「団地に引っ越しました」くらしのコツ日記

「団地に引っ越しました」くらしのコツ日記

ありがとう<ゆり北編>

2021年 7月 29日

ありがとう<ゆり北編>

早いもので、ゆりの木通り北団地での暮らしも1年が経ちます。
地域の魅力シェア暮らしの様子をお届けしてきたわたしたち。
今回は1年間のまとめとして、お互いの気持ちや出来事を振り返ります。

■おふたりさまのシェア暮らし

—シェア暮らしへの憧れと一緒に暮らす相手

はづきち:
一人暮らしへの憧れはあってもきっかけがなく、もしかしたらこのままずっと実家暮らしかな、なんて思っていました。
家族との会話で、いつか家を出ることになったらたくさんの人たちが集まる団地暮らしをしてみたいな、と話していた数年前。
こんな機会に恵まれるなんて思ってもいませんでした。

同じ職場の人と一緒に暮らすなんて想像できないけど、楽しそう!

職場で仕事中にもんちを見るとなんだかソワソワ、不思議な気持ちに。
学校で兄妹に遭遇したときのような、なんとも言えない感覚に慣れるまで少し時間がかかりました。

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もんち:
好きな漫画の影響で、同性でシェア暮らしをするのがずっと憧れでした。

住むと決まったときには、お揃いのグラスを買い、とてもウキウキした気持ちでした。
一人っ子のわたしは、お姉さんが欲しかったこともあり、憧れていた先輩と住みたいと思っていました。
年が近過ぎず、親ともまた違った距離感がとても心地良かったです。
お互いに良い意味で干渉せず、自分のペースで過ごすことができました。
お家で気負いすぎると疲れてしまいますよね。

—シェア暮らしでのエピソード

はづきち:
虫が苦手なわたしは、緑豊かなゆりの木通り北団地のセミの多さに驚愕しました。
真夏のある夜、どうしてもセミが怖くて玄関まで辿り着けず、もんちを呼び出し誘導してもらうという。。あのときは本当にありがとうございました。

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もんち:
8月某日…はづきちの誕生日。
0時になったタイミングでプレゼントを渡すと… 自分の誕生日を忘れていたようでした。

後日、誕生日といえばホールのケーキと思い、買ってきたもんち。
普段は誕生日でもホールのケーキを買わないはづきちは、嬉しい!と喜んでくれました。
ケーキの上のチョコレートはもったいないといって、1年経った今も食べずに保管中…。

いつもの実家とは違うシェア暮らし。
家族がいない誕生日でも、少しは誕生日らしいお祝いができたかな。
ふたり暮らしならではの楽しい出来事でした。

—シェア暮らしで学んだこと(ポイント)

はづきち:
マイペースなわたしは、一人暮らしだったらきっとだらけて、ぐうたらしていたと思います。
ふたり暮らしだからこそ、どこかしっかりしないと! といい意味で他人の目を気にしていました。
そのおかげで、掃除も苦ではなくなったり、共有部分は常に整っていたと思います。
綺麗な部屋で暮らすことの気持ちよさも学びました(なんていったら、大袈裟でしょうか)。

ルールを決めすぎなかったのもストレスなく暮らせたポイントです。

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例えば、食事について。
一緒に同じものを食べたり、ふたり分つくる、休日につくり置きをする、などもシェア暮らしの醍醐味かなと思いますが、わたしたちはあえて別々にすることでお互い気を遣わず、ゆるやかに。

ふたりの休みが合う日は、近所のごはん屋さんで食べたり、テイクアウトすることも多かったです。

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料理に慣れてきたもんちがパン作りにチャレンジして、おすそ分けしてもらうことも。
美味しくいただきました。

他にも、相手を気遣うことも重要です。

同じ職場なので、相手の生活リズムがよめます。
今週は忙しそうだな、帰りが遅くなりそうだなとか。
帰宅してから仕事の話をしちゃうことも多かったけれど、頭がリセットできたり、職場での面白エピソードなんかは家族より共感しあえるので、ついつい夜更かししてしまうこともありました。

もんち:
もともと違う家庭で育っていますし、掃除の仕方一つでも、それぞれやり方が違うなんてこともありました。
一緒に生活するなかで、気になったことはお互いにきちんと伝えること。
相手が嫌と感じたことは謝って、自分は次からはこうしたいと意思疎通をすることも大事だと学びました。

ふたりとも初めて家を出て、なにより家族のありがたみを心底感じました。
洗濯、掃除、食事、ほとんどを当たり前のようにやってもらっていたこと、
いつもありがとうって伝えられなかったなって… 反省。

はづきちは、シェア暮らしを始めてすぐに体調を崩したことがありました。
連日「大丈夫か?迎えに行こうか?」と父からの電話が。
わたし、いい大人なんだけどな… と思いながらも嬉しかったです。

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はづきちと一緒に越してきたウンベラータ。
日当たりのよいお部屋でぐんぐん育ってくれました。

■団地っていいな

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はづきち:
実家はマンション暮らしです。
マンションの夏祭りや、年末の餅つきなどイベントごとは参加する専門でした。
どれも楽しい思い出に残っています。
ゆりの木通り北団地に引っ越してきて、団地や地域のイベントに参加させてもらい、幅広い世代の方が楽しむ姿を見て、うれしい気持ちになりました。
玄関を開けたらすぐそばでイベントをやっている。そんな団地暮らしは楽しいです。

もんち:
ゆりの木通り北団地の住民として、自治会の一員として、夜間パトロールや商店街のイベントに参加してきました。
イベントでは豚汁をつくって販売したり、団地ならではの経験がたくさん出来ました。

そして、実はもんちは実家も団地なんです。

ゆりの木通り北団地には商店街がありますが、実家の団地にはテニスコートがあるんですよ。
団地によってさまざまな魅力があります。

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団地でのシェア暮らしを始めて一年。
はづきちは引き続き住むことに、もんちは実家に戻ることになりました。

自治会の皆さん、地域に住むミュージシャン、地域活動ボランティアの皆さんなど、赤塚には地域を盛り上げたいという方がたくさんいらっしゃいます。

そんな素敵な人たちとの出会いがたくさんある街。
たまには『ただいま』と帰ってきたい第二の故郷です

ということで、
はづきちともんち『おふたりさまのシェア暮らし』ブログは今回で幕を閉じます。

最後に、はじめて撮影した大きな木の前で
もう一度記念撮影。

改めてよく見ると…
なんと!ゆりの木でした。

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こんなに楽しい機会をいただき、たくさんの方々にサポートをしていただきながら、これまで続けることができました。

新しいことにチャレンジできたこの期間は、わたしたちの忘れられない1年になりました。

このブログを読んで、少しでも団地暮らし、シェア暮らし、そしていま暮らしている地域のことに興味を持ってくださるきっかけになったらうれしいです。

1年間読んでいただき、ありがとうございました!

このブログについて

東京都板橋区
緑が溢れる光が丘公園の北側に、URゆりの木通り北団地はあります。
築37年。たくさんの人々が暮らしてきた歴史ある団地で、ひとり暮らし初心者マーク卒業のはづきちのもとに、新しいメンバーが加わり、セカンドシーズンがはじまります。

団地での暮らしって?
ご近所づきあいって?
共同生活って?
というさまざまな疑問に飛び込みながら、「つながる」をテーマに「団地っていいな」をお届けします。

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