暮らしのうらっかわ。藤沢の団地大使の住まいレポート

暮らしのうらっかわ。藤沢の団地大使の住まいレポート

思い切った間取りで生まれる、新しい心地よさ

2025年7月25日 暮らし

思い切った間取りで生まれる、新しい心地よさ

 

 

こんにちは、藤沢の団地大使nidones(にどねす)のミオです。

毎日暑い日が続きますね…! 皆さん変わりなくお過ごしでしょうか?

先日MUJI HOUSEのYouTube撮影で、またまたとある素敵なお宅にお邪魔してきました。

 

今回訪れたのは築30年・約70平米の、ご夫婦二人でお住まいのお宅。最上階の角部屋で、風通しも日当たりも抜群!とても気持ちのいいお家です。

印象的だったのは、70平米の広さでありながらも「ワンルーム的な発想」でリノベされた間取り。もともと3LDKだったところを1LDKに変えています。

リノベーションをしたのはお子様が自立されて二人暮らしになってからのタイミングだったそうで、お二人だけで暮らすことを考えたときに、仕切るよりも繋がりのある空間づくりに重きを置いたとのこと。

壁や仕切りを最小限にすることで、どこにいても光や風を感じられる心地いい空間になったと仰っていました。

 

驚いたのは、ベッドスペースが玄関のすぐそばにあること。でも実際そこに立ってみると思ったよりも違和感がなくて、むしろ光がよく差し込み、気持ちのいい朝を迎えられそうだなあと感じました。

「玄関の近くで寝るって最初は抵抗があったけど、今ではここがいちばん落ち着くんです」と笑う奥様の言葉がとても印象的で。遮らないからこそ得られる広さや明るさってあるんだなあと、しみじみ。

固定観念に囚われないMUJIリノベの大らかさを感じます。

 

天井の配管はあえて「見せる」スタイル。開放感が出て、もともとの天井よりも高く感じるようになっています。
旦那様が「見えても意外と気にならないし、むしろ広く感じる」と仰っていたのがとても納得でした。

書斎は、やわらかく視線を遮る半透明の扉でゆるやかに仕切られていて、しっかり集中できるけれど閉塞感がないのが魅力的。

そして、なんといっても風の通りがすばらしい!

「冬はあたたかくて、夏は涼しいんですよ」とおふたり。エアコンの使用率もずいぶん減ったそうで、環境にもお財布にもやさしい暮らし方に。植物たちも気持ちよさそうに育っていて、「もう植木鉢を替えないといけないんです〜」なんてお話もされていました。

キッチンは、MUJI HOUSEらしいオープンで明るい雰囲気がとっても素敵で、ご夫婦がこのリノベを決意された理由のひとつでもあるそう。

「無駄がなくて、掃除もラク。使っていて気分がいいんです」と奥様。キッチンが好きな場所になっている様子が伝わってきました。


無印良品のファイルボックスで整理された引き出し内の収納もすっきり美しく、見ていて気持ちがよかったです。

ラタンバスケットには取っ手を取り付けるプチDIYをしていたりと、暮らしながらアップデートを重ねている様子もうかがえました。(これ、ぜひとも取り入れたい素敵アイデアですよね!)

全体として感じたのは、“子育ての時は区切る必要があった空間が、今は二人暮らしにちょうどいいひらけた家へと変化していった“ということ。思い切って壁をなくしたり、収納を見直したり、暮らしに合わせて整えていく過程がとても自然で、二人暮らしならではの心地よさにあふれていました。

きっとこれからも、季節や気分に合わせて、のびのびと進化していくんだろうな〜と思います。

 

今回も学びがたくさん詰まったルームツアーでした。動画ではより詳細にお届けしていますので、良かったらぜひチェックしてみてくださいね!

 

無印良品のリノベーション

藤沢の団地大使 nidones

無印良品がリノベーションした築40年の団地で、2023年10月から2年間住まいモニターとして暮らしをレポートしていただく、藤沢の団地大使。
応募総数1,365組の中から選ばれた、ヴィンテージやアンティークなど「古くて良いもの」を愛するご夫婦です。二人なりの“豊かさ”を求め、日々暮らしを紡いでいきます。
団地大使 nidones
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