団地の商店街暮らし、はじめました

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中宮第3団地で広場イベント

2025年 7月 29日

中宮第3団地で広場イベント

こんにちは。花見川団地商店街暮らしレポーターのトーリーです。
6月14日に花見川団地の新しくできた交流拠点で地域の交流会のタウンミーティングが行われました。団地内外の方々が50名ほど集まって花見川団地自慢や花見川団地でやりたいことを話しています。


改めてじっくりご報告します。
そして今回は花見川団地を離れて大阪府枚方市にある中宮第3団地にやってきました。こちらの団地も花見川団地と同じ「団地まるごとリノベーションプロジェクト」の取り組みを行っている団地です。

まず中宮第3団地とは?という紹介は、以前、別の記事で紹介したのでそちらをご覧ください。
記事の内容がこちら。



  こんにちは、花見川団地の住まいモニターのトーリーです。
住まいのある花見川団地を離れて大阪府枚方市にある中宮第3団地にやってきました。

最寄駅の京阪電車の御殿山駅から徒歩10分程度、枚方市駅からバスで20〜30分ほどです。枚方市駅前には「枚方T-SITE」や「イズミヤ」などの大型のショッピングセンターがあります。さらに駅降りたらすぐに「無印良品 京阪ひらかた」があり、駅コンコースと店舗を良品計画がトータルデザインした木目調の空間となっています。さらにURさんのHPを覗くと団地周辺には病院や子育て世帯に充実した施設などが揃っているそうです。


そしてこの中宮第3団地で関西初の取り組みとなる「団地まるごとリノベーションプロジェクト」が 2023年2月から始まっています。
千葉県の花見川団地、神奈川県の港南台かもめ団地に続き、同時期にスタートした泉北茶山台2丁団地と合わせて第三弾です。

中宮第3団地の「団地まるごとリノベーションプロジェクト」では団地内にある屋外共用部分の広場をリノベーションしていきます。この団地の特徴は広場にプール跡地があること。団地にお住まいの方のお話によると、昔はプールに水をはってこどもたちが遊んでいたとか。今ではプールとしては使っていませんが、地域の人たちがここでちょっと一息をついたり、プールの周りの花壇に花を植えたりと広場を拠点に様々な活動が行われています。

そんな広場を今まで利用している方はもちろん、今まで広場を利用したことがなかった方にも 「利用してみたい」と思ってもらえる広場を目指して活動をしています。その名も「〜となりのひろばを使ってみよう〜」。

団地内の集会所や屋外広場を活用して多世代の方に向けてイベントが行われています。ものづくりワークショップや飲食販売、炊き出しなど。
2023年の3月、7月、10月、2024年2月と4回のイベントを開催し、広場や集会所の新しい使い方の検証をおこなっています。今回は今年の5月のイベントをピックアップしてご紹介していきます。



以前レポートを書いたのがもう2年ほど前になりました。月日が経つのは早いですね。
最近では枚方市駅の周辺に「枚方モール」もできてさらに賑わっているようです。

それでは、先月おこなわれた5月のイベントを紹介していきます。

5月31日(土)開催。「となりのひろばを使ってみよう」
\本の交換会やキッチンカーも!春の広場を満喫しよう!/


中宮第3団地の広場が、普段の広場とは違いちょっと特別な空間になりました。大人の方にはハンドドリップコーヒーの販売を。こどもたちには、大人気の三角パズルや2,000個の積み木を用意して自由に遊べる空間に。さらに、今回広場にリサイクル絵本を販売する「ブックカー」も登場しました。

こだわりのコーヒーを飲んでみよう
SPRINGひらかた珈琲倶楽部のコーヒー販売



枚方市を拠点に活動する「SPRINGひらかた珈琲倶楽部」のみなさんです。
地域に密着したコーヒー提供活動などを展開することで、いきいきと過ごせるやさしいまちづくりに貢献し、高齢者の介護予防に役立つことを目指しています。地域包括支援センターなど地域の方と連携しながら、イベントなどでコーヒー提供・研修活動を展開中。


65歳以上が入ることができるという取り組みですが、ファンがとても多くてLINEの登録者は200名以上もいます。
「65歳以上になったからやっと倶楽部に入れるんだ」と言っていた方もいるぐらいの人気っぷり。
プロからコーヒーのドリップ講座を受けて美味しいコーヒーを作ることができるみなさんは、コーヒーの知識も豊富でドリップしている間にコーヒーにまつわる面白い話を聞くことができます。

ちなみにこの屋台はミトーリ工房で作りました。花見川団地(千葉)の工房で作って大阪に運ぶことを考えてつくったため、とてもコンパクトになっています。

無印良品のワークショップ
ジュートマイバッグに自由に絵を描こう


無印良品 四條畷からワークショップのコンテンツです。
ジュートバッグに思い思いの絵を書き自分だけのオリジナルのバッグを作れます。
ジュートバッグは刺繍をしたりシルクスクリーンプリントで色付けをしたり色々なアレンジ方法がありますが、こども達に人気なのはこのように直接絵を描くワークショップです。
こどもたちも真剣な表情でデザイン中。ちなみに大人も真剣にデザインしています。

リサイクル絵本の販売
えほんのお部屋ひまわり畑ブックカーが登場


今回初めて来ていただいたブックカー「えほんのお部屋ひまわり畑」さんです。
以前からイベント時に広場に本を置いているとコーヒーを飲みながら本を読む方が多くとても相性がいいというのがわかりました。そこで今回ブックカーに来ていただき絵本を実際に読んで購入もできるようにしました。

こどもに本を読んであげてとても喜んで聞いている様子。

 

キッチンカー もっちあげパン堂


団地にキッチンカーが来るって良いですよね。キッチンカーも大人気です!シナモンやきな粉をたっぷりの揚げパンで、いつもと違うものを食べることで、少し特別な気分になります。この日も全て売り切れたそうです。

積み木で遊ぼう


広場のプール跡地に人工芝を敷いてソファを置いてみたり、まわりに木で作った「どこでもベンチ」を置くだけで、ちょっとした遊び空間、くつろぐことが出来る場所になっています。


同じ大きさの積み木を2,000個用意して積んで遊ぶだけですが、これが不思議と夢中になってしまいます。こどもから大人まで真剣に積んでいる様子です。この積み木はホームセンターに売っている合板を細かく切って作っているので木の素材を感じてもらえるのと、コストがそこまでかからないのでたくさん用意して自由に思いっきり使って遊べるようにしました。この積み木を広場に持ってきてからこども達の姿が増えた気がします。

以上です。いかがだったでしょうか?いろいろな団地で行っている「団地まるごとリノベーションプロジェクト」ですが、団地やリノベーション対象が違うと取り組んでいる内容も違ってきます。2年以上にわたって取り組んできた活動もついに11月で完成を迎える予定です。広場がどんなふうに生まれ変わるのか?ぜひお楽しみに。


出張先からのトーリーでした。

このブログについて

千葉県千葉市花見川区に、昭和43年にできたUR花見川団地
マンモス団地と呼ばれる、約5,700戸もある団地住人の生活のを支えているのが、花見川団地商店街。

その商店街に住みながら、新たな自由な暮らし方を発見する「団地の商店街暮らし」のレポートがはじまります。

いままでは商いが中心だった団地商店街で、どんな暮らし方ができるでしょうか。

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