのうらっかわ」というタイトルに込めた思いの通り、私にとってここはどこよりも肩肘張らずに日常を発信できる場所でした。ちょっとゆるすぎないか?という回も多々ありましたが…笑 この場所があったからこそ、普段だったら見過ごしてしまうような、なんてことのない日々にも目を向ける習慣ができていたように思います。
二年間本当にありがとうございました。
皆さん、どうぞお元気で!
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藤沢の団地大使 nidones
無印良品がリノベーションした築40年の団地で、2023年10月から2年間住まいモニターとして暮らしをレポートしていただく、藤沢の団地大使。
応募総数1,365組の中から選ばれた、ヴィンテージやアンティークなど「古くて良いもの」を愛するご夫婦です。二人なりの“豊かさ”を求め、日々暮らしを紡いでいきます。
団地大使 nidones
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