「MUJI×UR団地まるごとリノベーション」による商店街のリノベーション工事が完成して約1年、これまで商店街の南側を中心にコミュニティ活動を行ってきましたが、この度、商店街の北側のコミュニティ活動の拠点となるべく、コミュニティカフェが完成しました。
無印良品の施設運営の元、パートナーである「ROUTEMAP COFFEE ROASTERS & Books」がカフェを運営します。今回はそのカフェの設計を手掛けたMUJI HOUSEより空間デザイン、ディティールに至るまでご紹介したいと思います。
場所は商店街の北側、無印良品の出張販売の隣に2店舗が新たにオープンとなり、中央にコミュニティカフェが完成しました。左から、無印良品の出張販売店、コミュニティカフェ(ROUTEMAP COFFEE ROASTERS & Books)、コミュニティサークル(多目的スペース)です。
店内は、間口いっぱいの大きな窓ガラスのファサードから明るい外光が入ります。
厨房サッシ側は、焙煎機が置けるスペースになっていて、将来的には焙煎機を使ったコミュニティも生まれそうです。
カウンターの天板は、国産の杉材の小径木を活用した「中空パネル」という木材を使っています。木口面に中空の穴が見えるのが特徴です。自然の風合いを生かしたクリアー塗装を施しました。
コンクリート素地の壁には昔の店舗を施工した際の墨出しの跡も残っていいて、代々、テナントが受け継いできたレガシーとして、そのまま残しました。
厨房と反対側のコンクリート素地の壁の前に、無印良品のユニットシェルフを壁一面に並べました。ここは4000冊分の本を並べることが出来、好きな本を選んでカフェで過ごすことができます。
こだわりの照明は、まずペンダントにMUJI×UR団地リノベーションプロジェクトで開発された「可変性のある照明」を採用しました。手元に引き紐があるのが特徴です。
厨房ブラケット照明は、露出配管にシンプルなボール球を取り付けました。
MUJI×URの住戸でも採用しています。
最後にカンター上のライン照明は、通常間接照明などで使われるLED直管型の照明を採用しました。工業的な飾らないデザインで、ワイヤーで吊ることで店舗空間全体の中でアクセントになっています。
カウンターの腰壁はラーチ合板に、上を白塗装、足元をラーチ合板素地のバイカラーに仕上げました。足元は靴が当たって汚れてしまいますからね。ハイスツールは無印良品の店舗でも使われているオーク材のハイスツールを採用しています。
いかがでしたでしょうか。
ぜひ、2025年4月3日以降にゆっくりコーヒーを飲みにでも来てくださいね。
オープン日は、Instagramチェックしてみてください!
お待ちしております。