団地の商店街暮らし、はじめました

団地の商店街暮らし、はじめました

港南台かもめ団地の集会所

2025年 9月 30日

港南台かもめ団地の集会所

こんにちは。花見川商店街暮らしレポーターのトーリーです。

今回は花見川団地を離れて神奈川県横浜市にある港南台かもめ団地にやってきました。
こちらの団地も花見川団地と同じ「団地まるごとリノベーション」の取り組みをしている団地です。

港南台かもめ団地を以前、別の記事で紹介したのでそちらをご覧ください。
記事の内容がこちら。



駅はJR根岸線の港南台駅、駅近くには大型店舗が複数あり、港南台駅を囲むように40年以上前に作られた団地が数多くあります。

めじろ団地、ちどり団地、かもめ団地、つぐみ団地、ひばり団地、こまどり団地、うぐいす団地、せきれい団地、おおるり団地、ひよどり団地、などなど。
団地の名前に共通点があることにお気づきでしょうか?これらはすべて鳥の名前ですね。そんな鳥の名前がついているのが港南台の団地の特長です。しかも先ほど紹介した駅前の大型店舗の名前も「バーズ(BIRDS)」なので鳥です。ちなみに私の名前もトーリー。鳥つながりでなんか勝手に親近感あります。

『港南台かもめ団地』は駅から歩いて15分ほど。昭和50年に建設された約1500戸の団地です。16棟の団地があり、高層棟が目立つ団地です。屋外は緑豊かな大きな広場があり、きのこプールと呼ばれる徒渉池やテニスコート、そして団地の中心には集会所があります。

『港南台かもめ団地』では、そんな魅力のある団地をさらによくする新しい活動を取り入れるため、共用部の改修とコミュニティ形成支援の取組みをおこなう「団地まるごとリノベーション」が今年から始まりました。

共用部の改修は団地の中心にある集会所をリノベーションします。
現在、集会所では自治会の方々や地域の活動がおこなわれており、団地のコミュニティの場所として使われています。

「MUJI HOUSE」のHP、「住まいのかたち」より抜粋(一部修正)



この記事を書いたのが2023年ですが、港南台かもめ団地は、MUJI HOUSEとしては、2022年から活動を始めているので、今年で3年となりました。

以前の記事にも記載していますが、港南台かもめ団地のリノベーションの対象は集会所で、去年の10月に2年の活動や構想を経て、ついに集会所が生まれ変わりました。

新しくなった集会所

集会所入口の様子。

入口入ってすぐの「ラウンジ」、無料で使えるスペース。

予約して使える「シェアキッチン」。

机が並ぶ集会室。

小さいお子さまと一緒に使いやすい和室。

天然芝とベンチを設置してゆったり過ごせる場所に

花見川団地の商店街にも設置している「つながるベンチ」

かもめクラブのはじまり

築50年以上の港南台かもめ団地の集会所はリノベーションを経て、落ち着いた雰囲気でおしゃれさも漂う空間へ生まれ変わりました。リノベーションを行い「きれいになった」だけではなく、人が自然に集まりたくなる場所になっています。
そんな中で誕生した活動が「かもめクラブ」です。
団地にお住まいの方や団地周辺にお住いの方がご自身の趣味や得意なこと、好きなことを活かしてメンバーを集め、誰でも気軽に活動できるクラブがいくつかできました。

活動の一部をご紹介します。

「オンライン体操」
みんなと一緒に体を動かすことで、不思議と元気が湧いてきます。運動不足が気になっていた方も「これなら続けられる」と大好評。

「かもめヨガ」
呼吸を整えながら心身をリフレッシュ。毎回定員いっぱいの大人気のクラブ。終了後は心も体もすっきり。

「読書会」
お気に入りの一冊を持ち寄っておすすめを語り合うひととき。自分では普段手にとらない本もおすすめを聞くと新たな本に出会えるきっかけに。本棚のPOP作りも楽しみのひとつ。

「俳句部」
みんなでお茶会をしながら季節の風景を五七五で考える、ゆったりとした楽しい時間です。

「テニスクラブ」
テニスクラブはクラブの中でも老若男女の人が集まっているクラブです。団地内にあるテニスコートで汗を流しながら楽しみます。途中で行われるコーヒータイムも世間話を楽しむひとときとなっています。

かもめクラブの活動を通じて、これまで話したことのなかった住民同士が顔見知りになり、集会所でおしゃべりする姿が増えてきました。
「ここに来ると元気をもらえる」「いろいろな世代の方と話せるのが楽しい」そんな声が集まるようになり、集会所が「地域のリビング」のような存在になりつつあります。
これからも「かもめクラブ」をきっかけに、いろいろな方と顔を合わせてつながって行くことで、日常がちょっと楽しくなるといいなと思います。

次回も港南台かもめ団地の活動を紹介したいと思います。

トーリーでした。

このブログについて

千葉県千葉市花見川区に、昭和43年にできたUR花見川団地
マンモス団地と呼ばれる、約5,700戸もある団地住人の生活のを支えているのが、花見川団地商店街。

その商店街に住みながら、新たな自由な暮らし方を発見する「団地の商店街暮らし」のレポートがはじまります。

いままでは商いが中心だった団地商店街で、どんな暮らし方ができるでしょうか。

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