案外かんたん!壁の補修にチャレンジしました
2025年6月13日
皆さんこんにちは。『藤沢の団地大使』のnidones(にどねす)です。
本日も妻のミオがお送りします。
先日、MUJI HOUSE主催のMUJI INFILL 0のオーナーさん向けイベントに私たちも参加させてもらいました。
今回のテーマは「壁の補修をしてみよう」
…と聞くとちょっと構えてしまうかもしれませんが、実際に参加してみたら思った以上に手軽で、なにより自分の家を自分で直すってすごく気持ちのいい体験だな〜と感じられた素敵なイベントでした。
まず最初は、家の中でよくある「うっかり擦り傷」や「ちょっとした汚れ」への対処法から。
我が家でも、鍵で玄関付近の壁をちょっと擦ってしまった傷や、洗濯機まわりにできたハンガーの跡、家具のネジが擦れた傷など… 気づかぬうちに細かい傷が増えてしまっています。
前提としてMUJI INFILL 0のおうちの壁や天井は、一般的な壁紙ではなく、艶のないマットな塗装仕上げ。これが本当に美しくて、光をふんわりと受け止めてくれるので、部屋全体がやさしく明るい雰囲気に。
コンクリートの壁もボードの面も同じ塗料で仕上げているので、素材に関係なく空間に統一感が出るのがポイントです。
今回はそんなMUJI INFILL 0の壁材を再現した板を使って、補修体験をしていきます!
実際に鍵を使ってキズをつけて…
マイクロファイバークロスでお掃除体験。
クロスを軽く濡らしてさっと拭くだけで…するっとキレイに!
「塗装の壁ってデリケートそうだな〜」と勝手に思っていたけど、実はこんなにお手軽にケアできるとは。
続いてマジックペンでの落書きシミュレーションも。お子さんがいらっしゃるお家はきっと遭遇しやすい汚れですよね。
水性なら先ほど同様マイクロファイバーでサッと落ちましたが、油性だとやっぱり少し残るので… 今度はメラミンスポンジの出番です。
ただし!ここで勢いよくゴシゴシしてしまうと、塗装まで削れてしまうので要注意…(←実際にやってしまった…)
でも大丈夫。これ、結構あるあるなようで、こんな時の塗装の補修方法もしっかり教えてもらいました。後ほど塗装のパートでご紹介しますね◎
続いては壁の凹みの補修方法を実践。模様替えで家具を移動するときや大きな荷物を移動するとき、うっかり壁にぶつけてしまった…なんてシーン、結構ありますよね。
今回のイベントは私たち以外にも4組のオーナーさんが参加されていたのですが、皆さん「うんうん…」「ああ〜…わかる」と深〜く頷いていらっしゃいました。やはりこれもあるあるなようです。
実際私たちも家にいくつか「やっちまった…」な跡があるので、これは気になるテーマでした。
スタッフさんの指導のもと、角材とハンマーで壁の凹みを再現してから補修スタート。
ユウさん、なかなか派手にやってくれました
使う道具は、紙やすり・パテ・ヘラ・ローラー・塗料。すべてホームセンターで揃うものだそうです。
まずは紙やすりで表面をなめらかにします。紙やすりは目の粗さごとに番号がふられていて、壁を補修するときの粗さは120番か240番がおすすめとのこと。
続いてヘラでパテを取り、凹み部分に塗っていきます。
ちなみに今回レクチャーしてくれたMUJIスタッフのトーリーさん&ザッキーさん曰く、数々のヘラを試した中でこれが一番扱いやすかったそう。
この時のポイントとして、ヘラを平らするとしっかりと奥まで塗り込むことができると教えていただきました。
一通り塗れたら、余分な部分をこそぎ落としていきます。今度はヘラが縦になるように動かすと上手くこそげるそう。
一通り凹みにパテが埋まったら、30分ほど乾かします。この日は時間短縮のためにドライヤーを使用。
乾いたことが確認できたら、ここで再度やすりが登場!
凹みの周りについてしまったパテを落としておかないと、このあと塗料を塗った時にボコボコとしてしまうので、なるべく表面が平らになるように軽ーく優しく擦ります。もしこの時点でまだ凹みが埋まっていないなという場合は、ここからもう一度パテを塗り込み、再度乾かします。
平らになっているかしっかりチェック
OKであれば、いよいよ仕上げの塗装へ!
こちらは実際にMUJI INFILL 0の物件で使用している塗料。おうちの引き渡しの際に皆さんいただけるものです。
塗料のつけすぎを防ぐために、一度何もついていないところでローラーについた塗料の量を調整します。しっかりならせたら、パテを塗ったところの上からコロコロ〜
ポイントは、塗る時は「横」ではなく「縦方向」にローラーを動かすこと。この方が自然な仕上がりになるのだそうです(写真だと横に見えてわかりにくくすみません…!)塗りたての時は少し色の差があるけれど、乾くと馴染むようです。
先ほどメラミンスポンジで擦りすぎて剥げてしまった部分も同じ要領でコロコロ。
完全に乾いてから再度見てみると… 目視ではほとんど分からないくらいまで綺麗に馴染みました!
指先のあたりが塗装をした所です
そしてイベント翌日、さっそく家でも実践!
この連なって空いてしまった大きめの穴を補修してみました(アートを飾るためのフックの取り付けに失敗した跡…)
教わった通りに、パテを塗り込み、塗料を塗ってみたら…
びっくりするくらいキレイに!
乾いた後に写真を撮ろうと思って壁に近づいたものの、どこを補修したのか自分でも見失ってしまったほどに自然。
近づいてもほとんど分かりません◎
これまでなら「まあ、仕方ないか…」で済ませていたような小さな不具合も、自分で直せるとやっぱり気持ちがいいですね。
自他共に認める面倒くさがりな私が躊躇わずサッと手をつけられたくらい、ホント手軽です。
今回イベントに参加してよかったなあと感じたポイントをまとめてみました!
補修をしたいと思っていたものの、いきなり家の壁でチャレンジするのはハードルが高かったし、上手くできる自信がなかったので、プロに教えてもらいながら練習できたのがよかったです。動画や説明を見て「なるほど」ではなく、実際に自分の手を動かしてみることで、「これならできそう!」という気持ちになれたのが大きな収穫でした。
イベントテーマに限らず、家のあれこれを気軽にプロに聞けるのも嬉しいポイント。
イベントの最後、質問&相談コーナーでキッチンやお風呂のコーキングのお手入れについて質問をされているオーナーさんがいらっしゃったのですが、実際に住み始めたあとって、気になることが出てきても「まあいいか〜」で済ませてしまう些細なことが結構多いと思うんです。なのでこういった直接相談ができる機会はなかなか貴重なのでは?と思いました。
スタッフさんが皆さんとても丁寧でなんでも相談しやすい雰囲気なのはもちろんのこと、オーナーさん同士でも情報をシェアしあったりなど、和気あいあいとしたMUJIらしいあったかい空気感でほっこり☺︎
「うちもそこが気になってて〜」みたいな話ができるのって、ちょっと安心感もありますよね。
家作りというのは完成したらそこで終わりではなく、その後も続いていくもの。家に目を向けて、手をかけることで、愛着はいっそう増してゆきます。ただただ住むだけでなく、自分の手で家を育てていくような感覚を味わえたのがとってもよかったです。
今後もいろんなテーマでイベントを開催されるみたいですよ〜!
MUJI INFILL 0といえば収納の自由度の高さも魅力なので「暮らしに合わせた収納づくり」の会なんかがあったら参加してみたいな〜なんて思っています。
MUJI HOUSEさん、ぜひご検討のほどよろしくお願いします♩笑
藤沢の団地大使 nidones
無印良品がリノベーションした築40年の団地で、2023年10月から2年間住まいモニターとして暮らしをレポートしていただく、藤沢の団地大使。
応募総数1,365組の中から選ばれた、ヴィンテージやアンティークなど「古くて良いもの」を愛するご夫婦です。二人なりの“豊かさ”を求め、日々暮らしを紡いでいきます。
団地大使 nidones
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